2019-10-01から1ヶ月間の記事一覧

自殺に追い込まれるのは、心理的視野狭窄だから

自殺に追い込まれるのは、心理的視野狭窄だから 近年日本では自殺は減っているのですが、それでも、2017年、政府が発表した、世界各国の自殺率の比較によると、日本はワースト6位になっています。 その中でも、40~60歳の自殺者の人数は特に多く、40代ではが…

セロトニンの減少が招く、うつ症状

セロトニンの減少が招く、うつ症状 前頭葉の萎縮、性ホルモンの減少が「意欲」や「好奇心」を減退させ、感情が老化します。 そこにプラスして、40代以降では、「セロトニンの減少が始まる」ということも覚えていてほしいのです。 セロトニンとは、別名「幸せ…

男性ホルモンの減少と、感情の老化

男性ホルモンの減少と、感情の老化 男性ホルモンの特性である「好奇心・意欲」と「感情の老化」とは、非常に深い関係があります。 なぜなら、男性ホルモンが減少し、好奇心や意欲が減退すれば、何かを学ぼう、体を動かそう、人と付き合おう、楽しいことをし…

女性が家庭でボス化する理由

女性が家庭でボス化する理由 「観光地で元気いっぱいに楽しんでいる人」と聞いたとき、皆さんはどんな人を想像しますか。 もしかして、シニア女性の姿を思い浮かべたのではないでしょうか。 友達同士、きゃっきゃ、ワイワイと写真を撮り合い、あちこちで土産…

おばさん男とおじさん女

おばさん男とおじさん女 「男性だと思ったのに、声を聞いたら女性でびっくりした」 「遠くから見ると、男だか女だかわからない」 「夫の後ろ姿が、たまにおばさんのように見えることがある」 これらは、よく耳にする「シニアあるある」です。 年齢を重ねると…

それってまさか認知症?

それってまさか認知症? 「老齢になって一番怖い病気は?」という質問を40歳以上の人にしてみると、返ってくる答えの大多数は「認知症」です。 「最近人の顔と名前がぜんぜん覚えられないよ」 「俺なんか昨日の夕食が何だったかも思い出せないんだもの、心配…

時にはほかの病が隠れていることも

時にはほかの病が隠れていることも 脳の老化は自然な現象でもあり、年を取れば自制心が緩むこともあって、誰でも多少怒りっぽくなったり、感情的になることはあります。 ところが怒りや思い込み、イライラや落ち込みなど、普通の老化現象に見えて、実は別の…

怒りを収める役割の前頭葉が老化して制御不能に

怒りを収める役割の前頭葉が老化して制御不能に 40歳を過ぎたころから「疲れやすい」「頑張りがきかない」と、心身の衰えを感じる人は多いでしょう。 老眼や筋肉の減少、腰痛や白髪、運動機能の低下など、ハッキリとわかるものもあれば、気力の衰えやネガテ…

早めに感情の老化予防を心がけて

早めに感情の老化予防を心がけて 感情の老化は前頭葉の萎縮によるところが大きいのですが、それだけではありません。 さまざまな要素が重なって感情老化は進みますから、それらの要因も知っておきましょう。 まず前頭葉の萎縮とともに注意しなくてはいけない…

前頭葉は人間らしさ(意欲や創造性)の源泉

前頭葉は人間らしさ(意欲や創造性)の源泉 ほんの数年前まで「前頭葉」という言葉が日常会話で使われることは少なく、ましてそれが脳の中のどの部分を指して、どういう働きをするのかは、一般的にあまり知られていませんでした。 それが、今ではテレビの情報…

感情が老化すると頑固になる?

