精神面改善に役立つものは、やる気満々に見える姿勢

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精神面改善に役立つものは、やる気満々に見える姿勢
 
記憶の芋づるをたぐるのは、たしかに面倒です。
でも、これなしには、思い出しは成功しないし、記憶も戻りません。
 
物忘れ改善の早道は、意欲の回復です。
 
だが、これが一番難しい。
でも、名前忘れ防止にも、記憶力回復のためにも、避けて通れない門なのです。
 
そこで、こんな工夫はいかがでしょうか。
 
精神面の改善に役立つものに、姿勢があります。
 
かつて『背骨健康法』という本を書きました。
その本の中で、現在忘れられた「気を付け」を取り上げました。
 
「気を付け」とは旧国軍の「不動の姿勢」からのものです。
「不動の姿勢は、内に精神充溢し、外厳粛端正ならざるべからず」とあります。
 
気力が充満すれば、やる気が起こり、意欲の低下もなくなるでしょう。
さらに嬉しい点は、「外厳粛端正ならざるべからず」です。
 
わかりやすく言えば、「心にやる気がわけば、外見もカッコいい」ですね。
 
人間は外見で99%決まるとも言います。
胸を張り、しっかり立てば、それだけで、「やる気満々で、カッコいい」となります。
 
「やる気満々で、カッコいい」と見なされれば、人間関係も良好になり、仕事もはかどります。
 
何より嬉しいのは、「やる気満々」です。
「やる気満々」すなわち意欲の向上。
意欲が向上すれば、実行と継続はさらに容易になる。
そして認知症も名前忘れも防げます。
「人の名前が出てこなくなったときに読む本 より」
 
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物忘れとは、脳は、体の機能全般をコントロールしている司令塔ですが、加齢とともにその働きは衰え物忘れの症状が出てきます。
脳血管の動脈硬化を放っておくと、血液循環が悪くなって脳細胞の動きが低下し、記憶力や思考力などが鈍り物忘れがはじまります。
40歳を越えた頃から「ど忘れや物忘れが激しくなった」「人の名前がなかなか思い出せなくなった」などと物忘れを感じるようになるのは、脳機能低下のあらわれです。
脳の神経細胞は約140億個といわれ、25歳を過ぎると1日に10~20万個ずつ死滅していきます。
しかし、神経の通り、すなわちネットワークをよくすれば、低下した機能を補い、さらには高めることができ物忘れも改善されます。
 
物忘れに関する神経伝達物質の中で記憶と学習にかかわっているのはアセチルコリンで、このアセチルコリンはコリンと酵素を原料にしてつくられています。
アセチルコリンの合成にはコリン、ビタミンB1、ビタミンB12などがかかわっています。
同時にこれらの栄養をとることが、アセチルコリンを増やすことにつながるわけです。
通常、コリンはレシチン(フォスファチジルコリン)のかたちで、食材から摂取されます。
 
レシチンアセチルコリンの材料になるだけではなく、細胞膜の材料にもなっています。
とくに脳の神経細胞の細胞膜にはたくさん含まれていて、多彩な働きをしています。
血液にのって運ばれる栄養の細胞内へのとり込みや細胞内の老廃物の排出、神経伝達物質の放出や情報ネットワークの形成といった、脳の機能全体に深くかかわっています。
これが、レシチンが「脳の栄養素」と呼ばれるゆえんです。
そのレシチンを多く含んでいる食品の代表が卵黄です。
なお、レシチンアセチルコリンに合成するには、ビタミンB群が欠かせないため、同時にとることが望ましいのです。
アルツハイマー認知症の患者の脳脊髄中にはビタミンB12が少ないことが確認されています。
 
ビタミンB12について?
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