毎日同じ「色」の野菜だと効果が下がる

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毎日同じ「色」の野菜だと効果が下がる 
 
疲れたときにいい食べ物といえば、ニンニクが代表格になるでしょう。
 
ニンニクには糖分を食べたときに起こる腸内の炎症を抑える「抗炎症効果」という働きがあり、通常、これは“ホルモンタンク”が使われるプロセスですから、ニンニクが炎症抑制を肩代わりしてくれるぶん、“ホルモンタンク”は疲労回復に専念できるわけです
 
つまりニンニクは抗ストレスホルモンの浪費を防ぐ野菜なのです。
 
そして、同じ効果を発揮するものには、ショウガやシナモンがあります。
 
それにカレーに使うーメリックなどがあります。
 
ただ、野菜に含まれるビタミンやミネラルには、ホルモン自体を生成する働きがあります。
 
また、ビタミンやミネラルのような抗酸化物質には、カカオのように「BDNF(疲労回復に関わるタンパク質)」を生成する効果もあるのです
 
したがって野菜というのは、全般的に「疲れ」には効く。
 
しかし、同じ抗酸化物質を食べ続けていると、効果はだんだんと落ちてしまう欠点があります。
 
2017年、韓国のソウル大学校医科大学は、さまざまな野菜を食べると直腸癌のリスクが減ったと報告しています。
 
だからおススメしているのは、「レインボーダイエット」というもの。
 
あたかも虹のように、毎日色の違う野菜に切り替えて食べていくわけです。
 
2日目…橙色のニンジン(ベータカロテン)
3日目…白いタマネギ(ケルセチン)やダイコン(イソチオアセネート)
4日目…緑のブロッコリー(スルフォラファン)
5日目…赤いトマト(リコピン)
 
こんなふうに毎日、違う色の野菜を重点的に食べていくのが、「レインボーダイエット」です。
 
色ごとの野菜の効果を簡単に説明すると、白い果物と野菜(主にリンゴと洋ナシ)は脳卒中のリスクを下げると、2011年、オランダのワーニンゲン大学は報告をしています。
 
また、2013年、イギリスのイースト・アングリア大学が、405人を対象に彼らの健康について、18年間追跡調査を行った結果、アントシアニン(植物の紫色の成分)で心筋梗塞リスクが68パーセントにまで減ることがわかったのです。
 
ただし、トマトやニンジン、あるいは芋類やレンコンなどの根菜は、糖分も多い野菜ですから、食べ過ぎないように注意することも必要です。
 
※抗ストレスホルモン(コルチゾール)は、「副腎」という器官から血管を通し、体中に運ばれていきます。
抗ストレスホルモンの貯蔵場所、ここでは“ホルモンタンク“と呼んでいる場所も、その副腎を指しています。
「最高の疲労回復法 より」
 
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からだが疲れやすいのは、エネルギー不足のこともあり、からだにたまった老廃物がうまく代謝されないためでもあります。
ビタミンB1はエネルギーの供給だけでなく、老廃物の代謝にもかかわっています。
 
1だけではありません。
2、ナイアシンなどのほとんどのビタミンB群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。
いわば元気の素です。
B群は協力しあっていますから、どれが欠けても疲れやすくなります。
したがっていっしょにとるのが効果的です。
 
脳を酷使するときにも、たくさんのビタミンB群が消費されています。
B群は脳の働きに重要な役割を担っているのです。
糖質を分解するB1が不足すると、脳のエネルギーが不足し、とたんに頭が回らない状態になります。
また、脳の神経伝達物質の合成すべての段階に関わっています。
神経の働きを整えたり、傷んだ神経を補修したり、タンパク質をドーパミンセロトニンといった神経伝達物質に作り替えるなど、「脳力向上」のためにもB群は欠かすことができないのです。
 
また、アルツハイマー認知症の患者の脳脊髄中にはビタミンB12が少ないことが確認されています。
ビタミンB12は、脳細胞のタンパクと核酸(DNA)の生合成を司っています。
新しい核酸、タンパク質が生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わります。
その結果若さにもつながると考えられます。
ビタミンB12や葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることもわかっています。
 
ビタミンB12について?
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