【心得6】「ナビ」になるべく頼らない

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【心得6】「ナビ」になるべく頼らない

 

最近、カーナビやスマホがないと道に迷ってしまうということはありませんか?

 

もし心当たりがあるなら、ナビ機能に慣れきってしまったせいで、脳の空間認知能力が落ちてきているのかもしれません。

 

空間認知能力とは、方向、形、大きさ、距離感などを頼りに空間を認知する力。

もちろん、道に迷うか迷わないか、目的地にちゃんとたどり着けるかどうかも、この能力によるものです。

そして、実は「スマホ認知症」や「脳過労」の患者さんには、この力が落ちている方がたいへん目立つのです。

 

スマホなしでは、時間通りに目的地にたどり着ける自信がありません」

「カーナビが壊れたら、道に迷ってばかりで営業に支障が出るようになった」

「はじめての場所に行くとき、スマホやパソコンがないと、どうやって行けばいいのかがわからなくて途方に暮れてしまう」

スマホのナビ機能が教えてくれる通りに行かないと、たいてい迷子状態になる」

 

――患者さん方からは、しょっちゅうこういった声が聞かれます。

 

要するに、これも脳の「使われない機能」が低下してきていることによる症状の表れです。

いつもスマホやカーナビに道を教えてもらい、いつもスマホに時間や乗り換えを指示してもらっているために、「自分の力」で道を探したり目的地にたどり着いたりする能力が落ちてきてしまっているわけです。

 

 

ですから、空間認知能力を落とさないためには、たまにはナビ機能に頼らずに目的地へ行くようにしたほうがいいと思います。

どの道を行くか、何時に、どの電車に乗って、どこで乗り換えて目的地に到着するかといったことを、ちゃんと自分の頭を使って考えて行動するようにするわけですね。

 

さらに、時間があるときは、ちょっと遠回りをしてみたり、訪れた街をぶらぶらしてみたりしてはどうでしょう。

ナビに頼ることなく散策をしていると、思いがけない発見や出会いがあるもの。

それに、「あえて迷子になってみる」というくらいのつもりで、気の向いた方向に足を向けていけば、“いったい自分どこに来たのだろう”“さて、どうやって帰ればいいんだろう”という状況になるはず。

こうした状況を楽しみながら散策をすれば、きっと「親切すぎるナビ機能」に慣れきった脳が大いに刺激されるのではないでしょうか。

 

スマホもネットも使えないとなると、当然、バスや電車の時刻は頭で記憶することになりますし、通りすがりの人に道を聞いたり、近くの宿やおいしいお店を教えてもらったりすることになります。

また、バスや電車に乗り遅れたり、遅れて乗り継ぎができなかったりといったハプニングも続出……。

 

人間の脳には、こういう思いがけない人とのふれあいや予期せぬハプニングがかなり重要な刺激になっているのではないでしょうか。

 

人間の脳は「偶発性」や「想定外」にうまく対応できるように進化を遂げてきたところがあると思うのです。

だから出かけた先で思いがけない困難にぶつかったり、予期せぬハプニングに見舞われたりすると、脳は“さあ、力の見せどころだ”とばかりに力を発揮して、目の前の事態を解決しようとするわけですね。

 

ところが、いまの世の中では、そういう「偶発性」や「想定外」がどんどんなくなっている気がします。

いつもナビが指示したスケジュールの通りに行動しているために、「思いがけない出会い」や「ハプニング」に遭遇するケースが少なくなっている。

そして、そのために、予定通り・ナビ通りにならない「想定外の出来事に対して弱い脳」の人が多くなってきているのです。

 

つまり、「想定外」に出くわしたときに、応用のきかない脳になってしまっているわけです。

 

 

なお、これは、美味しいレストランを案内しているグルメサイトなどにしても同じことが言えます。

グルメサイトで予約して、地図の通りお店へ行って、おすすめのコースを食べて、といったように、いつもナビが教えてくれた通りに行動していると、(目的地にたどり着く力が落ちるのと同じように)自力で美味しいお店にたどり着く力が落ちてしまうかもしれません。

 

ですから、たまには、スマホやナビに頼らずに出かけてみてはどうでしょう。

自分の脳をフルに活かして目的地にたどり着こうとがんばってみるのです。

そうすれば、「自分の力で道を見つける力」「自分の力で目的地にたどり着く力」がついて、スマホなしでも道に迷うことがなくなっていくでしょう。

そして、どこへ行くにも「ナビ頼み」を卒業し、「想定内」にスムーズに対応できる脳をつくっていけるようになるのではないでしょうか。

「その「もの忘れ」はスマホ認知症だった より」

 

