第9章 レモン、アボカド、リンゴは若返りの特効薬――注目の「エクソソーム」

第9章 レモン、アボカド、リンゴは若返りの特効薬――注目の「エクソソーム」

 

健康、美容、アンチエイジングなどの領域で近年話題の「エクソソーム」についてお話ししましょう。

「初めて知った」という人もこれから耳にする機会は多くなると思います。

 

エクソソームとは「細胞外小胞」と呼ばれる物質のひとつで、簡単にいえば、ものすごく小さなカプセルのようなものが細胞から分泌され、それが「細胞同士の情報伝達」に使われている。

そんなイメージのものです。

 

研究としてはまだまだ途上段階で、これからどんどん進んでいくところですが、エクソソームのすごいところは「若い人のエクソソーム」を取り入れると細胞が若返っていく効果が期待できることです。

 

極端にいえば、ドラキュラのような話です。

 

ドラキュラ伝説といえば、若い人の血を吸うことで自分自身が若返っていくものですが、乱暴にいうと、そんなイメージのことが期待されているのがエクソソームです。

ぜひ、この機会に名前くらいは知っておくといいと思います。

 

美容やアンチエイジングの領域ではすでに活用されていて、エクソソーム療法、エクソソーム注射などによって多量のエクソソームを体内に入れる施術が行われています。

 

今後は再生医療の領域でも、積極的に活用されていくと思われます。

 

エクソソーム自体は決してめずらしいものではなく、漢方にも入っていますし、私たちが普段食べているレモン、アボカド、リンゴなどにも多く含まれていることがわかっています。

 

十数年前は自律神経について知らない人も大勢いましたが、今やほとんどの人が知っています。

それと同じように、今後エクソソームは医療、健康分野で誰もが知る言葉になっていくと思います。

「はじめる習慣 より」

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人の体の老化は20代ごろから始まります。

老化は生きている以上避けられないものですが、何をどう食べるかで進行程度が変わってきます。

30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。

健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。

 

動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)に動脈硬化が見られるようになります。

脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。

一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。

このような症状のないごく小さな梗塞が隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)です。

「隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。

脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。

 

血管は「酸化」していくことで傷ついていきます。

たとえば、悪玉コレステロール(LDLコレステロール)が動脈硬化の原因になるということを聞いたことがあるかもしれません。

LDLコレステロール(以下LDL)が血管にへばりついて、プラークと呼ばれるこぶを血管の壁に形成していくのです。

ビタミンB12やB6、葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることもわかっています。

 

ビタミンB12について?

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