2014-01-01から1年間の記事一覧

ビタミンとミネラルのはたらき⑦ ≪亜鉛・・・心の健康にもっとも影響をおよぼす栄養素≫

ビタミンとミネラルのはたらき⑦ ≪亜鉛・・・心の健康にもっとも影響をおよぼす栄養素≫ 亜鉛はすべての細胞に存在し、全酵素2200種類のうち100種類以上の酵素の補因子になっています。 どのミネラルよりも多くの酵素を助けているのが、亜鉛なのです。 それほ…

ビタミンとミネラルのはたらき⑥ ≪マンガン・・・統合失調症を防ぐ≫

ビタミンとミネラルのはたらき⑥ ≪マンガン・・・統合失調症を防ぐ≫ マンガンについては、バランスがとりわけ大切になります。 多すぎても少なすぎてもいけません。 マンガンが井戸水や水道水などを通じて過剰に体内に入ると、甲状腺に蓄積して甲状腺肥大を起…

ビタミンとミネラルのはたらき⑤ ≪カルシウムやマグネシウム・・・不安やイライラを解消≫

ビタミンとミネラルのはたらき⑤ ≪カルシウムやマグネシウム・・・不安やイライラを解消≫ 不安やイライラに襲われたとき、あるいは、ストレスから解放されたいとき、その解決策にミネラルを摂取しようと思う人はあまりいないでしょう。 しかしじつは、これが…

ビタミンとミネラルのはたらき④ ≪ビタミンC・・・心の病に不足しているビタミン≫

ビタミンとミネラルのはたらき④ ≪ビタミンC・・・心の病に不足しているビタミン≫ ビタミンCは白血球の働きを強め、インターフェロンレベルを上げ、抗体の活性を高め、甲状腺ホルモンの放出を進めることで、免疫力を増強します。 そのうえ、ビタミンCは伝…

ビタミンとミネラルのはたらき③ ≪ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸・・・「頭のビタミン」≫

ビタミンとミネラルのはたらき③ ≪ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸・・・「頭のビタミン」≫ B6とB12は神経細胞に多く含まれているため、「頭のビタミン」と呼ばれています。 B6は、タンパク質をバラバラに分解してアミノ酸にする酵素や、あるアミノ酸を別…

ビタミンとミネラルのはたらき② 《ビタミンB2(チアミン)、ナイアシン(B3)、パントテン酸》

ビタミンとミネラルのはたらき② 《ビタミンB2(チアミン)、ナイアシン(B3)、パントテン酸》 ≪ビタミンB1(チアミン)・・・頭が冴え、元気が出る≫ ビタミンB1はブドウ糖からエネルギーを生産する酵素を助けます。 そのため、ビタミンB1が不足したときに最…

ビタミンとミネラルのはたらき

ビタミンとミネラルのはたらき 映画でも演劇でもそうですが、よい作品には、表舞台にあらわれない多くの裏方が堂々とはたらいています。 同じことが脳にもいえます。 その裏方にあたるのは、ビタミンやミネラルといった補因子です。 私たちの食べた食べ物を…

脂肪が日本人に長寿を授けた

脂肪が日本人に長寿を授けた 脂肪は健康に悪いとされる風潮があるが、これは間違いです。 摂取総エネルギーに対する脂肪の比率は、20パーセントほどが適度とされている。 脂肪の比率は日本人で26パーセントなのですが、アメリカ人やイギリス人ではなんと40パ…

女性はうつになりやすい

女性はうつになりやすい 女性は男性の三倍もうつになる人が多いのです。 この理由を心理的、あるいは社会的な要因によって説明する理論がいくつか提出されていますが、いちばん肝心なのは、男性と女性は生理学的に違うという点です。 このことを説明したのが…

便利になったのに疲れるのはなぜ?

便利になったのに疲れるのはなぜ? 21世紀の日本。 ずいぶん豊かになったものです。 生活水準が上がり、数十年前と比べると圧倒的に便利になりました。 食べ物だって、安価で美味しいものが、いともたやすく手に入ります。 ところが、そこに住むわたしたちは…

口に運ぶ食べ物であなたの人生が変わる!

口に運ぶ食べ物であなたの人生が変わる! あなたは、喜びを感じて生きているでしょうか。 あなたの気分は安定しているでしょうか。 あなたは元気にはたらいているでしょうか。 日々の暮らしを楽しみ、人生に幸せを実感しているでしょうか。 日頃、あなたが口…

いくつになっても知能は高まる

いくつになっても知能は高まる IQ(知能)は年齢にかかわらず高めることができると言ったら驚かれるかもしれません。 ある人はこう主張するでしょう。 人の賢さをあらわす知能は、もって生まれた性質であって決して変えられるものではない、と。 すなわち、…

記憶力を高める

記憶力を高める もし、以前より記憶力が落ちた、集中力がつづかない、心が晴れないなどと感じるようなら、もしかすると「脳の衰え」が起こりつつあるのかもしれません。 少なくとも、脳は本来のベストな状態ではありません。 加齢によって少しずつ記憶力を低…

脳に欠かせない脂肪

脳に欠かせない脂肪 わたしたちは、絶えずやってくる新しい状況に適切に対応しなければなりません。 そのために必要なのは、事において柔軟に対応する「やわらかな脳」です。 やわらかな脳というのは単なる比喩ではありません。 物理的にも脳は人体でもっと…

あなたの気分は?