*+*+*+*+*+*+*+*+*+*

 

脳の中では、運動会のリレーのように、神経がバトンをつないで、指令を伝達していきます。

しかし、たとえばC地点の神経細胞が倒れてしまい、指令がそこで止まってしまう、という事態が起こります。

このとき、すぐにC地点の神経細胞を救出できれば復活したのですが、時間が経ち、死んでしまって、その指令も届かなくなる。

これが運動麻痺や言語障害の起こる理由です。

 

ところが、脳のすごいところは、C地点から今度はほかのルートでバトンを渡そうとするのです。

新たなルートで、新たなリレーのチームを作り、「言葉を話す」という指令を伝えようとします。

この新チームは、以前のチームのようにバトンの受け渡しがうまくなく、スムーズに指令が届きません。

しかし、何度も繰り返し練習するうちに、だんだんうまく指令が伝わるようになっていきます。

このようにして、死んでしまった神経細胞は復元しないけれど、ほかのルートで代用できれば、言葉がある程度話せるようになり、失語症もよくなっていくというわけです。

 

ニューロン同士が情報伝達を行うこと、つまり神経機能的連絡を行うためには、新経路の交差点ともいうべきものが必要であり、この交差点をシナプスと言います。

このシナプスは、歳をとっても増加し、より成熟した結合が進行するとされています。

高度の創造過程にも高密度のシナプス形成が必要と思われ、そのためには、それに必要な素材として神経系構成成分、つまり栄養成分が必要なことは当然で、また、その構築作業のための酵素、そしてそれを補佐する補酵素的ビタミンも必要となります。

その中でも重要なものがビタミンB12なのです。

脳科学の発達によって、さまざまなことがわかり、新たな試みがされています。

 

ビタミンB12について?

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【心得5】「すぐに検索」をやめてみる

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【心得5】「すぐに検索」をやめてみる

 

漢字は普段から手書きで書いていないと、どんどん書けなくなっていきます。

たまに書類などを記入するときに、簡単な漢字が書けなくてハッとしたことがある人が少なくないのではないでしょうか。

 

そんなふうに漢字が思い出せないとき、いつもどうしていますか?

きっと、ほとんどの方はポケットからスマホを取り出して、辞書検索をして「そっか、この字だった」と思い出しているのではないでしょうか。

たぶん漢字だけでなく、有名人の名前が思い出せないときも、本のタイトルが思い出せないときも、そうやってパパッと検索をするクセがついている人も多いことでしょう。

 

でも、いつもそうやってスマホまかせにしていたら、思い出す力が落ちてしまいます。

人間の「使われない機能」は低下していく運命にあります。

何かを考えたり思い出したリするのに、いつもスマホを利用してばかりいると、脳の考える機能が低下してしまいかねないのです。

 

とくに最近は、スマホに話しかければ、その音声を認識して疑問や問題を解決してくれるような便利機能も搭載されています。

便利だからといって、何でもスマホに考えてもらったり決めてもらったりしていては、どんどん自分の頭を使って考える機会が減ってしまうことになりますよね。

 

ですから、スマホに“考えさせる”のもほどほどにしなくてはなりません。

 

別に、書けない漢字を思い出したり、出てこない固有名詞を思い出したり、歴史年号や元素記号を調べたり、仕事や勉強でレポートを書いたりするのに「絶対スマホを使うな」などというつもりはこれっぽっちもありません。

現に私自身も、分からないことをスマホで検索することがしょっちゅうあります。

ただ、「何の疑問も持たずに、なんでもかんでも全面的にスマホに頼ってしまうのは、さすがにマズイだろ」と考えているのです。

 

そうは思いませんか?

