ネットで調べた知識は忘れやすい

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ネットで調べた知識は忘れやすい
 
そもそもインターネットで得た知識というのは忘れやすいものです。
記憶というのは、能動的につくった手がかりが多いほど、自分の意思で引き出しやすくなります。
たとえば、ある情報を調べるために図書館へ行った。
そこでは探していた資料が見つからなかったため、大きな書店まで行った。
そこで本をパラパラと見ていたら、あるページに詳しく書いてあったので、喜んで買って帰り、家でよく読んだ……。
こういう風に状況の変化が並んでいくと、その記憶は引き出しやすくなります。
また、本で調べるだけではなく、詳しい人に電話をして聞いたり、現地まで見に行ったりすれば、もっと引き出しやすくなるでしょう。
 
こうやってさまざまな選択肢の中から、適切な方法を選び、それを意思的・計画的に並べて情報に近づいていくというのは、まさに高次脳機能を使う活動です。
 
ところが、インターネットではそのプロセスがあまりにも単純化されています。
どんな情報でも、同じ画面の同じウインドウの中で同じような捜査をすれば調べられます。
たとえて言うなら、自分は同じ部屋の同じ椅子に座ったまま、ボタン一つで目の前の人が入れ替わっていくようなもので、状況の変化がありません。
しかも、後でまた簡単に調べられるという意識があるので、反復したり、ファイル化したり、努力して記憶を自分のものにする必要も感じません。
そうすると無い無い尽くしで、思い出せるわけがなくなってしまいます。
 
それが良いことなのか悪いことなのかはともかくとして、私たちはインターネットをあまりにも便利に使うことによって、日常生活の中で、知識を得るまでのプロセスに多様性や複雑さをなくし、思い出す手がかりのない記憶をどんどん増やしてしまっているようなところがないでしょうか。
そのために「知っている気がするけど思い出せない」ということが増えました。
要するに物忘れをします。
多くの人がインターネットを使うようになってから物忘れがひどくなったように感じていることの背景には、そういう面もあると思います。
「フリーズする脳 より」
 
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脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。
それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。
しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。
イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
 
最近の研究で、ビタミンB12はバイオリズムにかわっていることがわかってきました。
不規則な生活が続くと、バイオリズムが乱れて、自分の意思で起きたり、眠ったりできなくなります。昼間居眠りをするようでは仕事に支障をきたしかねませんそこで、試してみたいのがビタミンB12です。
大量にとると、バイオリズムの回復に役立つと考えられています。
海外旅行の時差ぼけも、なかなか解消しにくいものですが、B12を試してみてはいかがでしょう。
 
<ビタミンB12の働き>
・新しい細胞を作り、壊れた細胞を修復する働き。
・神経の壊れた部分を修復する働き。
・伝達物質を作る働き。
・免疫を正常にする働き。
・脳の詰まったところをかき出す働き。
・血流をよくする働き。
このような様々なはたらきがあります。
また、ビタミンB12は大量かつ配合によって効果的に働きます。
 
ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
 
脳と神経の修復・再生のビタミンB12
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