2023-11-01から1ヶ月間の記事一覧

第1章 大切なのは、「何者でもない自分」を受け入れて、楽しむこと

第1章 大切なのは、「何者でもない自分」を受け入れて、楽しむこと 定年までのファーストステージで、一定の経済的基盤を築いた人なら、人間関係、経済面でそれなりの苦戦は強いられたとしても、セカンドステージ、70代、80代でも苦戦の程度はある意味で限定…

第1章 「静聴」「傾聴」ができないと、まわりから疎まれる

第1章 「静聴」「傾聴」ができないと、まわりから疎まれる コミュニケーションの中で、まず対立点を見つけて、反対意見や相手の間違いばかりを口にする人がいます。 こういう人はコミュニケーションの輪から次第にはじき出されてしまいます。 「相手が間違っ…

第1章 「否定、無視、固執」より「肯定、尊重、譲歩」という人との接し方

第1章 「否定、無視、固執」より「肯定、尊重、譲歩」という人との接し方 人と接することで脳の活性化を促進するのは、大いに結構なことなのですが、そこで問題になるのは、どういう接し方をするか、です。 ・原則としては、協調性を忘れずに、お互いに上機…

第1章 あなたが「人嫌い」なら、脳力の低下が心配

第1章 あなたが「人嫌い」なら、脳力の低下が心配 「新しいことを面倒くさがる」「いままで通りを続ける」は、高齢者にかぎったことではありません。 30代、40代であっても、そうした2つの傾向が顕著な人は、加齢とともに「ヨボヨボ脳」になるリスクが高いと…

第1章 70歳を過ぎてもハツラツ脳の人がやっていること

第1章 70歳を過ぎてもハツラツ脳の人がやっていること 「初体験」にポジティブに挑む 食事を兼ねた打ち合わせの席で興味深いシーンに遭遇しました。 都内のあるカジュアルなイタ飯屋さんです。 店は客でほぼ満員ですが、ほとんどが20代から40代の女性です。 …

いつまでもハツラツ脳の人……生きているかぎり「健康脳寿命」を維持しよう

いつまでもハツラツ脳の人……生きているかぎり「健康脳寿命」を維持しよう 「○○さん、この前久しぶりに会ったら、すっかり老けたというか、すっかり様子が変わっちゃって……」 こんな話を耳にしたことはありませんか。 いろいろな人が口にする「○○さん」は、実…

第6章 食後に軽く身体を動かす

第6章 食後に軽く身体を動かす 昔から「食べてすぐ寝ると牛になる」といわれます。 草食の牛は胃を4つ持ち、一度胃に入れた草を口に戻す「反芻動物」です。 食べた草を反芻しながら完全に消化するため、食べると横になる習性があります。 しかし、人間が食べ…

第6章 食べる順番を工夫する

第6章 食べる順番を工夫する 数年前、「食べ順ダイエット」という方法がメディアで話題になりました。 これは食事量を大きく減らさず、食べる順番を変えることによって減量する方法です。 その手軽さから、ちょっとしたブームになったのです。 具体的には、…

第6章 カロリー制限でいくか、糖質制限でいくか

第6章 カロリー制限でいくか、糖質制限でいくか 糖質制限は、19世紀から糖尿病の改善やダイエットのために実施されてきた長い歴史があります。 20世紀になって見直されるようになり、日本でも近年ではブームともいえるほど急速に認知度が高まりました。 糖質…

第6章 「カロリー制限」か「糖質制限」を続ける

第6章 「カロリー制限」か「糖質制限」を続ける 血糖値の基準から外れたり、食後高血糖や血糖値スパイラルが疑われたりしたら、血糖値を基準値の範囲内に収めるように「血糖コントロール」をしましょう。 血糖コントロールをするには、大きく分けて2つの食事…

第6章 「糖尿病性認知症」を血糖コントロールで防ぐ

第6章 「糖尿病性認知症」を血糖コントロールで防ぐ 糖尿病の3大合併症は、キノコになぞらえて「しめじ」と呼ばれます。 いずれも、毛細血管のような細い血管が、「高血糖」「血糖値スパイク」のダメージを受けて発症するので、「極小血管障害」とも呼ばれま…

第6章 脳を守るために血糖値を下げる方法 糖尿病が認知症を起こすしくみ

第6章 脳を守るために血糖値を下げる方法 糖尿病が認知症を起こすしくみ 血糖値を正常範囲に収める血糖コントロールができないと、「脳血管性認知症」にかかりやすくなります。 おそらく動脈硬化を介した認知症の発症だと考えられます。 また、糖尿病だと、…

