2023-08-01から1ヶ月間の記事一覧
第4章 タオルをギュッと握る ノーベル賞を受賞した画期的な理論 「NOという物質が血管の健康にかかわっている」と解説をしてきました。 ここでNOについて、もう少し詳しくお話ししましょう。 NOは一酸化窒素のことで、エヌ・オーと読みます。 アメリカの薬理…
第4章 吊り革を持ったら、かかとを上げる 足の先端までいった血液をどのように心臓に戻しているか? 血管は9万キロの長さがあり、体の隅々に栄養と酸素を届けている大切な臓器です。 もちろん、足の爪先まで、血管はしっかりと伸びています。 足の先端までい…
第4章 掌を太陽に向ける 女性に多い骨粗しょう症を防ぐ 高齢者に骨粗しょう症が増えています。 特に女性は閉経後にカルシウムが減少する傾向にあり、男性より患者数が多くなっています。 骨が脆くなると、ちょっと転んだだけで骨折をしやすくなります。 丈夫…
第4章 1時間座ったら立つ エコノミークラス症候群が、オフィスで起きている オーストラリアのシドニー大学が死亡リスクに関する調査を行ない、椅子に座っている時間が1日4時間未満の人に比べて、8~11時間の人は15%増、11時間以上の人は40%増と発表しました…
第4章 日中、心がけたい習慣 時々、顎を押す ネコ背は、肺活量が3割以上減少する 電車や街中で人の様子を見ていると、姿勢が悪い人が多いですね。 なかでも一番気になるのが、背中を丸めたネコ背の人です。 ネコ背になると内臓が圧迫され、毛細血管が圧力を…
第3章 食後にガムを噛む ガムを噛むと、脳に血液が送られる よく噛むことは血管にいいことですが、もう1つ重要なことがあります。 1回噛むごとに、歯と顎の骨の間にある歯根膜というクッションが圧迫され、その反動で血液が脳に送られるのです。 脳に送られ…
第3章 サバ缶を常備する イヌイットに血管の病気が少ない理由 タンパク質といえば、魚についても触れておかなければいけません。 1970代、グリーンランドに住むイヌイットたちの健康についての研究が行なわれました。 氷雪地帯に住み、ほとんど野菜を食べな…
第3章 安い肉を味わう 中性脂肪の原因は、肉の脂ではない 卵の話をすると、「コレステロールが……」という人がいるのと同様に、「肉を食べなさい」というと、「脂が……」という人がいます。 しかし、健康を害すほどの脂質を肉から摂ることは、まず不可能です。…
第3章 毎日、卵2個食べる アルブミンは元気指数 健康診断の結果が出たら、ぜひ注目してほしい数値があります。 それが、「アルブミン」です。 アルブミンは血液中に含まれるタンパク質で、アミノ酸を運搬する役割を果たしています。 アミノ酸は人間の体を構…
第3章 お酒を飲むときは、同量の水を飲む 下戸の人が足りない能力 アルコール(エタノール)は、体にとって有毒な物質です。 すぐに肝臓に運ばれ、アルコール脱水素酵素によって無害なアセトアルデヒドに分解されます。 簡単にいってしまうと、お酒が弱い人、…
第3章 「とりあえず」は、鶏唐か、枝豆 糖質が多いポテサラ&焼きそばは、あとから注文 居酒屋で、最初に注文する「とりあえず」。 みなさんは何を頼みますか。 意外と多いのが、ポテサラです。 しかし、ポテサラは糖質が多い食べものですから、おすすめはで…
第3章 ペットボトルは緑茶にする 子供の糖尿病が急増中 スナック類に糖質が多いことを解説しましたが、清涼飲料水にもたくさんの糖質が使われています。 500mlのコーラに含まれる砂糖は約56.5g、なんと角砂糖17個分にもなります。 コーラ以外の清涼飲料水も…
第3章 おやつは、高カカオ・チョコにする スナックの常食は、生活習慣病へまっしぐら コンビニやスーパーの棚には、ものすごい数のスナックが並んでいます。 多くの人が食べていることの証でもあります。 多くのスナックは、ジャガイモやトウモロコシを原料…
第3章 塩を天然塩にする 食卓塩は、純度100%の塩 家庭で調理するとき、どんな塩を使っていますか。 塩事業センターが販売している、赤いキャップの「食卓塩」を使っている人も多いでしょう。 もし、台所にあるなら、ちょっと成分を見てください。 このように…
第3章 味噌汁の味噌を徐々に減らす 味覚を徐々に慣らす 味噌にも減塩味噌があります。 しかし、こちらは減塩しょうゆと違って「何%の減塩」という規定はありません。 だいたい、自社の製品に対して20%前後、塩分を減らした製品を「減塩味噌」と名づけていま…
第3章 しょうゆは、かけずにつける 塩分は、やっぱり血管の大敵 しょうゆと味噌は優秀な発酵食品です。 腸内環境をより良くしてくれる調味料です。 しかし、1つ難点があります。 それは、「塩分濃度が高い」ということです。 塩は血管の大敵の1つです。 しょ…
第3章 ご飯と味噌汁は最後に食べる 糖質の吸収を遅らせる秘策 糖質の吸収を遅らせる方法をもう少し考えてみましょう。 すでに「タンパク質か野菜から食べ始める」という話をしました。 できれば、ご飯は最後に味噌汁と一緒に食べるようにしましょう。 でも、…
第3章 麺類は週1回にする 7割以上の人が週1回以上食べている 繁華街を歩いていると、麺類を売る店が多いことに気がつきます。 ラーメン店、そば屋、うどん屋、スパゲッティ、中華料理店では焼きそばや中華麺、冷やし中華などがメニューに載っているでしょう…
第3章 まず20回、噛む よく噛むと出てくる正義の味方―だ液の効用 早食いをやめるためのベストな方法は、よく噛むことです。 みなさんは何回くらい噛んでいますか。 本当は食べものを口に入れるたびに30回の咀嚼を推奨していますが、まずは20回からスタートし…
第3章 テレビを観ながら食べる 早食いは、血管にダメージを与える 糖質の吸収をゆっくりにする秘策がまだあります。 それは、早食いをやめることです。 早食いの殿堂といえば、立ち食いそばですね。 みんな、一心不乱に競争をするようにそばを食べています。…
第3章 「食事」で意識したい習慣 肉か野菜から食べる タンパク質を上げて、糖質と塩分を下げる 血管の健康を守る基本は、やはり食事です。 簡単に言ってしまえば、タンパク質を十分に摂って、糖質と塩分を控えめにすることです。 コレステロールを気にする人…
第2章 たった5秒で終わる、舌のブラッシング 口の中で一番細菌がいるところ 口の中に悪玉の細菌が住んでいることは解説しました。 では、口の中のどこに細菌が多と思いますか? 答えは舌の上です。 口内細菌の7割近くが舌にへばりついていると考えられていま…
第2章 座るスクワットをする 大きな筋肉を鍛えるのがセオリー 朝食をしっかりと食べたら、少し運動をしましょう。 運動をすることで体が目覚め、自律神経の切り替えがスムーズになります。 もちろん、ウォーキングなどの有酸素運動もおすすめですが、スクワ…
第2章 朝食をたっぷり食べる 20代ひとり暮らし男性は65%が朝食を食べない 若い世代を中心に朝食を食べない人が増えています。 厚生労働省の調査によると、20代では男性34.3%、女性は22.0%が朝食を摂らないそうです。 これをひとり暮らしに限定すると、なんと…