みずみずしい食物で老化防止

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みずみずしい食物で老化防止

紫外線も活性酸素を発生させる原因のひとつです。
地球誕生から何億年もかけて大気中に増えた酸素は、太陽の紫外線と反応して、上空にオゾン層をつくりました。
太陽光線は、人間が見ることのできる七色と、人間が見ることのできない赤外線、紫外線に分けられます。

日焼け止めなどの表示で見たことがあると思いますが、紫外線にはA波(UVA)、B波(UVB)、C波(UVC)があり、オゾン層は、生物にとって最も危険なC波を地球に届かないように遮断してくれています。そのオゾン層が、いま、人間のつくり出した環境汚染物質で危険にさらされています。

紫外線は、太陽光線以外にも、蛍光灯、パソコン、テレビなどからも出ています。
あまり知られていませんが、目に見える青色の光線も活性酸素をつくり出す原因のひとつです。
強力な殺菌力を持つ紫外線は、身近なところでは、布団干しでダニなどを退治するなど、いろいろなことに利用されています。
反面、その強い力が、シミ、シワなどをつくる老化(酸化)の原因になります。紫外線は水分と反応しやすいため、常に涙で潤っている目はダメージを受けやすく、それを防衛する体内機能が衰えてくると、白内障などの原因にもなります。

人間はまだ、ある程度は紫外線を避けることができますが、動くことのできない植物は、自分の体で抗酸化物質をつくって対抗するしかありません。
それが、植物などに含まれるポリフェノールやカロテノイドなどフィトケミカルといわれる防御物質です。太陽光線を多く浴びる南国の植物や鳥たちが鮮やかな色をしているのは、フィトケミカルの多くが色素だからです。
逆にいえば、日光にあたる時間を抑えて、科学的な技術で操作して色を濃くしただけの食物にはフィトケミカルはほとんど含まれていないことになります。

様々なものが人間の都合で「効率」優先になっています。発酵に時間がかかる発酵食品の中にも十分な発酵がなされないうちに、科学技術を使って出荷が早められているものも多くなっています。
女性は、顔や皮膚の老化(酸化)に敏感ですが、まずは体のサビ(酸化)を取ることが先です。
体内の細胞は年を重ねるとともに生まれ変わるスピードが遅くなりますが、それでも再生しています。つまり、今日、触った皮膚は明日には生まれ変わっているかもしれないのです。
そのサイクルをできるだけ正常に戻すことが、いつまでもみずみずしい肌を保つことにつながります。

みずみずしい体を保つためには、みずみずしい=新鮮で生きている食物を摂ることが必要です。
「青春は食文化」より


ビタミンB12とは?
http://www.endokoro.jp/vitaminb12.html