2023-07-01から1ヶ月間の記事一覧

第2章 血圧を測る

第2章 血圧を測る 家庭血圧が重視されている 「毎朝、血圧を測りましょう」というと、「面倒だな」という声が聞こえてきそうです。 しかし、血管の健康法を謳っている限り、血圧測定を外すわけにはいきません。 毎朝ではなくても、時々測るようにしてみまし…

第2章 「あー」と声を出す

第2章 「あー」と声を出す なぜ会話が大事なのか? コロナ禍の悪影響は数えあげればキリがありませんが、人と話す機会が減ったことも、その1つです。 人と直接、会って話すことで脳が活性化し血流が良くなります。 メールやメッセージでのやりとりだけでは、…

第2章 お腹を半円状になでる

第2章 お腹を半円状になでる 腸は第二の脳。腸内環境を良くする コロナ禍の影響もあり、慢性的な便秘や下痢で悩む人が増加しています。 腸は栄養素や水分を吸収する臓器で、そのまわりには太い血管が通っています。 腸が不調になれば、有害物質が発生し、そ…

第2章 「早寝早起き」ではなく「早起き早寝」

第2章 「早寝早起き」ではなく「早起き早寝」 朝の光には、もう1つ重要な役割があります。 睡眠を司る「メラトニン」というホルモンは、朝イチの光を感じてから約15時間後に分泌されるように仕組まれています。 たとえば、朝7時に光を浴びると、夜10時に眠く…

第2章 朝の光を浴びる

第2章 朝の光を浴びる 自律神経をスムーズに切り替える 血管の健康に深くかかわっているのが「自律神経」です。 自律神経は、交感神経と副交感神経がうまく切り替わることでバランスが保たれています。 たとえば、大事な仕事の準備をしているときや、運動や…

第2章 歯周病菌が腸内環境をメチャメチャにする

第2章 歯周病菌が腸内環境をメチャメチャにする 悪玉菌の中でも、「超」がつく極悪菌が歯周病菌です。 歯と歯茎の間にポケットと呼ばれる溝をつくり、その中に住んでいます。 空気が嫌いなので、溝を深く掘って隠れる面倒なヤツです。 もし、歯茎から出血が…

第2章 「朝イチ」にやりたい習慣 朝、起きたら口をゆすぐ

第2章 「朝イチ」にやりたい習慣 朝、起きたら口をゆすぐ 朝イチの口の中は、肛門より汚い!? 朝、起きたら、まず何をしますか? 血管健康法にとって、朝イチはとても大切な時間です。 第2章では、朝イチの生活習慣について考えていきます。 朝、起きると「喉…

第1章 できることから始める「いい習慣」は40代から始めるのがいい

第1章 できることから始める「いい習慣」は40代から始めるのがいい サボってもOK、意識を持つことが大事 血管を若々しく維持するための具体的な方法を、あの手この手で紹介します。 血管の健康は、生活習慣に深くかかわります。 毎日の生活のなかで誰でもで…

第1章 血圧と血糖値がポイント

第1章 血圧と血糖値がポイント では、血管はなぜ老化するのでしょうか。 大きな要因は2つあります。 1つは、「高い血圧」です。 血圧が高いと、血管の内層が受ける力が強くなります。 拍動ごとにハンマーで殴られているようなものです。 1分間に心臓が打つ拍…

第1章 「血管が老化する」って、どういうこと?

第1章 「血管が老化する」って、どういうこと? 若々しい血管と老化した血管の違い 「人は血管とともに老いる」という有名な言葉があります。 血管が老化すると、脳や臓器に十分な栄養や酸素が届かず、体のあらゆる器官の能力が低下していくことを表していま…

第1章 動脈、静脈、毛細血管、血管の構造と役割を知る

第1章 動脈、静脈、毛細血管、血管の構造と役割を知る 人間ひとりの血管の長さは、なんと地球2周半 人間の血管のシステムは「閉鎖血管系」と呼ばれ、心臓から送り出された血液が心臓に戻ってくる仕組みになっています。 酸素や栄養を体の隅々に届けるのが「…

第1章 脳梗塞も認知症も脳の病気じゃない!?

