ブドウ糖は脳の主要なエネルギー源

ブドウ糖は脳の主要なエネルギー源 水に溶けやすいブドウ糖は最も利用しやすい栄養素ですが、脳神経細胞のエネルギー源としても重要です。 これには理由があります。 血液によって運ばれてくる栄養素の中には、神経伝達物質と同じあるいは似ているため、シナ…

ローカーボダイエット

ローカーボダイエット ローカーボダイエット(糖質ダイエット)というものがあります。 カーボというのはカーボハイドレート(炭水化物)の略で、原料のためには炭水化物を減らした食事にすると良いというものです。 これは一理ある食事療法です。 身体に必要な…

必要なタンパク質量

必要なタンパク質量 私たちの身体はそれほど変わっていないように見えますが、細胞内部では毎日ダイナミックな変化が起きています。 細胞内のタンパク質も毎日の活動で少しずつ劣化するので、分解されて新しいものが作られ、平均すると2日で半分ぐらいが置き…

タンパク質の重要性

タンパク質の重要性 細胞において最も重要な働きをしているのはタンパク質です。 細胞膜は内部の物質を外に逃がさないためにあるのですが、栄養分が細胞内に入ることも妨害してしまいます。 そのため、細胞膜には外部の栄養分を内部に取り込むための通路があ…

眠りにつきやすくするためには

眠りにつきやすくするためには 眠りにつきやすくするためにはリラックスすることです。 「羊が1匹、羊が2匹」と言うのは、sheepスリープに似ていることからきているので、日本人には効きません。 深く呼吸し、お腹に手を当ててそれを数えるというのが良いで…

睡眠とアルツハイマー病

睡眠とアルツハイマー病 睡眠と認知症(アルツハイマー病を含む)の関係を調べた多くの論文を再解析した2017年の総説では、睡眠不足の人は認知症になる危険度が68%上がり、アルツハイマー病になる人の15%は睡眠に関する問題を抱えた人だと述べています。 …

脳の老廃物除去

脳の老廃物除去 ネズミを使った実験から、睡眠は単に有害物質が拡散していくのを待つといった受動的なものではなく、もっと積極的に脳神経細胞のまわりから有害物質を排除することが分かりました。 私たちの身体の中には血管とは別にリンパ管による循環系が…

なぜ睡眠が必要か

なぜ睡眠が必要か 睡眠不足が脳の活動に悪影響を与え、思うような行動ができなかったり、間違った判断を下してしまうということはよく知られています。 自動車事故でも睡眠不足が原因と考えられるものが多く、アメリカの調査で、その直前に何時間睡眠をとっ…

生活改善による老化防止③

生活改善による老化防止③ <カロリー制限> 多くの動物種を使った実験から、食事のカロリーを20~50%減らすと寿命が延びて老化に伴う病気になりにくくなるということが示されています。 カロリーが不足すると、細胞はエネルギー効率を上げるためにオートファジ…

生活改善による老化防止②

生活改善による老化防止② <日常生活での運動> ガーデニングや家庭菜園も軽い運動としておすすめです。 毎朝早く起き、庭や畑を見て回り、草花や野菜の手入れや水やりをすると、身体を動かすことになるうえ、四季折々のきれいな花で癒されたり新鮮な野菜を食…

生活改善による老化防止①

生活改善による老化防止① 常に脳を使って衰えさせないようにし、運動と適切な食事により全身の細胞に十分な栄養と酸素を与えて、“海馬神経細胞の活性を低下させる物質の放出を抑える”ことをおすすめします。 毎日の暮らし方に注意するだけで良いので、お金も…

炎症反応と病気

炎症反応と病気 炎症反応とは、細菌などから身体を守るために白血球が活性化され、仲間を呼び寄せて攻撃することなのですが、侵入した細菌に対する攻撃のように急性のものと、穏やかでじわじわ進む慢性のものがあります。 実は、この穏やかに進む白血球の攻…

アルツハイマー病の原因

アルツハイマー病の原因 老化に伴い脳の海馬の機能が低下し、新しい記憶の形成がうまくおこなえなくなるのが認知症ですが、アルツハイマー病の初期症状も記憶の形成障害です。 そのため、アルツハイマー型認知症と呼ばれますが、一般的な老化による認知症と…

細胞を人為的に若返らせると

細胞を人為的に若返らせると 私たちの身体は受精卵という一個の細胞から作られます。 その細胞が分裂・増殖して神経、筋肉、骨、内臓、皮膚といった様々な細胞になるのです。 木の幹Stemから枝が分かれ、その先に葉がつき花が咲くというイメージから、受精卵…

認知症と海馬神経細胞

認知症と海馬神経細胞 歳をとると多少のボケは誰にでも起こります。 私なども、ついさっきまで考えていたことをすぐ忘れるようになりました。 ときには冷蔵庫の扉を開けてから「さて何を取りに来たのだっけ」となることもあります。 心理学者によると、人間…

エピソード記憶と手続き記憶

エピソード記憶と手続き記憶 てんかん治療のため海馬の一部を切除されたH・Mさんは、新たな記憶を作れなくなっただけでなく、少し前の記憶まで喪失してしまいましたが、言葉を発することは忘れておらず、さらに身体を使っておこなう運動や作業は練習によって…

