2009-04-01から1ヶ月間の記事一覧
海馬を守ることが記憶を守る 記憶を整理する海馬がダメージを受ける アルツハイマー病でとくに初期に現れるのが、「比較的最近のことを忘れる」ことです。 これは、アルツハイマー病のしくみと関係があります。 ≪記憶のタイプによって脳の担当が異なる≫ 「も…
いろいろな種類の認知症 ≪アルツハイマー病と脳血管性の二つがある≫ 認知症には、いくつか種類がありますが、患者数が多いのはアルツハイマー病と脳血管性認知症です。 とくに、アルツハイマー病は増える傾向にあります。 ◆ 認知症の7割以上はどちらかのタイ…
アミノ酸が脳の情報を伝える ≪体のもとになる「たんぱく質」を知ろう≫ 脳の働きを支える神経伝達物質やその受容体、さまざまな酵素などは、たんぱく質でできています。 脳にとっても、たんぱく質は欠かせない栄養素です。 ◆ 魚や肉、卵、大豆などに含まれる …
情報のカギを握るのは神経細胞 ヒトのもっとも大きな特徴、それは二足歩行と高度に発達した脳にあります。 ヒトの脳は、大きく、そして各部位が連携をとることで、複雑な働きを可能にしています。 ≪脳は全身の司令塔≫ 私たちの脳は、感情や思考、言語、記憶…
ストレス+高脂肪が脳を傷つける ストレスがあるか、ないかによって、食事が脳に与える影響が大きく変わってくる……? 高脂肪食とストレスの関係を調べた実験から、興味深い事実が明らかになりました。 ≪実験でわかった悪影響≫ 高脂肪食とストレスが、脳、と…
おいしいカレーに健脳効果あり カレーを食べると認知症になりにくい……夢のような話ですが、実際に、カレーをよく食べるインドでは、アルツハイマー病の発症率がアメリカのじつに1/4程度であることがわかりました。 ≪脳においしい注目のカレーのスパイス成分≫…
脱水状態は脳をもバテさせる 水分は、体の働きに欠かすことができません。 脳も臓器ですから同じです。 水を飲む時間やタイミングを決めておくなど、体内の水分を十分に保っておくよう工夫しましょう。 ≪脱水状態は脳をもバテさせる≫ 私たちの体は、だいたい…
コレステロールと脳のひそかな関係 コレステロールは動脈硬化の原因として注意が必要です。 また、認知症とも関係しますが、細かなしくみはまだわかっていません。 検査の基準値を超えないよう、とりすぎに注意しましょう。 ≪コレステロールと脳のひそかな関…
魚嫌いは認知症の危険性が高くなる 魚をよく食べる人は認知症になりにくい。 そんな結果が、食習慣の調査で明らかになりました。 魚と肉とでは、脂肪の総量は変わりませんが、その種類が大きく違うのです。 ≪魚嫌いは認知症の危険性が高くなる≫ アルツハイマ…
食事調査でわかった意外な危険因子「とりすぎ」だけが問題とはかぎらない 認知症の患者さんには、「脂肪などのとりすぎ」「魚・野菜のとらなさすぎ」の傾向があることがわかりました。 日本では魚をたくさん食べる習慣があるため、食べない人との差が浮き彫…
あなた自身が左右する!?認知症の危険性 脳は、私たちが想像する以上に、食べ物の影響を受けていることがわかってきました。 脳によい食事をしっかりマスターして、脳をイキイキと保ちましょう。 ≪認知症の危険因子≫ ◆ 遺伝的、体質的な要因 ・ 遺伝子型 ・…
いまこそ、納豆とおにぎり!身近な伝統食を食習慣の強い味方に ナットウキナーゼという物質のことはさておき、納豆はタンパク質が豊富で、ビタミン類にも恵まれています。 長い間、日本人が食卓の中に加え続けてきたのにはしっかりした理由があったのです。 …
メタボリック・シンドロームが関係する脳・心血管疾患 ◆ 動脈硬化によって、血管が細くなり、詰まりやすくなります 動脈硬化が進行すると、大動脈や末梢血管でさまざまな障害が発生しやすくなります。 大動脈では血管壁のこぶ状の膨らみが破裂・出血する大動…
無理せず必要な栄養素をとる方法 ◆ 1日のカロリー目標 1日に必要なエネルギー量は標準体重=身長(m)×身長(m)×22を算出し、それに生活環境に応じたエネルギー数をかけます。 ◎ デスクワークの人、主婦など、おもに室内で活動している人…標準体重×25~30kcal ◎…
甘味飲料、果物、お菓子が内臓脂肪をつくる! 注目される糖質、オリゴ糖とは? ◆ 過剰な糖分摂取が引き起こす高血糖・糖尿病 ごはん、パン、イモ類、砂糖などの炭水化物や果物などに含まれる糖分は消化酵素の働きでブドウ糖、果糖、乳糖、ソルビトールなどに…
工夫できる日常生活の過ごし方 ◆ 毎日の生活で気をつけられること 運動が健康維持に大切なことは確かですが、時間に追われてそれどころではない、もともと不精でなかなか始められない、続けられる自信がない、など、人によって躊躇してしまう場合もあると思…
食物繊維を上手にとりましょう ◆ 食物繊維は生活習慣病を撃退する、有効な栄養素 食物繊維は人間の消化酵素で分解できない成分で、体の中を単に通り過ぎていくだけで、とりたてて栄養のない成分です。 食物繊維は水分を吸収すると体積が増え、満腹感を与えて…
肥満の大敵、脂質との付き合い方 ◆ 大切なのは良質な脂質の適量摂取 脂質はエネルギー源としては欠かすことのできない栄養成分の1つです。 ただし、1gあたりのエネルギー数は約9kcalと高く(タンパク質や炭水化物のエネルギー数、約7kcal)、肥満に直結する悪…
ごはん、パンetc ―主食の正しい食べ方― ◆ 炭水化物のとり過ぎは中性脂肪のもと 炭水化物は三大栄養素の1つでもあり、エネルギー源として即効性にもすぐれており、重要な栄養成分です。 また、脂質に比べて、体内で燃焼する際に要する酸素量も少なく、呼吸時…
上手なダイエット ~成功するダイエットとは~ ダイエットに挑戦したものの、「途中で挫折してしまった」、「しばらくしたらリバウンドしてかえって太ってしまった」という人は意外に多いと思います。 その原因は、絶食したり、やせるのに効果的といわれる特…
動脈硬化の進行は狭心症・心筋梗塞・脳梗塞などを招く! 動脈硬化とは、動脈壁が硬くなったり、内膜や中膜が肥厚(瘤)し、血管の内腔が狭く(狭窄)なって血液が流れにくくなることです。 年をとると程度の差はあれ、誰にでも起こってきます。 さらに進行すると…
重い後遺症が懸念される脳梗塞 メタボリック・シンドロームが脳梗塞の発症に及ぼすリスクについては日本では明らかなデータがまだ提出されていませんが、脳梗塞によって仕事や家庭生活に大きな支障を来たすように人は少なくありません。 メタボリック・シン…
狭心症というSOSを発せずに突然、心筋梗塞になるリスク 実は、突然、前触れもなく発症する心筋梗塞が問題なのです。 前もって手の打ちようがないからです。 このタイプがメタボリック・シンドロームと大きく関係していることを確認しておきましょう。 「狭心…