第1章 脳梗塞も認知症も脳の病気じゃない!? 脳梗塞は脳の病気じゃなくて、血管の病気 では、介護生活に陥る原因を見てみましょう。 2019年の厚生労働省の発表によると、第1位は認知症で17.6%、第2位は脳血管疾患で16.1%となっています。 脳血管疾患とは、脳…

第1章 人間は血管とともに老いる 人生100年時代は、すぐそこに迫っている

第1章 人間は血管とともに老いる 人生100年時代は、すぐそこに迫っている 日本は世界の中でも長寿国として知られています。 2020年の日本人の平均寿命は、男性81.64歳、女性87.64歳で、男性は世界第2位、女性は第1位となりました。 これは、とてもすばらしい…

脳のしくみを味方につける1日の過ごし方

脳のしくみを味方につける1日の過ごし方 デジタルとアナログの「ハイブリット生活」について、もう少し具体的に説明しましょう。 朝はリモートワークで通勤時間が減った分だけ早起きして、朝日を浴びながら体を動かす習慣をつけます。 これだけでもセロトニ…

デジタルとアナログの「ハイブリッド生活」のすすめ

デジタルとアナログの「ハイブリッド生活」のすすめ 新型コロナウイルスによる感染症が終息したとしても、またいつか別の感染症が人類を襲うことは間違いないでしょう。 人々が都会に密集する生活様式は、あまりにもリスクが大きいことを私たちは身をもって…

ウィズコロナ時代こそ「オキシトシン原理」で生きる

ウィズコロナ時代こそ「オキシトシン原理」で生きる 江戸時代の開国、敗戦によるアメリカ支配――そうしたエポックメイキングな事件を経て、私たち日本人の行動様式や価値観は、すっかり西洋化してしまいました。 ドーパミン原理に染まってしまったのです。 し…

「情けは人のためならず」の本当の意味

「情けは人のためならず」の本当の意味 オキシトシン原理で生きていると、自分自身も楽しめるようになります。 というのも、共感やコミュニケーションというのは、他人のための行為ではなく、お互いの共同作業だからです。 そう確信したのは、知り合いからこ…

“夢の大きさ”ではなく“夢の質”を変える

“夢の大きさ”ではなく“夢の質”を変える 人生の価値観をドーパミン原理からオキシトシン原理に移行するときに、大切なことが1つあります。 それは、夢のレベルを小さくするのではないということです。 たとえば、ドーパミン原理にしたがって「年収1億円稼ぎた…

セロトニン神経こそ、唯一の歯止め

セロトニン神経こそ、唯一の歯止め ドーパミン神経の暴走による依存症を解消するには、どうしたらよいでしょうか。 残念ながら、私たちがドーパミン神経に直接働きかけて分泌量をコントロールするということはできません。 そもそも、それができるくらいなら…

ドーパミン神経と依存症の危険な関係

ドーパミン神経と依存症の危険な関係 ドーパミン神経は、私たちの夢の実現にとってすばらしい働きをしてくれます。 しかし、そこには1つ大きな問題があります。 それがどういう問題かを説明するには、ドーパミン神経が発見されたいきさつを紹介するのが早い…

ドーパミンは夢を叶える意欲の神経

ドーパミンは夢を叶える意欲の神経 「ストレスフリーな脳」になるために、セロトニン神経の働きが重要であると述べてきました。 でも私たちは、ストレスに振り回されずに暮らしていければいいかというと、そうではありません。 やはり、少しはお金を稼ぎたい…

「ドーパミン原理」の幸せと「オキシトシン原理」の幸せ

「ドーパミン原理」の幸せと「オキシトシン原理」の幸せ 幸せになりたいと誰もが願っています。 でも、何が幸せなのかはそれぞれでしょう。 「お金持ちになること」と答えた人は、目標を定めてそれが成就することを幸せに感じるのではないでしょうか。 これ…

オキシトシン効果を高める新しいコミュニケーション

オキシトシン効果を高める新しいコミュニケーション 新型コロナの感染拡大によって普及した新しい生活スタイルの1つに、ビデオ通話やオンラインミーティングがあります。 仕事に限らず、プライベートでも広く使われるようになりました。 すばらしいことだと…

「触れる側」「触れられる側」両方に効果がある

「触れる側」「触れられる側」両方に効果がある 人がペットに対しておこなうグルーミングについて、おもしろい実験があります。 まず、犬を狭いケージに閉じ込めます。 するとストレスが加わりますから、当然ストレスホルモンであるコルチゾールが増えます。…