2013-11-01から1ヶ月間の記事一覧

認知症予防には有酸素運動が有効

認知症予防には有酸素運動が有効 年を取るにつれて、どうしても体を動かすのが億劫になり、家の中にいることが多くなりがちです。 出かけるにしても、階段よりはエスカレーターやエレベーターを利用するなど、体を動かすことを避けてしまいやすいものです。 …

よく眠るためのヒント

よく眠るためのヒント <寝入りばなの深い睡眠が大事> 成長ホルモンは、痛んだ細胞の修復や、脂肪の分解を促すほかに、たんぱく質や炭水化物の代謝を調節してくれます。 そうした働きによって、何歳になっても体のバランスを整え、睡眠中に基礎代謝を高め、…

昼間よく体を動かすと熟睡できる

昼間よく体を動かすと熟睡できる 年を取るにつれて、どうしても日中の運動量は減少していきます。 じつは、加齢により熟睡できなくなる主な理由がここにあります。 運動をすると、体温が上がり、新陳代謝が活発になります。 心臓も体の末端にまで必要な酸素…

しっかり熟睡できる習慣づくりが大事

しっかり熟睡できる習慣づくりが大事 認知症になると、昼と夜とが逆転してしまうことがよくあります。 昼間は眠ってばかりいて、夜は眠れません。 なかには、夜目覚めて騒ぎ出す人もいます。 そのほかに、昼夜に関係なく睡眠と覚醒がバラバラに現われる「不…

80歳になっても認知症にならない人に共通していること

80歳になっても認知症にならない人に共通していること 老人性認知症の大部分を占めるアルツハイマー型認知症、脳血管性認知症、そして廃用型認知症については、発症の原因が完全に解明されているわけではありません。 ですから認知症の診断は専門医にしっか…

脳に働く喜びを味わわせる

脳に働く喜びを味わわせる 怠け者の脳を休ませておくと、せっかく記憶したことでも忘れていきます。 それは、記憶しておいたことをそのまま取り出さないでいると、脳は取り出す準備を怠り、ついには取り出すことさえ止めてしまうからです。 記憶は、覚え込む…

脳は「怠け者」

脳は「怠け者」 宇宙飛行士の筋肉は無重力状態で長く使わないために痩せて衰えてしまいますが、それと同じで、脳も使わないでいると機能が衰えていきます。 その結果起こるのが、廃用型認知症です。 筋肉は、まったく使わないでいると、1日に3%から5%ずつ低…

脳血管性認知症の予防は生活習慣病の危険因子除去から

脳血管性認知症の予防は生活習慣病の危険因子除去から 脳血管性認知症は、脳の血管に障害が起きて神経組織が壊れることで現われる病気です。 現在はアルツハイマー型認知症のほうが多くなっていますが、このタイプの認知症が日本では多い時期もありました。 …

自分の状況を正しく認識できない

自分の状況を正しく認識できない 自分が現在置かれている状況を理解する能力を「見当識」といいますが、アルツハイマー病が進むとこの見当識に障害が出てきます。 今日が何月何日かわからない、いま何時かわからない、いまどこにいるのかわからない、どうし…

アルツハイマー型認知症に共通しているのは脳の萎縮

アルツハイマー型認知症に共通しているのは脳の萎縮 脳血管性認知症は、ある時点を境にはっきりと症状が悪化しますが、アルツハイマー型認知症は、神経細胞が壊れ、脳が萎縮していくにつれて徐々に症状が進んでいきます。 アルツハイマー型認知症(アルツハイ…

認知症は介護が必要な病気

認知症は介護が必要な病気 認知症が進んでくると、昼と夜とが逆転してしまい、夜になると目がさえて眠れず、反対に昼間はずっと眠っているといった昼夜逆転現象が起こることがあります。 突然気持ちが高ぶって興奮状態になり、そわそわ動きだしたり、ドタド…

何をしようとしていたのか、わからなくなる

何をしようとしていたのか、わからなくなる 晩ごはんをつくろうと買い物に行くとき、ほとんどの人はメモを持ちません。 それくらいのことなら、メモを取らなくても考えられるからです。 そのようにメモを取るまでもなく一時的に必要な情報を記憶しておき、そ…

認知症で失われるのは記憶だけではない

認知症で失われるのは記憶だけではない 認知症のもうひとつの特徴は物事を「筋道を立てて考え、計画したとおりに実行できなくなる」ということです。 たとえば、普通晩ごはんをつくろうと思うと、まず献立を考えます。 そのために必要な材料を考え、冷蔵庫を…

「家族の記憶」がなくなってしまうことも

「家族の記憶」がなくなってしまうことも 認知症で「物忘れ」の自覚がないのは、記憶そのものが残らないために起こるのですが、長年付き合ってきた身近な人の記憶までなくなることもあります。 ある程度の年齢になると、久しぶりに会ったが、名前が浮かんで…

ボケると「物忘れ」を忘れる

ボケると「物忘れ」を忘れる 「最近、物忘れがひどくて……」 と、ボケ(認知症)を心配する方がいらっしゃいます。 「心配はありません」 すぐにそう答えます。 「物忘れがひどくなったことがわかっているのですから、ボケてはいませんよ。ボケの人は、物忘れし…

脳内エネルギー物質と治療薬

脳内エネルギー物質と治療薬 ドクター 「MRIでは異常がありませんでした。普通の鎮痛剤でも治らない頭痛ですから、セロトニンが不足していることが原因の可能性が高いですね」 患者さん 「じゃあ、セロトニンを含んだ食べ物を食べれば治りますね」 ドクター …

セロトニンが欠乏する病気―うつ

セロトニンが欠乏する病気―うつ セロトニンの欠乏が原因の病気の中でも、「うつ病」はもっとも深刻です。 厄介なことに、このうつ病は風邪のように、どんな人でもかかってしまう病気なので、非常に多くの方が人生の間に1度はかかってしまう(最近は子ども時代…

アセチルコリンが欠乏する病気―レビー小体型認知症

アセチルコリンが欠乏する病気―レビー小体型認知症 「レビー小体型認知症」が認知症のひとつに数えられたのはつい最近で、この病気の発見者は、日本人研究者の小阪憲司博士です。 アルツハイマー博士が1906年に初めてアルツハイマー型認知症の症例を報告した…

アセチルコリンが欠乏する病気―アルツハイマー型認知症

アセチルコリンが欠乏する病気―アルツハイマー型認知症 20世紀に入って間もないころの話です。 ドイツのフランクフルトにある病院にアウグステという51歳の女性が入院してきました。 彼女は「もの忘れ」がひどく、自分の家の玄関や台所やトイレに行く通路に…

「S欠乏脳」の方の家族の心構え

「S欠乏脳」の方の家族の心構え 大切な人が「S(セロトニン)欠乏脳」である場合、家族はどうしたらよいのでしょうか? ①「がんばれ! がんばれ!」はタブー 本人が「がんばりたくても、がんばれない」のが「S欠乏脳」なのです。 励ますことによって、ます…

「S欠乏脳」-⑧タバコはすぐにやめなくてよいが、酒はすぐに!

「S欠乏脳」-⑧タバコはすぐにやめなくてよいが、酒はすぐに! 医者の立場で、「タバコは吸っていてもいいですよ」などと本に書くと、良心を疑われます。 一般的な開業医から、がん・脳卒中・認知症・心臓病の専門医までが、「適量のお酒は良いが、喫煙は百…