食事は毎日三回できる脳トレ

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食事は毎日三回できる脳トレ
 
脳にとって大切なのは、食材だけではありません。
食べ方も重要なのです。
 
まず知っていただきたいことは、食べるという行為は、脳を使うということです。
普段、無意識に食べているようで、実は脳がフル稼働しているのです。
 
なぜか?
食事というものは、視覚で楽しみ、香りを楽しみ、味を楽しむものです。
当然、その際には、視覚系などさまざまな脳番地を使うことになります。
また、「何から食べようか」「どの調味料をかけようか」と考えることも、脳に大きな刺激を与えています。
そして、手で箸や食器を持ったり、口に入れた食べ物を咀嚼する際には、運動系脳番地を使います。
 
つまり、食事は毎日三回できる脳トレだということです。
そして、その食事にちょっとした工夫を加えるだけで、脳はさらに大きな刺激を受けることになり、そうすると脳は徐々に若返っていくのです。
 
では、どのように工夫をすればいいのか。
「食べる順番を変える」という工夫です。
 
たとえば食堂で豚の生姜焼き定食を食べるとします。
普段、最初にメインの生姜焼きを口に運び、それから副菜、ご飯、味噌汁の順番で食べているという人なら、意識的に逆の順番で食べるようにします。
まずは味噌汁を口に運んで、次にご飯、副菜を食べ、最後に生姜焼きを食べるようにするのです。
 
これだけで、脳は大きな刺激を受けることになります。
今日から誰にでもできる脳トレなので、ぜひ試してみてください。
50歳を超えても脳が若返る生き方 より」
 
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脳の中では、運動会のリレーのように、神経がバトンをつないで、指令を伝達していきます。
しかし、たとえばC地点の神経細胞が倒れてしまい、指令がそこで止まってしまう、という事態が起こります。
このとき、すぐにC地点の神経細胞を救出できれば復活したのですが、時間が経ち、死んでしまって、その指令も届かなくなる。
これが運動麻痺や言語障害の起こる理由です。
 
ところが、脳のすごいところは、C地点から今度はほかのルートでバトンを渡そうとするのです。
新たなルートで、新たなリレーのチームを作り、「言葉を話す」という指令を伝えようとします。
この新チームは、以前のチームのようにバトンの受け渡しがうまくなく、スムーズに指令が届きません。
しかし、何度も繰り返し練習するうちに、だんだんうまく指令が伝わるようになっていきます。
 
このようにして、死んでしまった神経細胞は復元しないけれど、ほかのルートで代用できれば、言葉がある程度話せるようになり、失語症もよくなっていくというわけです。
 
ニューロン同士が情報伝達を行うこと、つまり神経機能的連絡を行うためには、新経路の交差点ともいうべきものが必要であり、この交差点をシナプスと言います。
このシナプスは、歳をとっても増加し、より成熟した結合が進行するとされています。
 
高度の創造過程にも高密度のシナプス形成が必要と思われ、そのためには、それに必要な素材として神経系構成成分、つまり栄養成分が必要なことは当然で、また、その構築作業のための酵素、そしてそれを補佐する補酵素的ビタミンも必要となります。
その中でも重要なものがビタミンB12なのです。
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。
 
ビタミンB12について?
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