海馬神経細胞の増殖

海馬神経細胞の増殖 海馬は脳の中でも脆弱な部分で、一時的な心停止による酸素不足で容易に神経細胞の壊死を起こします。 これは海馬が大量の情報を処理するために莫大なエネルギーを使っているためと考えられます。 また海馬は脳の中で大人になっても神経細…

脳の働き 神経細胞

脳の働き 神経細胞 脳は神経細胞の集合体です。 よく「人の心は脳の中にある」と言われますが、もちろん神経細胞そのものが意識や心ではありません。 神経細胞は電気回路の部品のようなもので、神経細胞そのものは誰のものでもほぼ同じです。 心がそれぞれの…

嫌いなものも食べられる!偏食の上手な改善法

嫌いなものも食べられる!偏食の上手な改善法 バランス良く食べたくても、嫌いなものはなかなか気が進みませんよね。 偏食のある患者さんに嫌いなものを出すと、 「それは食べるの無理!」 「食べると死ぬ!!」 と断固拒否されてしまいます。 そんな方でも…

主食は最後に食べるのが正解

主食は最後に食べるのが正解 主食に含まれる糖質は、脳の栄養源としても使われるほか、身体を動かすエネルギーとして、重要な役割を担っています。 血糖値が急激に上昇すると、感情のコントロールがうまくできなくなったり、激しい眠気で仕事や勉強のパフォ…

食物繊維は水溶性と不溶性のバランスが大事

食物繊維は水溶性と不溶性のバランスが大事 腸内環境を良くし、脳の活性化にも大貢献してくれる食物繊維。 食物繊維には、水溶性と不溶性の2種類があり、それぞれが違う働きをしています。 水溶性の食物繊維は、文字どおり水に溶けるタイプ。 水に溶けるとド…

4種類のタンパク質はまんべんなく

4種類のタンパク質はまんべんなく タンパク質が豊富な食品は、肉、魚、大豆、卵の4つ。 それぞれのタンパク質は、構成しているアミノ酸の種類が異なるので、1種類だけを食べ続けると特定のアミノ酸が足りなくなって身体のなかでタンパク質の合成が効率よく行…

偏食でお肌のトラブルを抱える人たち

偏食でお肌のトラブルを抱える人たち 偏食のある患者さんは、皮膚科の回診にもよく引っかかります。 栄養の状態は、意外と見た目に現れやすく、とくに分かりやすいのがお肌です。 皮膚は、おもにタンパク質と脂質で作られているので、栄養が偏って、タンパク…

菌活はやっぱりすごい!腸内環境を整えて心も身体も元気になる(2)

菌活はやっぱりすごい!腸内環境を整えて心も身体も元気になる(2) 日本人が発酵食品をたくさん食べていた明治時代の逸話に、面白いエピソードがあります。 明治初期、日本にやってきたドイツ人医師・ベルツは、江戸と日光を行き来する人力車の存在を知って驚…

菌活はやっぱりすごい!腸内環境を整えて心も身体も元気になる(1)

菌活はやっぱりすごい!腸内環境を整えて心も身体も元気になる(1) 美容業界ではすっかりおなじみになった「菌活」。 良い菌を食事に取り入れることで、腸内環境を整えようという考え方です。 腸の働きを良くするには、食物繊維を摂取することが大切ですが、…

「旬」の果物は栄養たっぷり

「旬」の果物は栄養たっぷり ビタミンがしっかり摂れ、抗酸化作用があり、身体のpH値も正常にしてくれる果物は、若々しさを保つために欠かせません。 近年果物の摂取量が減ってきているそうで、1日に1回も食べない日が増えているという統計が出ているそう…

野菜は固さと色を意識する

野菜は固さと色を意識する 野菜で多く含まれている栄養素はミネラル。 最近の野菜は昔に比べてミネラルの含有量が半分近くまで減っていますから、必要量を摂るには、今までよりたくさん食べる必要があります。 食べる目安は、1食当たり生野菜で両手一杯ぐら…

くよくよする人も、イライラする人も、ビタミンB群が救世主

くよくよする人も、イライラする人も、ビタミンB群が救世主 落ち込みやすいことと、怒りっぽいことは一見すると違う症状に感じます。 しかし、感情のコントロールがうまくできないという点では同じです。 GABA、セロトニン、ドーパミンなどの脳内神経伝…

必要量の個人差は40倍!?

必要量の個人差は40倍!? 病院の食事は、入院患者さんの身長、体重、年齢、病状に合わせて、提供するエネルギーを変えていますが、使っている食材は基本的には同じです。 みんな同じような食事をして、同じような生活を送っているわけですが、血液検査で栄養…

起伏の激しい人は糖質の摂りすぎ?

起伏の激しい人は糖質の摂りすぎ? さっきまで機嫌がよかったのに急にキレだす人。 気分の変調が激しくて扱いにくい人。 すぐにイライラしやすい人。 落ち込みが激しい人は、「血糖値スパイク」の可能性があります。 とくに女性にそういった傾向があるのは、…