「9時間以内の反復」が記憶を定着させるポイント

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9時間以内の反復」が記憶を定着させるポイント
 
モノをしっかり覚えるためには、復習が必要です。
反復しないと、自分では覚えたつもりでも、1週間後には、ほとんど覚えていないということになりやすいのです。
 
復習の効率を最大化する方法は、記憶してから睡眠時間を除き、9時間以内に復習することです。
9時間を超えたのちに復習しても、記憶は定着しにくいのです。
 
これは、「エビングハウスの記憶実験」によって証明されています。
これは、時間の経過と記憶率について調べた実験で、記憶してから9時間の間に、記憶の保持率は対数曲線を描いて減少していきます。
覚えたことを、急速に忘れてしまうのです。
ただし、9時間以内に復習すると話は別で、記憶の保持率はグンと高くなります。
「脳(あたま)にいいこと全部やってみよう! より」
 
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脳は神経細胞の集まりと思われていますが、正確には「神経細胞(ニューロン)と、それらの情報を伝える役目をしているシナプスから成り立っています。脳を使えば使うほど、これらのシナプスが増えていきます。
脳の中のシナプスが密であればあるほど、いろいろな能力が高まります。
記憶力でいえば、記憶したことが鮮明に脳に焼きつけられることになります。
 
昔は、脳の神経細胞は生まれたときから増えることはないから、このシナプスを増やすことが、すなわち脳を発達させることだと考えられていました。
ところが、脳の研究が進み、近年になって、神経細胞は年をとっても増えることがわかったのです。
 
脳を使ってこれらの神経細胞を増やし、なおかつ、シナプスを密にすることが脳を鍛えるということなのです。
 
高度の創造過程にも高密度のシナプス形成が必要と思われ、そのために必要な素材として栄養成分が必要なことは当然で、また、その構築作業のための酵素、そしてそれを補佐する補酵素的ビタミンも必要となります。
その中でも重要なものがビタミンB12です。
 
また、脳の萎縮を防止するには、脳細胞の蛋白合成、核酸合成が順調に行われることが好ましいのです。
ビタミンB12は、蛋白合成と核酸合成の両方に役立っていることがわかっています。
 
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