2021-10-01から1ヶ月間の記事一覧

質のよいたんぱく質を摂るには?

質のよいたんぱく質を摂るには? 食品のアミノ酸スコアをチェック 質のよいたんぱく質とはどのようなたんぱく質をいうのでしょうか。 栄養面から考えれば、体内で合成できない9種類の必須アミノ酸を十分に含むたんぱく質こそが良質なたんぱく質といえ、食事…

ダイエットにも役立つアミノ酸

ダイエットにも役立つアミノ酸 どのアミノ酸も体づくりに欠かせない 私たちの体に存在する10万種類ものたんぱく質は、わずか20種類のアミノ酸の組み合わせによって構成されています。 そして20種類のアミノ酸は、9種類の「必須アミノ酸」と、11種類の「非必…

アミノ酸バランスがいいのは動物性

アミノ酸バランスがいいのは動物性 効率のよい動物性と低脂質な植物性 食品から摂れるたんぱく質は、肉や魚、卵や乳製品に含まれる「動物性たんぱく質」と、豆や大豆製品、穀物などに含まれる「植物性たんぱく質」に大別されます。 同じたんぱく質といっても…

たんぱく質は圧倒的に脂肪になりにくい

たんぱく質は圧倒的に脂肪になりにくい たんぱく質がダイエットにいい理由 たんぱく質は余分に摂取したときに、ほかの栄養素よりも脂肪に変換されにくいという利点もあります。 脂質や糖質は体内で消化吸収された後、余剰分は脂肪として溜められ、飢餓や病気…

最強に瘦せる食べ方

最強に瘦せる食べ方 毎食絶対にたんぱく質を欠かさず摂る きれいに痩せるためには「単に食べる量を減らせばいい」というわけではありません。 なぜなら、これまで説明してきたとおり極端な食事制限では、筋肉が大幅に減ることで基礎代謝も減少し、リバウンド…

たんぱく質が不足すると太りやすくなる

たんぱく質が不足すると太りやすくなる 空腹時はアミノ酸がエネルギーになる なぜ食事制限ダイエットでたんぱく質を抜いてしまうとダメなのかは、空腹時に、ヒトの体内でどのような変化が起きるのかをまず理解する必要があります。 空腹になると血液中の糖の…

筋肉が落ちるとぜんぜん痩せなくなる

筋肉が落ちるとぜんぜん痩せなくなる 代謝アップがダイエットのカギ 体重が減るなら別に筋肉が減っても構わないと思っている人も多いかもしれません。 しかし、筋肉は体を動かしたり、姿勢を維持したりする働きがある以前に、ダイエットにおいても重要な基礎…

どんなに痩せてもリバウンドしてしまう理由

どんなに痩せてもリバウンドしてしまう理由 食事制限だけで痩せても意味がない 痩せたいと思ったときに、多くの人が考えるのが食事制限のダイエット。 体重が減る仕組みは、摂取エネルギー(食べた量)が消費エネルギー(呼吸などの基礎代謝や運動など)を下回っ…

体をつくる最重要栄養素『たんぱく質』

体をつくる最重要栄養素『たんぱく質』 体をつくり維持するための材料に 炭水化物、脂質と並び、「三大栄養素」のひとつとして、私たちの生命維持に欠かせないたんぱく質。 そもそも、たんぱく質は私たちの体でどのような働きをしているのでしょうか。 たん…

かぼちゃ―“ビタミンACE(エース)”で生活習慣病を撃退

かぼちゃ―“ビタミンACE(エース)”で生活習慣病を撃退 <栄養>栄養的には西洋種のほうが上 β-カロテンをはじめ、ビタミンB群・C・E、カリウム、食物繊維などを豊富に含む緑黄色野菜です。 かぼちゃのβ-カロテンは、体内で必要に応じてビタミンAに変わりま…

◆「サバイバルバイアス」のある健康情報に気を付ける

◆「サバイバルバイアス」のある健康情報に気を付ける 現在、日本の百寿者(センテナリアン)は約7万人おり、この方々を対象にした長寿の研究がさまざまな角度から進められています。 世間では百寿者の条件として「開けっぴろげの性格」「ものに動じない」「よ…

◆厚着をするとインフルエンザにかかりやすい!?