あなたの気分は? うつは、かかっているとか、かかっていないとかいうタイプの病気ではありません。 わたしたちの「感情」あるいは「気分」は、機嫌のいい状態からひどい落胆までの範囲のどこかに位置します。 ただしアメリカ精神医学会が作成しわが国でも採…

アルツハイマー病を防ぐ青魚

アルツハイマー病を防ぐ青魚 どうすればアルツハイマー病を防げるのでしょう。 現在、週に一度でも魚を食べる習慣のある人は、まったく食べない人にくらべて、アルツハイマー病の発症リスクを半減できることがわかっています。 とりわけ、サンマ、サバ、イワ…

急増するアルツハイマー病

急増するアルツハイマー病 多くの人は長生きを望みます。 しかし、長生きすればするほどアルツハイマー病を発症するリスクも高まります。 米国アルツハイマー病協会は、同国内におけるアルツハイマー病の患者数は、1975年の50万人、2005年の450万人、2007年…

心と感情をつくるアミノ酸

心と感情をつくるアミノ酸 脳がはたらくとは、神経ネットワークにおいてある神経細胞から放出された伝達物質を別の神経細胞が受け取ることです。 これを人と人とのコミュニケーションにたとえれば、伝達物質を放出するのは、「話す」に、伝達物質を受け取る…

脳の栄養素の最適レベルは個人差が大きい

脳の栄養素の最適レベルは個人差が大きい わたしたちは、口にする食べ物や飲み物が脳に強い影響をおよぼすことを経験から知っています。 ビールやワインなどのアルコール飲料を口にすれば、陽気な気分になります。 眠いときにコーヒーや緑茶を飲めば目がさめ…

ベストのエネルギー源は「スローリリース」の糖類

ベストのエネルギー源は「スローリリース」の糖類 脳のガソリン、ブドウ糖の補給のしかたから見ていきましょう。 糖類、タンパク質、脂肪といった三大栄養素はどれも、酵素のはたらきで燃焼し、最終的にエネルギーをつくることができます。 ですが、ベストの…

大切なのは、神経細胞同士のコミュニケーション

大切なのは、神経細胞同士のコミュニケーション わたしたちは何かを考えたり、喜んだり、悲しんだり、苦しんだり、痛みを感じたりしながら日常をすごします。 こんなとき、脳内の神経ネットワークをかけめぐっているのが伝達物質というわけです。 つまり脳が…

脳にとって大切な六つの栄養素

脳にとって大切な六つの栄養素 わたしたちの持てる力を最大限に発揮するコツは、脳を快適にはたらかせることです。 その鍵となるのが、ブドウ糖、アミノ酸、必須脂肪酸、リン脂質、ビタミン、ミネラルという六つの栄養素です。 脳は大食いの臓器です。 体重…

ビタミンB群と亜鉛も忘れずに

ビタミンB群と亜鉛も忘れずに 糖類を分解してエネルギーをつくるのに大活躍するのが、ビタミンB群です。 ですから、元気を出すにも、脳を活性化するにも、B群を十分に摂取するのが先決です。 記憶力に関してとりわけ重要なのが、ナイアシン、パントテン酸…

気分の落ち込みとやる気の喪失の原因

気分の落ち込みとやる気の喪失の原因 気分というのは、心の持ち方だけで決まらないこともあるのです。 そこで「脳の生化学」からのアプローチが重要になってきます。 脳を最適な栄養状態にすると、気分が向上するだけでなく、元気になるし、人生を変えるんだ…

脳卒中のリスクを激減させるコツ

脳卒中のリスクを激減させるコツ 脳血管障害のリスクを高める因子として、高血圧や喫煙、糖尿病、高脂血症(コレステロール値が異常に高くなる病気)、肥満、運動不足などがあげられます。 このほか、無症候性頸動脈狭窄(頸動脈の症状のない狭窄状態)などがあ…

ふるえは隠れ脳梗塞の重大なサイン

ふるえは隠れ脳梗塞の重大なサイン ある運動がカムーズに正確に行えなくなる状態を「運動失調」といいますが、この場合、大脳と大脳基底核が関係します。 とくに、視床はある運動がスムーズに行われているかどうかを見極める働きをしており、大脳基底核では…

間違った生活が、からだを芯から冷やしてしまう

間違った生活が、からだを芯から冷やしてしまう ストレスは多すぎても少なすぎても、低体温をまねく。 バランスのよい生活が、最適な体温を維持する。 ◆ 忙しすぎる生活は体温を下げる 私たちのからだは、体温37.2度Cという最適な環境を、つねに保とうとして…

脳卒中をまねくストレスをコントロールする その2 ◎ストレスに強くなる生き方・考え方

脳卒中をまねくストレスをコントロールする その2 ◎ストレスに強くなる生き方・考え方 自分を取り巻く環境や人間関係について腹を立てたり、あきらめたり、うらんだりしていませんか。 しかし、環境や人間関係にはさまざまな思惑がからんでおり、自分の力だ…

脳卒中をまねくストレスをコントロールする ◎十分な睡眠、規則正しい毎日を

脳卒中をまねくストレスをコントロールする ◎十分な睡眠、規則正しい毎日を 脳卒中の発作は強いストレスを感じたときにおきやすいといわれます。 ストレスをコントロールする基本となるのは、乱れた生活習慣を改めて、規則正しい生活を送ることです。 なかで…

「まずいかな!?」と感じたら血管ケアの始めどき

「まずいかな!?」と感じたら血管ケアの始めどき 誰しも、若いころには多かれ少なかれ健康に自信があるものです。 その自信が揺らぎ始めるのが、だいたい40歳前後でしょう。 診断基準をクリアしていた血圧や血糖値、LDLコレステロール値がしだいに上がり始…