 

要は程度問題。

スマホばかり使って脳の機能を衰えさせてしまうなんてことのないように、“適度に”“かしこく”利用していけばいいのです。

 

そしてそのためには、どこまでスマホに考えさせるか、どこから自分の頭で考えるかの「自分なりの線引き」を持つことが大事になるのではないでしょうか。

 

たとえば、私の場合は、「自分じゃなくてもできる雑用系の作業」の場合はじゃんじゃんスマホやパソコンを活用して、できるだけ合理化しようと考えていますが、「自分じゃないとできない思考系や判断系の仕事」の場合は、できるだけ自分の頭でじっくり深く考えて答えを出そうと決めています。

それと、漢字や固有名詞など、何かが思い出せないようなときは、1分くらい自分の頭で思い出そうと粘ってみて、それでもダメならスマホやパソコンの力を借りることにしています。

 

こういうふうに、“ちょっとした心がけ”でも、あるとないでは大きく違ってくるものです。

ぜひ、「自分の脳を使う作業」と「自分の脳の代わりにスマホを使う作業」の自分なりの線引きをつくって、スマホに接していくようにしてみてはいかがでしょうか。

「その「もの忘れ」はスマホ認知症だった より」

 

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脳の中では、運動会のリレーのように、神経がバトンをつないで、指令を伝達していきます。

しかし、たとえばC地点の神経細胞が倒れてしまい、指令がそこで止まってしまう、という事態が起こります。

このとき、すぐにC地点の神経細胞を救出できれば復活したのですが、時間が経ち、死んでしまって、その指令も届かなくなる。

これが運動麻痺や言語障害の起こる理由です。

 

ところが、脳のすごいところは、C地点から今度はほかのルートでバトンを渡そうとするのです。

新たなルートで、新たなリレーのチームを作り、「言葉を話す」という指令を伝えようとします。

この新チームは、以前のチームのようにバトンの受け渡しがうまくなく、スムーズに指令が届きません。

しかし、何度も繰り返し練習するうちに、だんだんうまく指令が伝わるようになっていきます。

このようにして、死んでしまった神経細胞は復元しないけれど、ほかのルートで代用できれば、言葉がある程度話せるようになり、失語症もよくなっていくというわけです。

 

ニューロン同士が情報伝達を行うこと、つまり神経機能的連絡を行うためには、新経路の交差点ともいうべきものが必要であり、この交差点をシナプスと言います。

このシナプスは、歳をとっても増加し、より成熟した結合が進行するとされています。

高度の創造過程にも高密度のシナプス形成が必要と思われ、そのためには、それに必要な素材として神経系構成成分、つまり栄養成分が必要なことは当然で、また、その構築作業のための酵素、そしてそれを補佐する補酵素的ビタミンも必要となります。

その中でも重要なものがビタミンB12なのです。

脳科学の発達によって、さまざまなことがわかり、新たな試みがされています。

 

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【心得4】「デジタル・デトックス」をやってみる

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【心得4】「デジタル・デトックス」をやってみる

 

スマホ認知症」や「スマホ脳」の状態になるいちばんの原因は「過剰な情報のインプット」にあります。

スマホやパソコンなどから日々大量の情報を入れ込んでしまっているために、処理能力が追いつかず、脳がパンク寸前のような状態に追い込まれているわけです。

 

あれやこれや情報を追いかけているうちに、片時もスマホを手放せなくなり、常に情報を追いかけていないといられないような状態になって、いつしかまぎれもない「スマホ脳」になっていくというわけです。

はじめは何気なく情報を追っているつもりでも、いつの間にか大量の情報インプットに翻弄されるようになり、自分でも自覚がないまま病的な状態に進んでいってしまうわけです。

 

 

もっとも、近年は、スマホなどの情報に翻弄されている人が恐ろしくなるくらいに増えているせいか、さすがに“過剰な情報インプットを反省しよう”という動きが出てきているようです。

 

「デシタル・デトックス」が静かなブームを呼んでいるのをご存じですか?

 

なかには「デジタル・ダイエット」と呼ばれているケースもあるようですが、これはスマホ、パソコン、タブレットなどのデジタル機器を意識的に遠ざけて、情報の呪縛から解き放たれようという試み。

デシタル情報への依存を解消したり、心の平穏を取り戻したりするのにとても効果的だとされています。

 

日々のもの忘れ外来において、患者さんにデジタル・デトックスを進めることが少なくありません。

ただ、「スマホ認知症」「スマホ依存症」の患者さんは、いきなり全面的にスマホから離れさせようとしても無理。

引き離すと禁断症状が表れて、よけいにスマホを求めるようになってしまうのです。

 

このため“「プチ・デトックス」「プチ・ダイエット」で構わないから、自分のできる範囲でスマホから離れてみるように”とおすすめするようなしています。

 