第5章 深呼吸する

第5章 深呼吸する 血圧も血流も、私たちはいちいち意識してコントロールしていません。 生きるために必要不可欠な機能は、たとえ寝ている間でも、無意識のうちにコントロールされています。 それを担っているのが、「自律神経」です。 これまで何度か触れま…

第5章 上手に減塩するための6つのポイント

第5章 上手に減塩するための6つのポイント 「塩分を減らしたほうがいいことはわかった。でも、どうやって減らせばいいの?」と思われることでしょう。 そこで、具体的な減塩のポイントを6つ紹介します。 1.インスタント食品、加工食品をできるだけ控える イ…

第5章 ダイエットのコツは「急がば回れ」

第5章 ダイエットのコツは「急がば回れ」 ダイエットしようとする際は、「焦らないこと」が大事です。 「急いては事を仕損じる」とはよくいったもので、ダイエットも「急がば回れ」でいきましょう。 やせたいと思っている人は、「できるだけ早くやせたい」と…

第5章 脳を守るために血圧を下げる方法 肥満を避ける

第5章 脳を守るために血圧を下げる方法 肥満を避ける 家庭でいつ測っても正常血圧よりも高いなら、打つ手は2つあります。 1つは、肥満気味なら減量すること。 もう1つは、塩分過多の自覚があるなら、減塩すること。 肥満も塩分過多も、高血圧を招くからです…

第4章 糖尿病ではなく「高血糖症」と呼ぶべき

第4章 糖尿病ではなく「高血糖症」と呼ぶべき 「高血圧=血圧が高くなる病気」ですが「糖尿病=尿に糖が出る病気ではありません」。 糖尿病は進むと尿にも糖が出るようになりますが、糖尿病の本質は、血糖値が高くなりすぎて、下がりにくくなることです。 認…

第4章 糖尿病だと認知症の発症リスクが倍増

第4章 糖尿病だと認知症の発症リスクが倍増 糖尿病と認知症の関わりについて見てみましょう。 糖尿病と動脈硬化・認知症との関連を語る前に、まずは「糖質」「血糖」「血糖値」について正しく理解しておく必要があります。 糖質は、脳の神経細胞をはじめ、全…

第4章 高血圧だと認知症リスクが10倍以上!

第4章 高血圧だと認知症リスクが10倍以上! まずは、高血圧と認知症の関わりについて見てみましょう。 久山町研究では、1988年に検診を受診した認知症のない65~79歳の住民668人を、血圧レベルで4つに分類して17年間追跡調査。 「脳血管性認知症」と「アルツ…

第4章 「高血圧」と「糖尿病」は大きな認知症リスク 脳は血管とともに老いる

第4章 「高血圧」と「糖尿病」は大きな認知症リスク 脳は血管とともに老いる 生涯現役医師を貫いて105歳で亡くなった日野原重明先生も影響を受けたというウィリアム・オスラーという著名なアメリカの内科医は、「ヒトは血管とともに老いる」という名言を残し…

第3章 動物との触れ合いでストレスやうつ状態を緩和

第3章 動物との触れ合いでストレスやうつ状態を緩和 犬などの愛玩動物との触れ合いが、認知症患者さんのストレスやうつ状態の緩和に役立つことがあります。 これは古代ローマ時代から兵士のリハビリに使われてきた長い歴史がある「アニマル・セラピー」と呼…

第3章 卵はコレステロールを怖がらずに食べていい

第3章 卵はコレステロールを怖がらずに食べていい 5大たんぱく源のなかでも、いちばん手軽に食べられるのは、卵でしょう。 生卵・ゆで卵・目玉焼き・オムレツ・温泉卵と、いろいろな食べ方ができるうえに、飽きません。 私も毎朝、目玉焼きを食べるのが、長…

第3章 5大たんぱく源をとって認知症を防ぐ

第3章 5大たんぱく源をとって認知症を防ぐ 認知症を予防するには、「気力」が必要です。 気力といっても、気合で認知症を予防するという話ではありません。 気力とは、何かを成し遂げようとする精神的なパワーのこと。 血液循環をよくするために、座りっ放し…

第3章 恐ろしい歯周病の兆候をとらえる

第3章 恐ろしい歯周病の兆候をとらえる 歯を失う理由は、スバリ「歯周病」と「虫歯」(う蝕)です。 2018年に全国2345の歯科医院で行われた「第2回永久歯の抜歯原因調査」では、その割合は歯周病が約37.1%で、虫歯が約29.2%。 この2つで全体の3分の2を占めてい…