うつの原因である「脳の栄養不足」の原因は、何といってもたんぱく質の不足ということになります。
比でいうと、糖質50~65%、脂質20~30%、たんぱく質13~20%であり、いまだに糖質が高率であることは変わりありません。
ただ、最近になってたんぱく質不足が指摘されるようになりました。
たんぱく質の推奨量は、18歳以上の男性で1日60g、女性で1日50g。
年を重ねても、たんぱく質の摂取量は減らしてはいけないのです。
なかでも、高齢者と若年女性のたんぱく質不足は深刻です。
かつて秋田県大仙市は、長いあいだ、平均寿命が全国でも最下位に近かった。
詳しい内容は割愛しますが、その指導のなかで目を引くのが「たんぱく質を積極的にとること」でした。
14年間おこなった結果は大成功。
年を重ねてくると、「コレステロールが気になるから肉や卵を控えている」という人もいるかもしれませんが、とんでもない勘違いです。
動物性たんぱく質こそ、意識してとらなければならないのです。
「「うつ」は食べ物が原因だった! より」
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うつ病は、今やサラリーマンの3割近くに見られ、「心のかぜ」ともいわれるほどポピュラーな病気になりました。
原因としては、精神的なストレスのほか、コンピューターによるテクノストレスや、テレビやゲームなどによる眼精疲労などが元になることもあります。
不足している栄養素がないよう食生活の乱れに注意したり、パソコンなどを使いすぎないように気をつけたりといった、生活全般を見直してみることが必要です。
腸内細菌は「葉酸」、「ビタミンB12」、「ビタミンB6」等のビタミンを産生することが知られています。
ビタミン含有食品の積極的な摂取も必要ですが、腸内環境を整え、細菌の力を最大限に借りることが本来のあるべき姿でしょう。
さらに、ビタミンB12は胃壁から分泌される因子(タンパク質)と結合して吸収されるので、胃や腸の機能も同時に整えることも重要です。
ビタミンB12について?
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