たとえば、いつもスマホがそばにないと落ち着かない人なら、せめてベッドにはスマホを持ち込まないようにするとか、毎日スマホ情報をチェックしていないと気が済まない人なら、週末の1日だけ「スマホ断ち」をしてみるとか、時間が空いたらスマホを取り出すクセがついている人なら、通勤電車内だけはスマホを見ないようにがんばってみるとか……こういうふうに、自分のできそうなところからスマホから離れてみて、少しずつ段階を踏んで「離れている時間」を増やしていくようにするのです。

 

こうした要領で「プチ・デトックス」にチャレンジしてみてはどうでしょう。

きっと、チャレンジしてみると、“離れてみても意外に大丈夫だった”とか、“丸一日離れていても、まったく何の問題も起こらなかった”とか、“追われる感覚がなくなって意外によかった”とか、“夜にやるのをやめただけで体調がよくなった”といったように、心身にさまざまな変化を感じることができるはずです。

そういうプラスの変化にスポットライトを当てながら、少しずつ「離れている時間」を長くしていけば、着実にスマホ依存・デジタル依存から抜け出すことができるでしょう。

そして、「スマホがなくても大丈夫な状況」「情報がなくても大丈夫な状況」に慣れてくれば、脳を情報漬けの状態から助け上げることができるようになるはずです。

 

 

ちなみに、漫画家のわたなべぽんさんは、ベストセラーになったコミックエッセイ『やめてみた』の中で、スマホやネットに支配されていた日常を抜け出した自身の体験を描かれています。

 

わたなべさんの場合、仕事の合間にスマホをしたり、ふとんの中やトイレの中にまでスマホを持ち込んであちこちサイトを見たり習慣がやめられなくなっていたそうです。

やがて家事や生活がだらしなくなって、仕事でのうっかりミスが増えたり他人に対して疑り深くなったりといった弊害も表れるようになっていきました。

そんなとき、ご主人から「ネットハマリ」をガツンと指摘されて目が覚めたわたなべさんは、スマホを意識的に遠ざけることを決意。

夢中になりすぎないように、「寝ながら」「食事をしながら」「仕事をしながら」などの「ながらスマホ」をやめるようにしたのだと言います。

 

つまり、わたなべさんにとっては「ながらスマホ」をやめることが「プチ・デトックス」だったということです。

これにより、ネット中毒を脱して、失いかけていた自分、失いかけていた自分らしい毎日を取り戻すことができたわけです。

 

このように、別に全面的にスマホから離れなくてもいいのです。

ハマったり依存したりせず、ちゃんと適切な距離でスマホとつき合えるようになればそれでOKです。

ぜひ、自分にとって大切なものを見失うことのないように、スマホと適切な距離感を保ってつき合っていくようにしてください。

「その「もの忘れ」はスマホ認知症だった より」

 

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記憶力の減退も、脳の老化を示す典型的な症状ですが、記憶のネットワークを活性化する働きをしているのが、脳の海馬という組織であることはよく知られています。

その海馬には、アセチルコリン系神経が集中しているのです。

 

脳が老化し、萎縮してしまうアルツハイマーとの関係はとくに深く、アルツハイマーの脳ではアセチルコリンが減少していることから、アセチルコリン不足がアルツハイマーのひとつの原因とも考えられています。

 

アセチルコリンの合成にはコリン、ビタミンB1、ビタミンB12などがかかわっています。

同時にこれらの栄養をとることが、アセチルコリンを増やすことにつながるわけです。

通常、コリンはレシチン(フォスファチジルコリン)のかたちで、食材から摂取されます。

 

レシチンアセチルコリンの材料になるだけではなく、細胞膜の材料にもなっています。

とくに脳の神経細胞の細胞膜にはたくさん含まれていて、多彩な働きをしています。

血液にのって運ばれる栄養の細胞内へのとり込みや細胞内の老廃物の排出、神経伝達物質の放出や情報ネットワークの形成といった、脳の機能全体に深くかかわっています。

これが、レシチンが「脳の栄養素」と呼ばれるゆえんです。

そのレシチンを多く含んでいる食品の代表が卵黄です。

 

また、脳を酷使するときには、たくさんのビタミンB群が消費されています。

B群は脳の働きに重要な役割を担っているのです。

糖質を分解するB1が不足すると、脳のエネルギーが不足し、とたんに頭が回らない状態になります。

また、脳の神経伝達物質の合成すべての段階に関わっています。

神経の働きを整えたり、傷んだ神経を補修したり、タンパク質をドーパミンセロトニンといった神経伝達物質に作り替えるなど、「脳力向上」のためにもB群は欠かすことができないのです。

