脳をダメージから守るビタミン

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脳をダメージから守るビタミン
 
脳や体は活性酸素によるダメージによって衰えていきます。
つまり体が酸化すると、老化が進むのです。
鉄の釘が時の流れとともに錆びていくようなイメージです。
 
活性酸素から体を守り酸化を防ぐのが「抗酸化」という機能で、ビタミンCとEはこの機能をサポートしてくれます。
 
このうちビタミンCは「美肌のためのビタミン」といわれます。
紫外線やストレスによって溜まる活性酸素の害の処理を引き受けてくれるからです。
一方、ビタミンEは抗酸化機能に加え、細胞膜の成分として体の細胞を保護する役割を担っています。
 
ビタミンCとEは健康的な脳を育てるために必要なものなので、以下の食材から毎日、摂取するようにしてください。
 
1 カボチャ:緑黄色野菜のなかで、最も栄養がある食材といえばカボチャです。ビタミンA、C、Eをバランスよく含んでいるのに加えて、食物繊維も多いため、脳の健康と腸内環境を改善してくれます。
 
2 イチゴ:ビタミンCはほとんどのフルーツから摂取できますが、なかでも含有量が多いのがイチゴ。5粒程度食べるだけでね1日の摂取目安量を超えるほどです。さらにイチゴに含まれるアントシアニンには、目の働きをよくする効果があります。普段パソコンなどで目を酷使している人に食べてもらいたい食材です。
 
3 アーモンド:アーモンドを20粒程度食べるだけで、1日に必要なビタミンEを摂取できます。またアーモンドは、ビタミンB2のほか、カリウムやカルシウムにどのミネラル、オメガ3脂肪酸の含有量が多いのが特徴です。
 
4 パプリカ:ビタミンCとEの両方が豊富に含まれているのがパプリカです。赤いパプリカからは緑のピーマンの2倍以上のビタミンCを摂取できます。それ以外にもβカロチンや、赤唐辛子に含まれるカプサイシンなどが豊富で、抗酸化作用があります。
50歳を超えても脳が若返る生き方 より」
 
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血管は「酸化」していくことで傷ついていきます。
たとえば、悪玉コレステロール(LDLコレステロール)が動脈硬化の原因になるということを聞いたことがあるかもしれません。
LDLコレステロール(以下LDL)が血管にへばりついて、プラークと呼ばれるこぶを血管の壁に形成していくのです。
 
でも、LDLには2種類あることをごぞんじですか?
それは、酸化したLDLと酸化していないLDLです。
LDLの中でも血管に悪さをしていたのは、実は酸化LDLだったのです。
ということは、血管を酸化から守るシステムがしっかりできていれば、酸化LDLは血管に付着しづらくなる。
それが血管老化を防ぎ、血管強化につながるということです。
 
この、血管の酸化を抑えてくれるのが、実はビタミンなのです。
ビタミンの中でも特に大事なビタミンが、ビタミンCとビタミンEです。
ビタミンCとビタミンEの抗酸化力は、非常に強力です。
心筋梗塞を起こした患者さんのグループが正常のグループよりも血中のビタミンC、ビタミンEの濃度が低かったとする報告もあります。
この2つのビタミンに、ビタミンAを加えた3つのビタミンは、いずれも抗酸化力が強く、ビタミンACE(エース)と呼ばれています。
そしてもうひとつ忘れてはいけない大事なビタミンがあります。
 
それはビタミンBです。
ビタミンBにはいくつかの種類があり、ビタミンBグループとして存在しています。
ビタミンBの抗酸化力は強くありませんが、細胞のエネルギー産生やエネルギー代謝を効率よくするためにはなくてはならないビタミンです。
体内で起こっている「酸化」の抑制にも間接的に関わっています。
B群は体中の細胞の正常な代謝活動を助ける「補酵素」として、欠かせない存在なのです。
ビタミンB12やB6、葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることがわかっています。
 
ビタミンB12について?
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