目指せ! バイリンガル

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目指せ! バイリンガル

英語が話せる人は、日本語だけしか話せない人よりも、認知症になったときの発症するスピードが遅いといわれています。

カナダのヨーク大学のエレン・ビアウィストック教授らが、二ヶ国語を話すバイリンガルはひとつの言葉だけを話すモノリンガルよりも認知症を発症するのが4年遅いという、興味深い発表をしました。

ちなみに、この調査ではバイリンガル認知症発症の平均年齢は75.5歳、モノリンガルは71.4歳で、その後の症状の進行についてはどちらも同じペースだったという報告もあがってきています。

この結果を、私たちの生活にあてはめて考えると、「英会話を習う」というのは認知症に効果があるといえるでしょう。
それもただ習うのではなく、「海外旅行に行く」とか「オペラを鑑賞する」といった、楽しい目的を見据えて習いはじめるのが効果的です。

私たちは外国へ行くと、「もっとちゃんと勉強をしておけばよかった・・・・・・」とお約束のように語学力の不足を残念に思います。
しかし、いざ帰国をして本格的に机に向かおうとしても、なかなか続きません。

これは、外国語を受験勉強の延長だと判断し、苦手意識が出てきてしまうからです。
普段の生活では日本語さえ話せれば困らないわけですから、進んで面倒な勉強をしなくなるのは当然のことといえるでしょう。

ですから、自分の趣味のために外国語を学ぶのです。
たとえば、旅先で出会ったご夫婦は、「二人で、船で世界中を旅しようという目標を立てたので、今も英会話を習っているんです」と話していました。

教科書とノートだけで勉強するよりも、コミュニケーション能力や文化が身につくので効果的な勉強法です。
そのうえ認知症の発症も遅らせることができるなら、まさに一石二鳥の方法でしょう。
「今日からはじめるもの忘れを防ぐ方法68 より」

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ビタミンB12は、もともと悪性貧血を防ぐビタミンとして知られています。
血液細胞が正常につくられるには、ビタミンB12が必要だからです。
それと同時に、脳神経系の働きにも深くかかわっています。

根本的な作用に目を向けると、ビタミンB12は、体内のすべてのたんぱく質を修復する働きを持っています。
とりわけ、脳や神経の修復には、ビタミンB12が不可欠なのです。

脳や神経が働くときは、神経線維同士の間を情報伝達物質というものが行き来します。
二本の神経線維で一単位となるその部分は「シナプス」と呼ばれます。
シナプスが豊富できちんと機能している場合、脳や神経の働きはよくなります。

ところが、年齢とともに、あるいは認知症などの病気によって、シナプスは次々にこわれていきます。
ビタミンB12には、そのこわれたシナプスを修復する作用があるのです。

また、脳の萎縮を防止するには、脳細胞の蛋白合成、核酸合成が順調に行われることが好ましいのです。
ビタミンB12は、蛋白合成と核酸合成の両方に役立っていることがわかっています。

一般にビタミンB類は、一つが欠乏するときには他のビタミンも欠乏していることが多いのです。
もちろん、すべてのビタミンが老化防止に必要であることはいうまでもありませんが、B類のビタミンB12、B6、葉酸は老化を防ぐうえでも、もっとも重要なビタミンとされます。

現在60歳以上の高齢者の二割の人に、ビタミンB12の欠乏が見られるということです。
これは年をとると胃の機能が低下し、内因子の分泌が低下するからです。
また、高齢者が理由のはっきりしない神経症状を呈したら、ビタミンB12の欠乏を考えるべきだという学者もいます。

ビタミンB12の働き>
・新しい細胞を作り、壊れた細胞を修復する働き。
・神経の壊れた部分を修復する働き。
・伝達物質を作る働き。
・免疫を正常にする働き。
・脳の詰まったところをかき出す働き。
・血流をよくする働き。

ビタミンB12が効果的に作用するには、ビタミンB12単体ではなく葉酸などのビタミンB群と一緒に摂取することが望ましく、また、ビタミンB12は大量かつ配合によって効果的に働きます。

脳と神経のビタミンB12
http://www.endokoro.jp/
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http://www.endokoro.jp/libra_g.html