2007-11-01から1ヶ月間の記事一覧
下ごしらえの知恵 昔のおばあちゃんやおかあさんの台所仕事のひとつに、食材の「下ごしらえ」がありました。 もっとも一般的なのが「水洗い」で、ほかにも「湯通し」や「ゆでこぼす」、「酢洗い」、「あく取り」などで、こうすることによって、体に入ると毒…
羅漢果は長寿の果実 中国に羅漢果というふしぎな果実があります。もしかしたら画期的な不老長寿の成分が発見されるかもしれない甘味の強い果物です。主として、美しい風景で世界的に有名な桂林市のある広西チワン族自治区の山腹などで栽培されています。ウリ…
食の乱れが心の乱れに 物質文明に慣らされた今日、食事が人の感性や情緒を育て、子どもの健全育成の基本であるという社会認識がもうひとつ欠如しているように思えてならない。 小児期から心豊かに育てられると、今、問題になっているような、情緒不安定な児…
マグロのマヨネーズあえは不老食 物忘れを防ぎ、記憶力や学習能力をもっともっと高めたい。万人の願望です。そこでおすすめしたいのが、マグロやタイなどのマヨネーズあえ。作り方は簡単。 まず、タミネギをみじん切りにしてマヨネーズに混ぜ、そこへマグロ…
ここ北の町では、朝6時に散歩に出る頃、ようやく東の空が明るくなってくる。 正確には今日の日の出は6時32分。 北西の空にはまあるいお月様。太陽がまだ昇りきっていないのでかなり明るく輝いています。 大きな大きなお月様です。 いつもの年より早い積…
日本の塩の歴史 必須ミネラルなのに敬遠されているのがナトリウムです。ナトリウムは食塩の主成分(塩化ナトリウム)です。 塩は人間の生命維持に欠かせないもので、古代ローマでは、兵士の給料は大切な塩(sal)でわたされていたことから給料のことをサラリー(s…
みずみずしい食物で老化防止 紫外線も活性酸素を発生させる原因のひとつです。 地球誕生から何億年もかけて大気中に増えた酸素は、太陽の紫外線と反応して、上空にオゾン層をつくりました。 太陽光線は、人間が見ることのできる七色と、人間が見ることのでき…
5センチほどの雪が積もっただけで、あたりはすっかり冬景色になってしまった。 散りそびれた菊の花が雪の中で凍えている。 今日は旧暦10月12日。芭蕉の没した日。 膳所あたりでは時雨が山茶花を濡らしているのか。 寒気は当分抜けそうにもなく、遠くの…
ミネラル 栄養学において、ミネラル(元素)は無機質ともいわれます。カロリーはなく、約100種類あります。ミネラルは、教科書に載っていた周期表から、水素、炭素、窒素、酸素を除いたものです。 体内でつくることができないため、食物から摂る必要のある必須…
食事が大切な理由 トンカツにキャベツの千切りがついているのも、さしみにダイコン(ツマ)がついているのも、ステーキにパイナップル(パパインという酵素が含まれています)がのっているのも、飾りではなく、タンパク質や脂質の分解を促す酵素などを一緒に摂る…
食物繊維 「食物繊維を多く摂る国は大腸の病が少ない」 これは1972年に「食物中の繊維を総称して食物繊維」と定義した、英国の学者トロウェル博士とパーキット博士の言葉です。 栄養として吸収されない食物繊維は、長い間、役に立たないものと思われていたよ…
ストレスとうまくつきあおう 現在、大きな問題になっているのがストレスです。ストレスは精神だけでなく体にも影響を及ぼして、いろいろな症状を引き起こします。 環境汚染と同じように、体調を崩してしまう大きな原因のひとつになっています。 でも、環境汚…
悪玉菌が勝つと・・・ 【悪玉菌を増やす主な原因。】 ● 悪玉菌のエサとなる肉などの動物性タンパク質や、油脂や乳製品などに含まれる脂質の過剰摂取。 ● ぜん動運動を促し、有害物質を吸着して排出する食物繊維や、食物の消化を助ける酵素、酵素を助けるビタ…