感情が老化すると頑固になる? 年を取ると融通がきかなくなったり、頑固になったりというのはよく知られています。 しかし、なぜそういったことが起きるのでしょう。 これも前頭葉の萎縮のせいだと考えています。 その理由は、軽度の「保続」という現象が起…

40代から始まる「感情の老化」

40代から始まる「感情の老化」 人の知力や体力は高齢になってもそれほど衰えず、歩行脳力などもかなりの年齢まで維持されることは先にも述べました。 が、そこで問題なのが、意外に早い時期から始まる「感情の老化」です。 感情の老化という言葉から、「喜怒…

高齢になっても知力、体力は衰えにくい

高齢になっても知力、体力は衰えにくい 一般に、高齢になると体全体の脳力が衰えると思われています。 しかし、東京都老人総合研究所が70~80代の高齢者の能力を15年にわたって追跡研究をしたところ、意外な結果が導き出されました。 たとえば、語彙や単語力…

若者とシニアでは感情にどんな違いがあるのか

若者とシニアでは感情にどんな違いがあるのか 口を開ければ「疲れた」「面倒くさい」「別に」と、年寄りくさい発言を繰り返す若者もいれば、定年を過ぎても新しいことにどんどんチャレンジして、エネルギッシュな生き方を実践しているシニアもいます。 とは…

いつかまた会うときには笑顔でいられますように

いつかまた会うときには笑顔でいられますように 「さあ、何食べようかな」とか、「ちょっと歩きたいな」といった明るい気分を忘れない人は、毎日の暮らしの中で老け込んでしまうことはありません。 夫婦一緒でもいいし、別々でもいいです。 もう留守番役の要…

「気分なんて根拠がない」とまだ思っている人へ

「気分なんて根拠がない」とまだ思っている人へ 仕事をリタイアするとほとんどの人間関係がリセットされます。 かつての職場の仲間とは交友が途絶え、そのかわり、人生の節目というのもあって学生時代の友人や同郷の中間たちと会う機会が増えてきます。 でも…

「歳なんだから」とつぶやくたびに老いていく

「歳なんだから」とつぶやくたびに老いていく これといって具合の悪いところもないのに、自分から「歳なんだから」と考えてしまい、食事だけでなく暮らし方全体に制限を加えるというのは、結果として老いを加速させることにしかなりません。 そもそも、「歳…

光も肉も、素直な欲求のまま眠っています

光も肉も、素直な欲求のまま眠っています リズムさえ失わなければ、光を浴びることや外に出ることは自然な動きです。 「そうしなくちゃ」と思わなくても、原始のころから人間の体に組み込まれたリズムなのですから、ごく自然な欲求として町を歩いたり、朝日…

こころと体、どちらを動かすのが手っ取り早いだろうか

こころと体、どちらを動かすのが手っ取り早いだろうか 気分は正直です。 体調がそのまま表れてきます。 現役時代でしたら、少しぐらい疲れていてもやらなければいけないこと、どうしても動かなければいけないときがありました。 そこで自分を奮い立たせて頑…

定年はこころの老いを加速させるきっかけにもなる

定年はこころの老いを加速させるきっかけにもなる こころの老いにも触れましょう。 脳の老化はまず意欲の低下から始まります。 といってもここがすでにやっかいなのです。 認知症でしたら、もの忘れへの不安とか、自分のやっていることへの覚束なさを感じる…

暮らし方ひとつで老化が進んだり抑えられたりする

暮らし方ひとつで老化が進んだり抑えられたりする 前出の男性の話には続きがあります。 近所をウォーキングするようになったら、自分より一回りは上かなと思う男性とときどき出会い、言葉を交わすようになりました。 年齢を聞いてみたらなんと85歳だそうです…

体の老化も定年と同時に加速されていく

体の老化も定年と同時に加速されていく 現役時代、最寄りの駅まで徒歩20分で通勤していた人がいます。 バスに乗ってもいいのですが、デスクワークが多かったので歩けば少しは運動になるだろうと考えたからです。 それに住宅地のバス停ですから朝はいつも行列…

肉食がいきなり草食に変わったら自分から動こうとしなくなる

肉食がいきなり草食に変わったら自分から動こうとしなくなる 会社勤めの続いた日々は、なんだかんだ言っても男性は肉食動物でした。 ずっと戦い続けてきたからです。 仕事はハードで体力も使い続け、目まぐるしく変化する世の中に合わせて頭も使い続けてきま…

歳を気にする人から順番に老け込んでいく

歳を気にする人から順番に老け込んでいく 人間は気にすれば気にする人ほど、そのことから逃れられなくなります。 悩みも不安もすべてそうです。 見つめれば見つめるほど大きくなっていきます。 うつになりやすい人にもそういう傾向があって、何か気になるこ…