脱水状態は脳をもバテさせる

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脱水状態は脳をもバテさせる
 
水分は、体の働きに欠かすことができません。
脳も臓器ですから同じです。
水を飲む時間やタイミングを決めておくなど、体内の水分を十分に保っておくよう工夫しましょう。
 
≪脱水状態は脳をもバテさせる≫
 
私たちの体は、だいたい60パーセントが水分です。
水分はさまざまな組織に含まれるほか、汗として体温調整を担ったり、尿や便として老廃物を排出したりと、さまざまな役割を担っています。
 
体が正常に働くためには、こうして失われた水分を、食事や飲料で補わなくてはなりません。
 
体内の水分が不足すると、体や脳は、正常に働くことができません。
ところが、アルツハイマー病では、水分不足をキャッチできず、水分をとる量が極端に少なくなり、それがまた脳の働きを悪化させる……という悪循環になっていることがあります。
 
≪体はいつも水分を必要としている≫
 
体から出ていく水分の量は、だいたい11リットルほど。
この分を補うためには、意識して水分を補給しなければなりません。
 
高齢になると、のどのかわきを感じにくくなるため、水分の補給量が減ります。
また、食事量が減ると、とる水分量がますます少なくなります。
 
年をとっても、必要な水分量はあまり変わりません。
そのため、意識して水分をとらないと、水分不足に陥ります。

 
◆体内に入る水
    食事
    飲み物
 体内に水分をためておく力(保水力)は、年齢とともに落ちる。
 そのため、本来は、若いときよりもより多くの水分を補給しなければならなくなる 

体から出て行く水
    尿や便
    
    蒸発する水分
  汗や尿など、目に見える水分のほか、吐く息に含まれる水分や皮膚からの蒸発など、気づかない
  うちに失う水分もかなり多い。

≪小さな工夫で飲む量を増やす≫
   水分は何のあてもなく大量にとることはできません。
  一度に大量に補給するよりも、こまめに分けてとり、全体で1日最低1リットルを補給できるように
  しましょう。
  体内の水分が不足すると、危険な脱水状態を招きます。
  脳の働きを低下させないためにも、水分をしっかりとるくせをつけましょう。

 ◆食事と食事の間にもお茶を飲む習慣を
    食事と食事の間に、ひと休みの意味も込めてお茶を楽しむ習慣をつけましょう。
    
10時、3時のおやつは、休憩をとるとともに、不足する水分、エネルギーを補う知恵でも
    あるのです。

 ◆食後のお茶を楽しむ
    食事中にとる水分にプラスして、食後に1杯お茶を楽しむ習慣を。
    とくに日本茶ポリフェノールが豊富に含まれているので、健脳効果が期待できます。

 ◆お酒は水分の代わりにならない
    アルコールは体内で分解される過程で水分をたくさん消費するうえ、利尿作用もあります。
    のどがかわいたときにお酒を飲んでは、さらに体内の水分不足を悪化させてしまいます。
  
 認知症を防ぐスーパー健脳食 より」
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    脳の萎縮を防止するには、脳細胞の蛋白合成、核酸合成が順調に行われることが好ましいのです。
    ビタミンB12は、蛋白合成と核酸合成の両方に役立っていることがわかっています。
    さらに興味深いことは、健康な老人の脳に比較して、老人性認知症患者の脳では、含まれるビタミンB12が、半分どころか、1/41/6程度にまで、低下しているということが明らかにされていることです。
     
    ニューロン同士が情報伝達を行うこと、つまり神経機能的連絡を行うためには、新経路の交差点ともいうべきものが必要であり、この交差点をシナプスと言います。
    このシナプスは、年をとっても増加し、より成熟した結合が進行するとされています。
    シナプスが豊富できちんと機能している場合、脳や神経の働きはよくなります。
    ところが、年齢とともに、あるいは認知症などの病気によって、シナプスは次々にこわれていきます。
    ビタミンB12は、そのこわれたシナプスの修復に関わっています。
     
    ビタミンB12は、ストレス社会に生きる現代人のこれからの健康に役立つ成分です。
    また、ビタミンB群はバランスよく摂ることが望ましいといわれております。
     
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