第2回 ビタミンB12について

ビタミンB12は、水溶性(水に溶ける)ですが、脂肪成分と馴染みやすい構造を
もっています。
脳はたんぱく質とともに、脂肪成分を多く含む器官です。
そのため、ビタミンB12はたやすく脳に入り、脂肪成分による汚れで詰まった部分を
洗い流すことにより、元どおりの健全なものに復元し、また、切れた部分があれば
つなげて修復作用を発揮します。
京都大学医学部の亀山正邦教授は、「健全な高齢者の脳と比較して、老人性認知症
患者の脳では、含まれるビタミンB12が4~6分の1に低下していた」と報告していま
す。
老人性認知症とビタミンB12との深い関係を示唆する研究結果といえます。

関連URL http://www.endokoro.com/libra/v_article006.html