 

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【心得3】脳を鍛えるのではなく、脳に疲れをためないようにする

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【心得3】脳を鍛えるのではなく、脳に疲れをためないようにする

 

最近はボケ防止にと脳のトレーニングが流行っていますが、脳が疲れている人に「脳トレ」はおすすめしていません。

仕事やらスマホ依存やらで脳が疲れきっているような状態で「脳トレ」なんかやったら、ますます脳に疲労がたまってしまいます。

 

もの忘れやミスが多かったり脳が疲れているという自覚があるなら、「脳トレ」はやめるようにすべきでしょう。

 

たしかに、脳という器官は、トレーニングをすればある程度は鍛えられるものです。

ある種の「脳トレ」を行なえば、ワーキングメモリーの容量を広げることができることも、科学的に証明されていることではあります。

 

しかし、「スマホ認知症」や「脳過労」のように、「ワーキングメモリーがいっぱいいっぱいの状態になっている人」に、脳を鍛えるトレーニングを課すのはいかがなものでしょう。

 

それは、弱っている脳をムチ打って動かしているようなもの。

さしずめ、「疲労困憊で動けないくらいバテバテになっている人に、つらいダッシュや筋トレを強制しているようなもの」なのです。

そんなことをしたら、脳がさらに弱って、「スマホ認知症」や「脳過労」の症状がますます悪化してしまうかもしれません。

 

ですから、たとえ「スマホ認知症」や「脳過労」ではなくとも、脳が疲れているときは、無理に脳を鍛えようとしないほうがいいのです。

そういうときは、脳に疲れをためないようにすることを最優先すべきです

多くの現代人に当てはまることだと思いますが、ワーキングメモリーにこれ以上疲れをため込んでしまわないように、脳をしっかり休ませることを第一に考えるべきなのです。

「その「もの忘れ」はスマホ認知症だった より」

 

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記憶力の減退も、脳の老化を示す典型的な症状ですが、記憶のネットワークを活性化する働きをしているのが、脳の海馬という組織であることはよく知られています。

その海馬には、アセチルコリン系神経が集中しているのです。

 

脳が老化し、萎縮してしまうアルツハイマーとの関係はとくに深く、アルツハイマーの脳ではアセチルコリンが減少していることから、アセチルコリン不足がアルツハイマーのひとつの原因とも考えられています。

 

アセチルコリンの合成にはコリン、ビタミンB1、ビタミンB12などがかかわっています。

同時にこれらの栄養をとることが、アセチルコリンを増やすことにつながるわけです。

通常、コリンはレシチン(フォスファチジルコリン)のかたちで、食材から摂取されます。

 

レシチンアセチルコリンの材料になるだけではなく、細胞膜の材料にもなっています。

とくに脳の神経細胞の細胞膜にはたくさん含まれていて、多彩な働きをしています。

血液にのって運ばれる栄養の細胞内へのとり込みや細胞内の老廃物の排出、神経伝達物質の放出や情報ネットワークの形成といった、脳の機能全体に深くかかわっています。

これが、レシチンが「脳の栄養素」と呼ばれるゆえんです。

そのレシチンを多く含んでいる食品の代表が卵黄です。

 

また、脳を酷使するときには、たくさんのビタミンB群が消費されています。

B群は脳の働きに重要な役割を担っているのです。

糖質を分解するB1が不足すると、脳のエネルギーが不足し、とたんに頭が回らない状態になります。

また、脳の神経伝達物質の合成すべての段階に関わっています。

神経の働きを整えたり、傷んだ神経を補修したり、タンパク質をドーパミンセロトニンといった神経伝達物質に作り替えるなど、「脳力向上」のためにもB群は欠かすことができないのです。

 

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【心得2】「マルチタスク」をやめて「モノタスク(ひとつに集中)」に

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【心得2】「マルチタスク」をやめて「モノタスク(ひとつに集中)」に

 

仕事などで常にいくつもの懸案(タスク)を抱え、忙しくあっちへこっちへと飛び回ってはいないでしょうか。

 

じつはこれ、非常に脳に疲れをためやすい習慣なのです。

 

