
「冬暖かく、夏涼しく」が健康の極意
朝の洗顔も要注意です。
寝ぼけた脳を目覚めさせる妙薬は、朝の洗顔でしょう。
冷たい水で顔を洗うと、パッチリ目が覚めて、脳も活動を開始します。
しかし、反面的に考えると、冷水での洗顔は交感神経を大きく刺激します。
たちまち血圧は急上昇して、早朝血圧上昇が始まります。
特に高血圧気味の人は、ぬるま湯での洗顔がお勧めです。
血圧は気候にも大きく左右されます。
特に寒さは血圧を押し上げます。
気温が低いと、体内の暖かさを逃がさないように、血管は超細くなります。
血管が細くなれば、体温を逃がさない。
代わりに、血管の抵抗性は増します。
その結果、高血圧になります。
昔から健康の極意は、「冬暖かく、夏涼しく」と言われています。
昔は血圧測定なんてありません。
でも脳卒中はありました。
健康や寿命には、生活環境が大きく影響します。
江戸時代から近代、近代から現代と、寿命は伸びました。
伸びた大きな理由の一つは「冬暖かく」です。
「冬暖かく」のついでに、冬の襟巻きを考えてみましょう。
首回りを暖めることで、血圧は大きく変わります。
寒い冬の日、襟巻きをすると、体温を逃がさないので、身体全体が暖かくなります。
また頸動脈の問題もあります。
襟巻きなしでは、脳への大量の血液を送り込む頸部動脈も硬く細くなって、脳へのエネルギーも不足気味になります。
頸部動脈が寒さで硬くなると、脳内血圧が上昇します。
冬の襟巻きをお忘れなく。
冬の手袋にも血圧降下作用が認められています。
昔は火鉢ひとつで冬の寒さをしのぎました。
手を暖めれば、時間はかかるが、副交感神経が興奮して、やがては身体も暖かくなる。
そして血圧は下がります。
現代では手袋が火鉢の代用のような働きをします。
「冬暖かく、夏涼しく」のいずれも交感神経の過剰興奮を防ぐものです。
寒さが増せば、血管の抵抗性が増して血圧は上昇します。
「人の名前が出てこなくなったときに読む本 より」
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脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。
一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。
また活性酸素と一緒になり、脂肪やLDLの過酸化、血管内皮細胞や血管の平滑筋の異常を引き起こします。
この萎縮を食い止めるためには、脳細胞を生成するためのタンパク合成、核酸(DNA)合成が順調に行われる必要があるのです。
ビタミンB12は、脳細胞のタンパクと核酸(DNA)の生合成を司っています。
新しい核酸、タンパク質が生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わります。
その結果若さにもつながると考えられます。
ビタミンB12について?
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