◆厚着をするとインフルエンザにかかりやすい!? 健康情報を選別するとき、相関関係と因果関係とは必ずしも同じでないことを認識しておかなければなりません。 AとBが相関していることは、必ずしもAがBの原因であることにはならないからです。 分かりやす…

◆食事に関する指針づくりの難しさ

◆食事に関する指針づくりの難しさ 意外に思われるかもしれませんが、ある栄養素、例えば、糖をどのくらい過剰にとったら体によくないのか、白黒つけるのはとても難しいことです。 患者を二群に分けた長期にわたる無作為化試験を実施すること自体、困難ですし…

◆黒砂糖は白砂糖より体にいいのか

◆黒砂糖は白砂糖より体にいいのか 白砂糖と黒砂糖。 同じ砂糖でも、この二つの砂糖ほどイメージが対極化しているものはありません。 一般的に流布しているイメージは、こうです。 「生成された白砂糖は、とにかく体に悪い。諸悪の根源」。 かたや、「黒砂糖…

◆フルーツジュースの甘くない現実

◆フルーツジュースの甘くない現実 果物には、ビタミン、ミネラル、食物繊維が多く含まれ、これまでの疫学研究により、果物を定期的に食べる人では、心血管病、大腸がん、うつ病などのリスクが低くなることが報告されています。 また、83万人を対象にした研究…

◆特定の栄養素だけ制限するのは危険!

◆特定の栄養素だけ制限するのは危険! カロリー制限を行わない限り、ある栄養素を制限したダイエットは、他の栄養素の過剰摂取を招きます。 そのような変化に乏しい偏った食事が長期的に人にどのような影響を及ぼすか、誰も答えを持っていません。 なにせ、…

◆糖質制限ダイエットのからくり

◆糖質制限ダイエットのからくり 糖質制限について考えてみましょう。 私たちは食事をとり血糖値が上がると、膵臓からインスリンというホルモンが分泌されます。 インスリンにより、ブドウ糖は細胞の中に取り込まれ、エネルギー源として利用されます。 また、…

身の回りのあやしい健康情報に要注意!

身の回りのあやしい健康情報に要注意! 何をどのように食べるか。 この問題に関して、私たち人類には適応と進化の営々たる歴史があります。 その積み重ねの中で、人間の体に最も安全で適した、そしてより命を紡ぎやすい食事パターンを築き上げてきました。 …

◆体内時計のくるいが病気の引き金になる

◆体内時計のくるいが病気の引き金になる 人類の歴史を1年に例えれば、ほんの数分程度に過ぎない間に環境はガラリと一変してしまいました。 夜も電気という人工の明かりの中で活動を続ける現代人の体内時計は、今、蝕まれています。 体内時計のくるいは、現代…

サーカディアンリズム(太陽のリズム)に合わせた生活をする

サーカディアンリズム(太陽のリズム)に合わせた生活をする ◆体温やホルモン分泌は太陽のリズムに同期している 歴史の中で人類が獲得してきた体の仕組みのひとつに、体内時計があります。 簡単にいえば、お日さまが昇るとともに起き、お日さまが沈むとともに…

「睡眠負債」やストレスをためない

「睡眠負債」やストレスをためない ◆睡眠不足は糖化を進める 睡眠とAGEは関係があるのでしょうか。 一見、関係なさそうに見えるかもしれませんが、じつは大ありなのです。 人間は睡眠不足が続くと、意識・無意識に関わらず精神的にも肉体的にもストレスが…

◆週1回の運動で死亡率が3割下がる

◆週1回の運動で死亡率が3割下がる ウェルエイジングを目指す生活習慣づくりには、適度な運動も欠かせません。 ただ、この「適度な」というところが難しいというか、厄介なところ。 やたら激しい運動で体を痛めつけてもいけないし、かといって近所を散歩する…