うつに効果的なエクササイズの強度と回数は?

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うつに効果的なエクササイズの強度と回数は?
 
心の健康を獲得するためのエクササイズは、そんなに激しいものである必要はありません。
 
効果のあらわれる最低限のエクササイズ強度はどれほどなのでしょう。
この問いに回答したのが、テキサス大学医学部のアンドレア・ダンです。
 
彼は、80人のうつ患者を被験者に、5つのグループに分けました。
4つのグループには11520分、週3回か5回、強度と回数の異なるエクササイズを割りあて、残り1つのグループは対照群で、同じ時間、同じ回数、ストレッチを行いました。
そして、12週間後、エネルギー消費とうつの改善の度合いを心理テストで比べてみました。
なお心理テストでスコアが高いほど、うつの度合いが高くなります。
 
低用量群は、1週間に420キロカロリーを軽い運動によって消費したグループで、うつの心理テストの値は11.1であり、対照群の値11.3との違いは見られませんでした。
一方、中用量群は、中程度の運動によって1週間に1050キロカロリーを消費したグループで、うつの心理テストの値は8.5と、対照群の11.3に比べ、明らかに低下していました。
 
では、エクササイズの頻度はどれくらいがよいのでしょう。
3日と週5日のエクササイズを12週間つづけたあとにうつの改善の度合いが比べられました。
 
この結果、週3回でも週5回でも、同じ程度の抗うつ効果が発揮されることが判明しました。
 
ですから、抗うつ効果を期待するなら、週3回のエクササイズでよいことがわかります。
 
3回より少ないと、うつを改善する効果は不十分になりやすいのです。
だからといってエクササイズを毎日するなど、回数を増やしすぎると、逆に、抗うつ効果が減少するか、効果がまったくでなくなります。
「よみがえる脳 より」
 
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≪ビタミンB12なぜ体にいいのか?≫
 
ビタミンB12は結晶が赤いことから「赤いビタミン」とも呼ばれています。
主な働きは赤血球の生成を助け、貧血を予防すること。
女性に多い貧血の原因は、鉄分の不足が挙げられます。
しかし、貧血にはもうひとつ原因があるのです。
それがビタミンB12の不足。
ビタミンB12は赤血球を形成、再生し、血液を作ることで、貧血を防いでくれるのです。
 
そのほかの働きとしては、成長を促進し、子供の食欲を増進させる、エネルギーを増大させる、脂肪・炭水化物・タンパク質が適切に使われるようにする、集中力・記憶力を高めて精神を安定させる、などが挙げられます。
 
また、神経細胞内の表面の脂質膜の合成にも関与しており、末梢神経の傷の回復にも効果があります。
実際、腰痛などの治療にも採用されています。
腰痛や肩こり、手足のしびれに悩まされている人にもビタミンB12はおすすめのサプリメントといえます。
 
もうひとつ忘れてはいけないのが、ホモシステイン血症との関わり。
遺伝的なもの以外では、ビタミンB12不足により引き起こされるホモシステイン血症は、進行すると動脈硬化心筋梗塞の危険性が高まるといわれています。
 
ビタミンB12は、葉酸とともに核酸の合成を助け、脊髄、胃腸の粘膜などで活躍します。
また、脳や神経とも関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。
 
現在60歳以上の高齢者の二割の人に、ビタミンB12の欠乏が見られるということです。
これは年をとると胃の機能が低下し、内因子の分泌が低下するからです。

また、高齢者が理由のはっきりしない神経症状を呈したら、ビタミンB12の欠乏を考えるべきだという学者もいます。

どのビタミンが不足しても神経は正常には働いてくれません。
ビタミンB12が効果的に作用するには、ビタミンB12単体ではなく葉酸など他のビタミンB群と一緒に摂取することが望ましく、また、ビタミンB群はバランスよく摂ることで相乗効果を発揮します。

脳の萎縮を防止するためには、脳細胞の蛋白合成、核酸合成が順調に行なわれなければなりません。
ビタミンB12は、この蛋白合成と核酸合成の両方に役立っています。
 
ビタミンB12について