たとえば、次のような状況をイメージしてください。

目の前でAというデスクワーク作業が間に合わなくて焦っているようなときに、Bという別の仕事の進捗具合を上司からしつこく尋ねられ、イライラしているところへCという仕事の現場でトラブルが発生したという連絡が届いて大慌てになって……。

こんなふうに同時進行の仕事をいくつも抱えて右往左往する毎日を送っていたら、当然ストレスがたまりますよね。

すなわち、こういうマルチタスクが脳を疲れさせてしまうのです。

 

そもそも、人間の脳は元来マルチタスクが苦手です。

ワーキングメモリーの話をしましたが、この「脳のメモ帳」の処理能力はそんなに大きくはありません。

同時並行的にあれもこれもと仕事に追われていたら、キャパシティがすぐにいっぱいいっぱいになってしまうでしょう。

しかも、“気晴らしにスマホやネットでも見ようか”となると、次々にメールや情報が飛び込んできて、いっぱいいっぱいのワーキングメモリーにさらなる追い打ちをかけることになります。

そういう日々を送っているうちに、処理能力が低下して、いつのまにか脳過労が進んでいってしまうわけです。

 

そして、こういった脳の情報処理能力が落ちた状態で、あれこれタスクが重なってくると、てきめんにもの忘れやうっかりミスが多くなるのです。

ワーキングメモリーの力が落ちているときにマルチタスクの仕事をしていると、いろいろなタスクに気をとられることが多くなり、どうしてもひとつのタスクに対する注意力や記銘力がおろそかになります。

これが、もの忘れやうっかりミスなど、「スマホ認知症」の症状へとつながっていくというわけですね。

 

ですから、「スマホ認知症」になりたくないなら、マルチタスクは極力避けるべきです。

脳を疲れさせたり悩ませたりするようなことはできるだけ一本化して、なるべくひとつのタスクに集中できるようにしていくほうがいいのです。

 

どうも、昨今のビジネスマンには「マルチタスクを抱えていると、仕事ができる人だと思われてカッコよく見える」というイメージを持つ人が多いような気がします。

でも、脳の健康管理の面から言えばそれは全く逆で、「決してよいことではないんだ」ということを肝に銘じておくといいでしょう。

 

あれもこれもと欲張ってはダメ。

もの忘れやうっかりミスを防ぐにはできるだけ目の前のことに集中し、ワーキングメモリーの負担をこれ以上増やさないようにしていく姿勢が求められるのです。

ぜひ、そういう仕事環境を意識して整えていくようにしてください。

「その「もの忘れ」はスマホ認知症だった より」

 

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記憶力の減退も、脳の老化を示す典型的な症状ですが、記憶のネットワークを活性化する働きをしているのが、脳の海馬という組織であることはよく知られています。

その海馬には、アセチルコリン系神経が集中しているのです。

 

脳が老化し、萎縮してしまうアルツハイマーとの関係はとくに深く、アルツハイマーの脳ではアセチルコリンが減少していることから、アセチルコリン不足がアルツハイマーのひとつの原因とも考えられています。

 

アセチルコリンの合成にはコリン、ビタミンB1、ビタミンB12などがかかわっています。

同時にこれらの栄養をとることが、アセチルコリンを増やすことにつながるわけです。

通常、コリンはレシチン(フォスファチジルコリン)のかたちで、食材から摂取されます。

 

レシチンアセチルコリンの材料になるだけではなく、細胞膜の材料にもなっています。

とくに脳の神経細胞の細胞膜にはたくさん含まれていて、多彩な働きをしています。

血液にのって運ばれる栄養の細胞内へのとり込みや細胞内の老廃物の排出、神経伝達物質の放出や情報ネットワークの形成といった、脳の機能全体に深くかかわっています。

これが、レシチンが「脳の栄養素」と呼ばれるゆえんです。

そのレシチンを多く含んでいる食品の代表が卵黄です。

 

また、脳を酷使するときには、たくさんのビタミンB群が消費されています。

B群は脳の働きに重要な役割を担っているのです。

糖質を分解するB1が不足すると、脳のエネルギーが不足し、とたんに頭が回らない状態になります。

また、脳の神経伝達物質の合成すべての段階に関わっています。

神経の働きを整えたり、傷んだ神経を補修したり、タンパク質をドーパミンセロトニンといった神経伝達物質に作り替えるなど、「脳力向上」のためにもB群は欠かすことができないのです。

 

