疲れは、肥満の原因になる!?

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疲れは、肥満の原因になる!? 
 
「疲れている人ほど、太りやすくなる」
こう聞くと、「逆では……?」と感じる人もいるでしょう。
確かに“ホルモンタンク”の消費によって起こる副腎疲労の症状の1つに、「食欲がなくなる」というものはあります。
また、ストレスによって胃や腸に何らかの異常が起これば、食事を満足にとれなくなり、次第にやせ衰えていくことになります。
けれども疲労が蓄積した人に、肥満の傾向が見られる人は非常の多いのです。
太ってしまうのは、副腎疲労によって代謝が落ちることも原因にあります。
しかし、それ以上に多いのは、疲労によって糖質がほしくなり、つい食べすぎてしまうこと。
これが、いわゆる「ストレス太り」の一つの原因です。
疲れて糖質を食べたくなるのは、栄養が足りないわけでも、お腹が空くからでもありません。
ベータエンドルフィンが分泌されることで、脳が手っ取り早い幸福感を求めることが根本的な原因です。
つまり、ストレスがかかっている状態というのは、脳の中が慢性的に幸せでない状態なのです。
だから脳はしきりに幸せを求めて、甘いものを欲しがってしまう。
 結果、カロリー過多になって、人はどんどん太っていきます。
やせるためには、この糖質を制限しなければなりません。
 
しかし、副腎疲労がひどくなっている人は、脳がほとんどガス欠の状態ですから、糖や炭水化物を取らないと、倒れこんでしまうようなギリギリの状態にあるのです。
タンパク質や油分で代用できればいいのですが、これはエネルギー変換されるのに時間がかかります。
すると疲労を抱えている人は、ダイエットをしようとしても、ほぼうまくいきません。
皆、そうしてダイエットを挫折すると、「精神力が足りない」「自分には無理なのかな」と言うのですが、これは仕方がないことなのです。
人間の根本的な生存欲求が糖質を求めている以上、どんなにストイックな人でも、それに抗うことはできません。
しかし黙って太っていくのは見た目にも悪いし、成人病のような他の病気も招く。
ですからまずは疲労を取り除き、食習慣を変えることです。
そうすればダイエットだって、うまくいくようになります。
 
※抗ストレスホルモン(コルチゾール)は、「副腎」という器官から血管を通し、体中に運ばれていきます。
抗ストレスホルモンの貯蔵場所、ここでは“ホルモンタンク“と呼んでいる場所も、その副腎を指しています。
「最高の疲労回復法 より」
 
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血管力を高める食事は、炭水化物(糖)、塩分を少なめに、HDLコレステロール値を上げる食材を選ぶのが基本です。
これに外せないものが、たんぱく質を十分に摂る食事を心がけることです。
 
血管はアミノ酸たんぱく質コレステロールなどの脂質によってつくられます。
アミノ酸は普通の食事をしていれば十分にとれるので、動物性たんぱく質を意識しましょう。
たんぱく質はとくに血管中膜の結合を強くします。
動脈壁そのものを強くするので、脳出血などを防ぎます。
 
各栄養素にはそれぞれ役割があり、互いに作用し合って初めて「栄養」として働きます。
多種類の栄養素が機能を発揮し、効率よく利用されるしくみがヒトの体には整っています。
たとえば、糖質がエネルギーに変わるにはビタミンB群などが必要で、ビタミンB群が活性化するには各種のアミノ酸やミネラルが必要、…というように、栄養素を利用するにはほかの栄養素の働きが不可欠です。
よく、ヒトは1人では生きられないといいますが、栄養素もひとつだけでは機能しません。
 
ビタミンB群とは、体に入った栄養成分をエネルギーに変えるときに不可欠なビタミンの仲間です。
8種類すべてが互いに協力しあって体のエネルギーを生み出す働きに関わっているため、一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。
また、ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると動脈硬化の原因物質 (ホモシステイン活性酸素)が増えるといわれています。
ビタミンB12は水溶性と脂溶性という特徴を併せ持つため体の隅々にまでいきわたりさまざまな働きをします。
細胞の生成にとって重要な核酸(DNA)・たんぱく質の合成や末梢神経(手足)、 中枢神経(頭)、認知機能に関わりがあるため、健康維持に無くてはならない栄養素なのです。
細胞が入れ替わることにより若さにもつながると考えられます。
 
ビタミンB12について?
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