どんなエクササイズがうつに効果的なのか?

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どんなエクササイズがうつに効果的なのか?
 
エクササイズに、うつを予防したり、うつを改善する効果があることがわかりました。
そうなると、抗うつ効果を発揮するベストのエクササイズを知りたいものですが、それはまだ決定されていません。
 
それでも多くの研究から、ウォーキングとジョギングの抗うつ効果は明らかです。
これ以外にも、サイクリング、水泳、エアロビクス、ウエイトトレーニングも効果的です。
 
1987年、ロチェスター大学のエリザベス・ドインは、ジョギングとウエイトトレーニングの抗うつ効果を比較しました。
 
まず、40人のうつの女性を被験者に、3グループに分けました。
そして、ジョギングとウエイトトレーニングのグループには8週間のトレーニングをしてもらい、抗うつ効果をエクササイズなしの対照群と心理テストを用いて比較しました。
 
結果は、ジョギングとウエイトトレーニングのグループは、エクササイズなしの対照群に比べ、同程度に、顕著なうつの改善が確認されました。
 
うつ改善のための「完璧なエクササイズ」というのはまだ発見されていませんが、私たちにとっておおいに役立つことがすでに明らかになっています。
それは、これまでに抗うつ効果が認められたすべてのエクササイズには2つの共通点があることです。
どのエクササイズも、腕、足、胴などの大きな筋肉を使うこと、くり返しのリズム運動であることです。
 
この2点さえ含まれていれば、どんなエクササイズでも抗うつ効果が期待できます。
この発見には重要な意味があります。
それは、多くのエクササイズが同じくらい効果的であるということですから、自分の好きな種目を選べばよいのです。
 
だから、たとえば、テニス、卓球、縄跳び、ゴルフ、太極拳も好結果を生むはずです。
 
どんなエクササイズをすべきかを誰かに命じられるよりも、自分で好みの種目を選ぶほうがはるかによい。
それに、自分で選んだエクササイズ種目には愛着がありますから、長つづきしやすいという利点もあります。
「よみがえる脳 より」
 
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≪ビタミンB12なぜ体にいいのか?≫
 
ビタミンB12は結晶が赤いことから「赤いビタミン」とも呼ばれています。
主な働きは赤血球の生成を助け、貧血を予防すること。
女性に多い貧血の原因は、鉄分の不足が挙げられます。
しかし、貧血にはもうひとつ原因があるのです。
それがビタミンB12の不足。
ビタミンB12は赤血球を形成、再生し、血液を作ることで、貧血を防いでくれるのです。
 
そのほかの働きとしては、成長を促進し、子供の食欲を増進させる、エネルギーを増大させる、脂肪・炭水化物・タンパク質が適切に使われるようにする、集中力・記憶力を高めて精神を安定させる、などが挙げられます。
 
また、神経細胞内の表面の脂質膜の合成にも関与しており、末梢神経の傷の回復にも効果があります。
実際、腰痛などの治療にも採用されています。
腰痛や肩こり、手足のしびれに悩まされている人にもビタミンB12はおすすめのサプリメントといえます。
 
もうひとつ忘れてはいけないのが、ホモシステイン血症との関わり。
遺伝的なもの以外では、ビタミンB12不足により引き起こされるホモシステイン血症は、進行すると動脈硬化心筋梗塞の危険性が高まるといわれています。
 
ビタミンB12は、葉酸とともに核酸の合成を助け、脊髄、胃腸の粘膜などで活躍します。
また、脳や神経とも関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。
 
現在60歳以上の高齢者の二割の人に、ビタミンB12の欠乏が見られるということです。
これは年をとると胃の機能が低下し、内因子の分泌が低下するからです。

また、高齢者が理由のはっきりしない神経症状を呈したら、ビタミンB12の欠乏を考えるべきだという学者もいます。

どのビタミンが不足しても神経は正常には働いてくれません。
ビタミンB12が効果的に作用するには、ビタミンB12単体ではなく葉酸など他のビタミンB群と一緒に摂取することが望ましく、また、ビタミンB群はバランスよく摂ることで相乗効果を発揮します。

脳の萎縮を防止するためには、脳細胞の蛋白合成、核酸合成が順調に行なわれなければなりません。
ビタミンB12は、この蛋白合成と核酸合成の両方に役立っています。
 
ビタミンB12について