2021-05-01から1ヶ月間の記事一覧
とにかく、運動を始めよう 健康診断でメタボリックシンドロームと診断されたら、必ずしなければならないのは「運動」です。 メタボリックシンドロームは、それだけで心臓の血管の病気の危険因子となります。 検診で、血圧もコレステロールも血糖値もすべて大…
コレステロール値を意識する 心筋梗塞の患者さんは、必ずといってよいほど、LDL(悪玉)コレステロールの数値が高いです。 先日診察した心筋梗塞の患者さんのLDL(悪玉)コレステロールの値は136mmg/dl(以下単位省略)でした。 一見正常範囲ですが、実はコレステ…
血圧を測る習慣をつける 普段から血圧を気にしていますか? 「年1回の健康診断で血圧を測定するときだけ」という人が、多いのではないでしょうか。 高血圧になると心筋梗塞のリスクがあがり、脳卒中や大動脈解離、腎臓病などを引き起こします。 血圧が上がっ…
血流力を上げる食事の時間 朝食に関するレシピ本がたくさんある一方で、「朝食は体に悪い」といった本があるように、朝食を食べるべきか食べないべきかについてはさまざまな意見があるようです。 ただ、血流力を高める観点からいえば、朝食は必要です。 朝食…
女性に毎日食べてもらいたいもの 女性の場合は、ホルモンの働きによって、男性よりも動脈硬化の進行が10年くらい遅くなります。 心筋梗塞を発症する平均年齢は、男性の場合は60代ですが、女性の場合はプラス10歳ぐらいです。 診ている患者さんも、女性の方が…
血糖値の波を抑える食べ方 最初に野菜やタンパク質を含む食品、最後にお米とちょっとしたおかずという順番。 実はこの順番が、一番血糖値をあげない食べ方なのです。 フランス料理も、同じく炭水化物であるパンは最後にでてきますね。 昔は学校で「三角食べ…
「0カーボダイエット」は、究極の糖質制限食 世の中にあるほとんどの食品には、糖質が含まれています。 醤油などの調味料にも入っています。 果物や野菜にも含まれているので、気をつけていないと、加工食品などから大量の糖質をとってしまうことになります…
「卵を1日1個は食べる」OR「卵を控える」 卵はそのままでも、「焼く」「炒める」「茹でる」など、さまざまな食の楽しみ方があります。 また、和洋中など料理のバリエーションを問わず、メインでもおつまみでも幅広く活躍してくれます。 さらに、必須アミノ酸…
「クルミ」OR「アーモンド」 美容でもダイエットでも、「ナッツを食べよう」という話をよく聞きますね。 血流力を高めるナッツ類には、クルミやアーモンド、カシューナッツ、マカダミアナッツなどがあります。 ピーナッツは豆類ですが、栄養素の割合がナッツ…
「ダークチョコレート」OR「ココア」 ダークチョコレートは、カカオ70~85%以上のチョコレートのことです。 カカオを多く含むダークチョコレートやココアには、さまざまな効果があります。 まず、食物繊維は100グラム中に、11グラム以上含まれています。 ゆ…
毎日食べてもOK! 血管と血液がきれいな人はこれを食べている「発酵大豆食品」 納豆は糖質制限食の大きな味方でもあります。 ほとんど利用可能炭水化物が含まれないうえに、タンパク質が豊富だからです。 さらに、糖質制限による便秘や腸内環境の悪化を防ぐ可…
毎日食べてもOK! 血管と血液がきれいな人はこれを食べている「大豆食品」 大豆食品は、米と並んで日本人のソールフードです。 納豆や豆腐などの大豆食品には、次のような効果があるようです。 ・脳梗塞や心筋梗塞などの心血管疾患のリスクを減らす(特に女性)…
「脂身の多い魚」OR「脂身の少ない魚」 魚や魚の脂身には、血流力を高める効果があります。 または、脂身の少ない魚でも良いようです。 積極的に食べましょう。 毎日食べてほしい魚の量、200グラム弱です。 魚の種類にもよりますが、大きな切り身2つ分くらい…
Q.タンパク質はいつとるべき? A.運動後、2時間以内 タンパク質は、「筋力トレーニング後、15~60分以内にとるのがよい」といわれています。 この時間が、筋肉の合成が高まる「ゴールデンタイム」なのです。 実はこのゴールデンタイムはもう少し長いことが最…
Q.減塩すれば血圧は必ず下がる? A.人によって効果は違う 高血圧がさまざまな病気の可能性を高めることは、みなさんもご存じでしょう。 特に、心血管疾患が起こりやすくなり、中でも脳卒中と関連があります。 「塩分」が高血圧の原因になることも、よく知ら…
Q.「ゴースト血管」ってどんなもの? A.血管内皮細胞の老化によるもの 最近、「ゴースト血管」が話題になりました。 毛細血管に血液が流れなくなり、いずれ消えてしまうというものです。 毛細血管は周辺の細胞に酸素や栄養を届けています。 そのため、血流が…
Q.テレビや雑誌で話題の食材は、本当に効果がある? A.効果がないものもあるので、要注意! 2018年から2019年に流行った食材は、なんといっても「サバ缶」でしょう。 特にサバ缶が優れているのは、EPAやDHAなどの含有量の多さです。 マグロ、サケ、ニシン、…
Q.ポテチは「血流」に悪い? A.血圧は上がらないけど、体重は増える 「ポテトチップスが体によい」と考えている人はあまりいないでしょう。 しかし、ポテトチップスの意外な一面が明らかになったのです。 2016年に発表された、アメリカの医療従事者を対象と…
Q.糖質制限は意味がない? A.「代わりに何を食べるか」がポイント 糖質制限の本やネットの記事を多く見かけます。 世間的にはダイエット法としての地位を確立しているようですね。 実際に行っている医師も多くいますし、私もゆるい糖質制限を実践しています…
Q.血流が悪くなるのは、血液の「量」が減ったから? A.体重の13分の1より少なくなることはない 「血流が悪いのは、そもそも作られる血液が少ないから」という内容のネット記事などを、ときどき見かけます。 しかし、血液の量はその人の体重によって決まって…
血流がよくなれば、「痛み」や「冷え」も消える? 血管内皮細胞の機能の低下が進行し、血管内にプラークができると、血管の内部が狭くなり、血流が悪くなって「痛み」や「冷え」などの症状がでることがあります。 特に心筋梗塞の場合、次のような強烈な症状…
「寝たきり」にならないためには? 人生100年時代といわれる今、「健康な100歳」でいるためには、「寝たきり」状態を避けることが一番重要です。 内閣府の高齢社会白書(平成30年)によると、65歳以上で、介護が必要になった主な原因は、「認知症」が18.7%と最…
今からでも遅くない! 若いうちから「血流貯金」をしよう 血流力を高める7つの習慣を紹介しましたが、「そんなにあってもできない!」と思う方もいるでしょう。 その場合でも、「せめてこれだけは」というものがあります。 それは「運動をして、活動的になる…
いつまでも20代のような「血流力」を保つためには? 最近、「人生100年時代」という話をよく聞きますが、個人的には全くそう思いません。 1日の外来で、90代の患者さんは何人か診察しますが、100歳以上はほとんどいません。 今のところは、未来に実現するか…
血流の良し悪しは、「血液」と「血管」どちらが決める? 血流力が低下すると、心臓の血管が詰まる「心筋梗塞」や、心臓の血管が狭くなる「狭心症」だけでなく、次のようなさまざまな病気や症状を引き起こします。 ・脳卒中(脳の血管が切れて出血する「脳出血…