毎日同じ「色」の野菜だと効果が下がる
疲れたときにいい食べ物といえば、ニンニクが代表格になるでしょう。
ニンニクには糖分を食べたときに起こる腸内の炎症を抑える「抗炎症効果」という働きがあり、通常、これは“ホルモンタンク”が使われるプロセスですから、ニンニクが炎症抑制を肩代わりしてくれるぶん、“ホルモンタンク”は疲労回復に専念できるわけです。
つまりニンニクは抗ストレスホルモンの浪費を防ぐ野菜なのです。
そして、同じ効果を発揮するものには、ショウガやシナモンがあります。
それにカレーに使うターメリックなどがあります。
ただ、野菜に含まれるビタミンやミネラルには、ホルモン自体を生成する働きがあります。
したがって野菜というのは、全般的に「疲れ」には効く。
しかし、同じ抗酸化物質を食べ続けていると、効果はだんだんと落ちてしまう欠点があります。
だからおススメしているのは、「レインボーダイエット」というもの。
あたかも虹のように、毎日色の違う野菜に切り替えて食べていくわけです。
2日目…橙色のニンジン(ベータカロテン)
3日目…白いタマネギ(ケルセチン)やダイコン(イソチオアセネート)
4日目…緑のブロッコリー(スルフォラファン)
5日目…赤いトマト(リコピン)
こんなふうに毎日、違う色の野菜を重点的に食べていくのが、「レインボーダイエット」です。
色ごとの野菜の効果を簡単に説明すると、白い果物と野菜(主にリンゴと洋ナシ)は脳卒中のリスクを下げると、2011年、オランダのワーニンゲン大学は報告をしています。
また、2013年、イギリスのイースト・アングリア大学が、405人を対象に彼らの健康について、18年間追跡調査を行った結果、アントシアニン(植物の紫色の成分)で心筋梗塞リスクが68パーセントにまで減ることがわかったのです。
ただし、トマトやニンジン、あるいは芋類やレンコンなどの根菜は、糖分も多い野菜ですから、食べ過ぎないように注意することも必要です。
※抗ストレスホルモン(コルチゾール)は、「副腎」という器官から血管を通し、体中に運ばれていきます。
抗ストレスホルモンの貯蔵場所、ここでは“ホルモンタンク“と呼んでいる場所も、その副腎を指しています。
「最高の疲労回復法 より」
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からだが疲れやすいのは、エネルギー不足のこともあり、からだにたまった老廃物がうまく代謝されないためでもあります。
ビタミンB1はエネルギーの供給だけでなく、老廃物の代謝にもかかわっています。
B1だけではありません。
いわば元気の素です。
B群は協力しあっていますから、どれが欠けても疲れやすくなります。
したがっていっしょにとるのが効果的です。
脳を酷使するときにも、たくさんのビタミンB群が消費されています。
B群は脳の働きに重要な役割を担っているのです。
糖質を分解するB1が不足すると、脳のエネルギーが不足し、とたんに頭が回らない状態になります。
また、脳の神経伝達物質の合成すべての段階に関わっています。
ビタミンB12は、脳細胞のタンパクと核酸(DNA)の生合成を司っています。
新しい核酸、タンパク質が生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わります。
その結果若さにもつながると考えられます。
ビタミンB12について?
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