善玉菌のちから 善玉菌は、ビフィズス菌、ケフィール菌、カゼイ菌などのことです。ビフィズス菌は、酸素が嫌いなので、ほとんど酸素のない大腸に存在しています。 善玉菌には様々な働きがあります。 ○ 小腸での消化吸収を活発にします。十分な栄養が腸壁から…
「見ること」「噛むこと」が消化の始まり 食事に硬いものが少なくなり、噛むことが少なくなって、あごの発達が悪くなり、ますます噛みにくくなるという悪循環は見逃せないポイントです。 食欲がそそられると、人間の脳は各器官に命じて、食物を受け入れる準…
平均体温の低下を招く原因 ◆ 冬に、夏の野菜やくだものなど(体を冷やす役割を持つ)をたくさん食べること。 旬の食物はおいしいだけでなく、体の機能を整えます。 気温が低く体も冷えやすい冬は根菜類などを摂ることで体を温めて、夏は体の熱をとる役割を持つ…
体温が低くなると・・・ 体温が低下する原因をつくり出すのは、生活習慣やストレスなどです。 全身を巡って体を温めている役割を持つ血液の流れを悪くするのは、消化吸収した食物を送る腸の働きにも関係しています。 「冷え性だから」と厚着をするより、栄養…
一気に葉が落ちて、イチョウの木の下は黄色い絨毯を敷きつめたよう。 夢見る頃を過ぎても凝りもせずに夢を追い続けるように、 裸になった木は空に向かって精一杯枝を伸ばしていた。
ご飯を中心にして、肥満、脂質代謝異常症、脳梗塞を防ぐ どのような食事が咀嚼に適しているかというと、浮かび上がってくるのは和食、とくにご飯です。ご飯の利点は、九州大学の名誉教授である西日本総合研究所・藤島正敏所長による、福岡県久山町の地域住民…
唾液が体を健康へと導く 咀嚼は唾液の分泌も促します。唾液には酵素をはじめ、驚くほど多くの物質が含まれていて、その分泌により、さまざまな効果がもたらされます。 歯の再石灰化を促し、虫歯を防ぐ 骨格の発育を促進する 血液中の白血球を増加させる 皮膚…
やけ食いをやめ、やけ咀嚼で肥満を防止する 早食いが体に悪いことは数値にも表われています。実際に、早食いで、かつよく咀嚼しない人の80%近くが肥満に陥っているという、大分医科大学の坂田利家名誉教授の講演が、「最新医療情報」(共同通信社)に掲載され…
「早食い」は「早死に」に直結している 大食いの人は、しばしば早食いです。私たちは、食事をするのに大きなエネルギーを使っているのですが、早食いはより大きなエネルギーを消費します。しかも、そのことにより、活性酸素を多く発生させます。 とくに、消…
現代人の多くは飽食・大食で、かつ慢性的栄養不足 現代人の多くは、飽食・大食の傾向にあります。しかし、同時に慢性的栄養不足でもあります。飽食、大食をしていて、なぜ栄養不足なのかと不思議に思われるでしょうが、1つは偏食のためです。バランスが偏っ…
「ちっちゅうここごとくふす」と読みます。 二十四節気「霜降」の末候。新暦11月3日から7日頃の時候です。 虫がみんな土中の穴深くもぐって動かなくる時節と言う意味です。 二十四節気の「啓蟄」とは反対の季節でしょうか。 このまえまでか弱い声で鳴い…
隠れ脳梗塞 駅ビル医院せんげん台院長 周東 寛 ◆隠れ脳梗塞は自覚症状すら少ない◆ 脳や体に悪いところがあれば、それに応じた症状が出ると誰もが思うでしょう。しかし、検査機器のレベルが上がってきた昨今、必ずしもそうでない場合も多くなっています。いわ…
紅葉狩り 『あぐらですわる』 紅葉狩りに行ったとき、ござの上にあぐらですわることがあります。 あぐらには、ひざ関節と股関節を柔軟にするストレッチ効果があります。 また、上半身を安定させるために腹筋と背筋が働くので、この2つの筋肉の衰えを防ぐ効果…