“死んだ情報”を「活きた情報」に変える

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“死んだ情報”を「活きた情報」に変える
 
「認識の省略」についてです。
 
人間の脳は「忘れるから記憶できる」というところがあります。
周囲の膨大な情報に対して、
 
・無視……意識するものを制限する
・省略……似ているものは同じものとして解釈する
・忘却……すぐにわかるものは一瞬しか認識しない
 
このように、脳は省エネ化して処理しています。
ですから当然、日常生活では非常に多くのものが認識の上で次々と省略されていきます。
 
世間話をしていて話題の豊富な人がいます。
世間話ですから、話しはあちこちに飛びますが、「そういえば、先日こんな記事がありましたよ」と、そのときの話に即していろいろな話しを引っぱり出せる人です。
 
でも、同じその記事を読んでいても、そのことをタイミングよく思い出せない人もいます。
そういう人は、「あ、その話、自分も見たことがある、聞いたことがある」とわかるものの、自分からは思い出すことができません。
記憶の中に使うことのできない“死んだ情報”がたくさんできているのです。
 
このように「情報は入力されたけれど認識されない」ことが「認識の省略」です。
 
脳にとって、情報を入力することと認識することはイコールではありません。
見た情報、聞いた情報をすべて認識しているかのように思いがちですが、かなり多くの情報が認識からこぼれ落ちているのです。
 
わかりやすい例でいえば、本や新聞を黙読した後で音読してみてください。
すると、黙読のときには気づかなかった言葉、読み飛ばしていた言葉がいくつもあることに気づくでしょう。
 
この「認識の省略」があるために、忘れてはいけないことを忘れてしまい、多くの「見落とし」「言い間違い」「思い違い」が頻繁に発生しています。
 
すべてを完璧に記憶することはできませんが、“死んだ情報”を「活きた情報」に変えるためにも、「声に出して言う」「ノートに記録する」ことが大事です。
「一生衰えない脳のつくり方・使い方 より」
 
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隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。
認知症の多くは、脳血管障害の積み重ねで起こり、その原因のほとんどが脳梗塞です。
脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから脳の血管を健康に保つ生活を心がけ、脳梗塞を予防し、脳の健康を守ることが大切なのです。

ビタミンB12は、脳を正常に働かせるために必要な栄養素です。
飽食の時代にあって、私たちの脳は栄養不足状態です。
脳は大食漢、でも貯蔵はできません。
だから・・・
脳にはたえず栄養を与えることが理想なのです。
 
<ビタミンB12の働き>
・新しい細胞を作り、壊れた細胞を修復する働き。
・神経の壊れた部分を修復する働き。
・伝達物質を作る働き。
・免疫を正常にする働き。
・脳の詰まったところをかき出す働き。
・血流をよくする働き。
このような様々なはたらきがあります。
また、ビタミンB12は大量かつ配合によって効果的に働きます。
 
ビタミンB12は、水溶性(水に溶ける)ですが、脂肪成分となじみやすい構造をもっています。
脳は、たんぱく質とともに脂肪成分を多く含む器官です。
そのため、ビタミンB12はたやすく脳に入り、脂肪成分による汚れで詰まった部分を洗い出すことにより、元どおりの健全なものに復元し、また、切れた部分があればつなげて、修復作用を発揮します。
 
ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
 
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
また、脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。
 
 
人間の体質改善は約3ヶ月程度が基準となっているため、続けなければ効果が得られません。
日常の生活習慣や生活環境を改善するとともに栄養面を改善することが大切です。
 
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