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【心得1】ひなたぼっこをして脳を休める

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【心得1】ひなたぼっこをして脳を休める

 

スマホ認知症」になる人は、ほぼ100パーセント脳過労状態に陥っています。

日々の仕事やIT機器への依存習慣によって、脳の処理能力が低下するほどに疲労を蓄積してしまっているわけです。

 

この状態を放っていると、前頭前野やデフォルトモード・ネットワークの機能が落ちて、うつ病不定愁訴などの心身トラブルに発展していくようになります。

ですから、まずはしっかり休んで、脳にたまった疲労を回復させなくてはなりません。

スマホ認知症」を解決するファーストステップは、「とにかく脳を休ませること」だと心得るようにしてください。

 

もの忘れ外来にいらっしゃる「スマホ認知症」の方々も、休んでもらうのが最優先。

いつも診断書を書いたうえで「とにかく会社を休みなさい」「仕事を休んで脳を休めなさい」とすすめています。

もちろん、休んでいる間は、スマホやパソコンをやるのは極力控えてもらい、家で仕事もやるのもNGです。

 

でも、まじめな方の場合、「スマホもダメ、仕事もダメ」となると、“じゃあ、何をすればいいの?”と思ってしまうことが多いようです。

実際、患者さん方から「休んでいる間、いったい何をしたらいいですか?」という質問をよく受けます。

 

そういうときは、いつも「ひなたぼっこをしてください」と答えます。

陽光の中でゆっくりとした時間を過ごすことなど、忙しく働いているときはほとんどできないはず。

だから、「休んでいるうちに一生分のひなたぼっこをするくらいのつもりで、がんばってひなたぼっこをしてください」と言うのです。

 

ひなたぼっこに飽きたら、ゆっくり散歩をするのもおすすめです。

普段のせかせかとした早足ペースではなく、なるべくスローペースでぶらぶらと歩きましょう

こちらも、散歩に飽きて時間を持て余すくらいに歩いてみてください。

 

もし、どこか行く目的地が欲しいなら、「自分が卒業した小学校や中学校」を訪ねてみるといいでしょう。

昔懐かしい校庭に立ってみたり、通い慣れた通学路を歩いてみたりすると、心が癒されるのはもちろん、あれやこれやの思い出がよみがえってきて、「あの頃の自分」「本来の自分」に立ち返ることができるかもしれません。

 

きっと、何日かにわたってこういった休み方をしていれば、「時間の流れ方」がいつもと大きく違うことに気づくでしょう。

さらに、“こういうふうにゆっくりと時間を過ごしていても、まったく何も問題はないんだ”“スマホやパソコンがなくても別にたいした支障はないんだ”といったことが分かってくるはずです。

それが分かれば、“あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ”“スマホをチェックしなきゃ”という気持ちが収まって、心身に少し余裕が出てくることでしょう。

 

その余裕は、脳の疲れがとれてきたという証拠なのです。

そして、こういう休み方を積み重ねていけば、頑固な疲れも少しずつとれて、着実に脳が回復へと向かっていくことでしょう。

「その「もの忘れ」はスマホ認知症だった より」

 

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記憶力の減退も、脳の老化を示す典型的な症状ですが、記憶のネットワークを活性化する働きをしているのが、脳の海馬という組織であることはよく知られています。

その海馬には、アセチルコリン系神経が集中しているのです。

 

脳が老化し、萎縮してしまうアルツハイマーとの関係はとくに深く、アルツハイマーの脳ではアセチルコリンが減少していることから、アセチルコリン不足がアルツハイマーのひとつの原因とも考えられています。

 

アセチルコリンの合成にはコリン、ビタミンB1、ビタミンB12などがかかわっています。

同時にこれらの栄養をとることが、アセチルコリンを増やすことにつながるわけです。

通常、コリンはレシチン(フォスファチジルコリン)のかたちで、食材から摂取されます。

 

レシチンアセチルコリンの材料になるだけではなく、細胞膜の材料にもなっています。

とくに脳の神経細胞の細胞膜にはたくさん含まれていて、多彩な働きをしています。

血液にのって運ばれる栄養の細胞内へのとり込みや細胞内の老廃物の排出、神経伝達物質の放出や情報ネットワークの形成といった、脳の機能全体に深くかかわっています。

これが、レシチンが「脳の栄養素」と呼ばれるゆえんです。

そのレシチンを多く含んでいる食品の代表が卵黄です。

 

