両手を使って食事をすると脳は

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両手を使って食事をすると脳は
 
手を使うと運動系脳番地が刺激されますが、両手を使うほうが、より効果的です。
そのため普段の食事の際には、箸と食器を両手に持って食べるように心がけましょう。
 
また箸ばかりでなく、ときにはフォークとナイフで食事することも、脳に刺激を与えます。
重要なのは両手を意識して使うということです。
 
それから食事後の皿洗いも脳に刺激を与えます。
これは朝食のあとが特に有効。
朝はバタバタしていて、ゆっくりと皿を洗っている暇がないかもしれませんが、少し早く起きて両手で皿洗いをすれば、脳は確実に活性化され、その日一日の仕事や勉強の効率がアップします。
 
また、朝の寝ぼけた頭をすっきりさせるなら、刺激のある食事を摂るのが一番。
たとえば唐辛子を入れた辛いものを食べたり、スパイスを取り入れるのもいいでしょう。
 
以前、メジャーリーガーのイチロー選手が毎朝カレーを食べていたことが話題になりました。
カレーにはスパイスがたくさん入っているため、実は朝食にお薦めなのです。
 
それから余談になりますが、近年、「砂糖=悪」であるような風潮があります。
確かに砂糖を摂り過ぎるのは良くないでしょう。
ただ、自分へのご褒美として砂糖を摂取するのは、決して悪いことではありません。
 
砂糖を含んだ食べ物を摂取している最中に脳の働きを計測すると、前頭葉の働きが低下して、集中力が分散していくことが分かります。
そのため砂糖は、仕事中には食べないほうがいいでしょう。
ただ、仕事が終わったあとのご褒美として食べれば、心もリフレッシュ。
何より自分にご褒美を与えることは、次の仕事に対する集中力を高めることにつながります。
 
甘党に人は、仕事のあとに、スイーツをどうぞ。
50歳を超えても脳が若返る生き方 より」
 
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脳の中では、運動会のリレーのように、神経がバトンをつないで、指令を伝達していきます。
しかし、たとえばC地点の神経細胞が倒れてしまい、指令がそこで止まってしまう、という事態が起こります。
このとき、すぐにC地点の神経細胞を救出できれば復活したのですが、時間が経ち、死んでしまって、その指令も届かなくなる。
これが運動麻痺や言語障害の起こる理由です。
 
ところが、脳のすごいところは、C地点から今度はほかのルートでバトンを渡そうとするのです。
新たなルートで、新たなリレーのチームを作り、「言葉を話す」という指令を伝えようとします。
この新チームは、以前のチームのようにバトンの受け渡しがうまくなく、スムーズに指令が届きません。
しかし、何度も繰り返し練習するうちに、だんだんうまく指令が伝わるようになっていきます。
 
このようにして、死んでしまった神経細胞は復元しないけれど、ほかのルートで代用できれば、言葉がある程度話せるようになり、失語症もよくなっていくというわけです。
 
ニューロン同士が情報伝達を行うこと、つまり神経機能的連絡を行うためには、新経路の交差点ともいうべきものが必要であり、この交差点をシナプスと言います。
このシナプスは、歳をとっても増加し、より成熟した結合が進行するとされています。
 
高度の創造過程にも高密度のシナプス形成が必要と思われ、そのためには、それに必要な素材として神経系構成成分、つまり栄養成分が必要なことは当然で、また、その構築作業のための酵素、そしてそれを補佐する補酵素的ビタミンも必要となります。
その中でも重要なものがビタミンB12なのです。
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。
 
ビタミンB12について?
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