また、脳を酷使するときには、たくさんのビタミンB群が消費されています。

B群は脳の働きに重要な役割を担っているのです。

糖質を分解するB1が不足すると、脳のエネルギーが不足し、とたんに頭が回らない状態になります。

また、脳の神経伝達物質の合成すべての段階に関わっています。

神経の働きを整えたり、傷んだ神経を補修したり、タンパク質をドーパミンセロトニンといった神経伝達物質に作り替えるなど、「脳力向上」のためにもB群は欠かすことができないのです。

 

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脳の働き具合をよくするために、日常生活で心がけること

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脳の働き具合をよくするために、日常生活で心がけること

 

スマホ認知症」を防ぐには、日々の生活でどんなことを心がけていけばいいのかを述べていくことにしましょう。

 

スマホ認知症」は、スマホやパソコン、タブレットからの過剰な情報インプットによって脳の処理能力が低下し、もの忘れなどの脳機能低下症状が表れる病態です。

おそらく、すでに「スマホ認知症」の症状が出ている方がいらっしゃるのではないかと思います。

また、「スマホ認知症」というほどではないにしろ、普段からスマホに依存した生活を送っていて、“自分もいつ症状が出てもおかしくないな”という不安を抱いている方もかなりの数いらっしゃることでしょう。

 

では、そういったみなさんが「スマホ認知症」を治したり防いだりしていくためには、いったいどんなことをすればいいのか。

その対応策は次の10の心得に集約されると考えています。

 

 

1.まずはしっかり休む。ひなたぼっこをして脳を休める

2.「マルチタスクやめて「モノタスク(ひとつに集中)」にする

3.脳を鍛えるのではなく脳に疲れをためないようにする

4.「デシタル・デトックス」をやってみる

5.「すぐに検索」をやめみる

6.「ナビ」にできるだけ頼らない

7.あえて「手間のかかる方法」を選ぶようにする

8.「リアル」の体験を大事にする

9.1日5分、ぼんやりする時間を持つ

10.脳細胞を修復する時間「睡眠」のとり方を変える

 

 

この10の心得は、もの忘れ外来で数多くの「スマホ認知症」や「脳過労」の患者さんを治療してきたなかで、実際に効果を上げているものです。

 

これらの心がけを常に頭の隅にとどめておいて、日々できるだけ実践するようにしていけば、だんだん脳の働き具合が調子よくなってくることでしょう。

そして、もの忘れやうっかりミスなどの気になる症状が減っていくはずです。

「その「もの忘れ」はスマホ認知症だった より」

 

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記憶力の減退も、脳の老化を示す典型的な症状ですが、記憶のネットワークを活性化する働きをしているのが、脳の海馬という組織であることはよく知られています。

その海馬には、アセチルコリン系神経が集中しているのです。

 

脳が老化し、萎縮してしまうアルツハイマーとの関係はとくに深く、アルツハイマーの脳ではアセチルコリンが減少していることから、アセチルコリン不足がアルツハイマーのひとつの原因とも考えられています。

 

アセチルコリンの合成にはコリン、ビタミンB1、ビタミンB12などがかかわっています。

同時にこれらの栄養をとることが、アセチルコリンを増やすことにつながるわけです。

通常、コリンはレシチン(フォスファチジルコリン)のかたちで、食材から摂取されます。

 

レシチンアセチルコリンの材料になるだけではなく、細胞膜の材料にもなっています。

とくに脳の神経細胞の細胞膜にはたくさん含まれていて、多彩な働きをしています。

血液にのって運ばれる栄養の細胞内へのとり込みや細胞内の老廃物の排出、神経伝達物質の放出や情報ネットワークの形成といった、脳の機能全体に深くかかわっています。

これが、レシチンが「脳の栄養素」と呼ばれるゆえんです。

そのレシチンを多く含んでいる食品の代表が卵黄です。

 

また、脳を酷使するときには、たくさんのビタミンB群が消費されています。

B群は脳の働きに重要な役割を担っているのです。

糖質を分解するB1が不足すると、脳のエネルギーが不足し、とたんに頭が回らない状態になります。

また、脳の神経伝達物質の合成すべての段階に関わっています。

神経の働きを整えたり、傷んだ神経を補修したり、タンパク質をドーパミンセロトニンといった神経伝達物質に作り替えるなど、「脳力向上」のためにもB群は欠かすことができないのです。

 

ビタミンB12について?

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