ライフステージ別食生活のポイント

イメージ 1
ライフステージ別食生活のポイント
 
免疫力は、年齢や体格等、個人によって差があるものです。
ここでは、ライフステージ別に、食生活のポイントを紹介していきます。
 
年齢によって、免疫力は変わってきます。
大人と子どもでは体格差があるように免疫力にも差があるのです。
そこで、各ライフステージで注意すべき、食生活のポイントについてみていきましょう。
 
≪乳幼児期の食生活のポイント≫
 
カラダが発育途上の子どもは、免疫システムそのものが未熟です。
ウイルスなどに感染してしまうと、こじらせてしまうことが多いのは、免疫をつかさどる腸の腸内細菌が十分育っておらず、免疫力が低いからです。
 
離乳食として便利なヨーグルトや乳酸飲料は、乳酸菌など腸内細菌の善玉菌の宝庫。
善玉菌を補給して腸の発育を促しましょう。
 
≪成長期の食生活のポイント≫
 
小学生~高校生ぐらいの成長期になると、免疫システムがしっかりし始めます。
免疫力を伸ばしていくのもこの時期です。
 
健康維持のために必要な食事習慣を身につけていくためにも、13食、規則正しく食事をとることが大切です。
 
また、好き嫌いも免疫力を下げてしまう原因となります。
とくに野菜嫌いは、この時期に治しておきたいものです。
カラダそのものをつくるための肉や魚、卵といったたんぱく質源を十分食べつつ、同時に野菜もたっぷり食べてビタミン・ミネラルを補給し、カラダの成長とともに免疫力も育てていきましょう。
 
一方、ストレスや運動不足で、下痢や便秘を繰り返している子どもも少なくありません。
これは、腸内環境が乱れているシグナル。
シャキシャキと噛みごたえのある野菜で食物繊維を補いつつ、ヨーグルトや納豆などの発酵食品や乳酸菌飲料をプラスして腸を元気づけましょう。
 
≪成人期の食生活のポイント≫
 
不規則な生活やストレス、喫煙や飲酒といったカラダの外側から免疫力を下げる影響がもっとも大きい時期です。
 
こんなときは、野菜の抗酸化パワーがうってつけ。
食事のたびに、野菜は肉や魚などの倍の量を食べるぐらいの気持ちでいると、バランスがとりやすくなります。
野菜やキノコ、海藻類をたっぷり食べて、ビタミン・ミネラル類や食物繊維を補給してあげましょう。
 
これによって免疫力アップはもちろん、老化を防いで、生活習慣病の予防も期待できます。
 
≪高齢期の食生活のポイント≫
 
高齢になると老化が進み、免疫力だけではなく、カラダそのものの機能がダウンしてきます。
食欲も落ちてくるので、無理なく食べられる範囲で、おいしく食事をとりましょう。
 
料理の品数はそのままで、食べられる量だけを減らしていくと、栄養のバランスがとりやすくなります。
 
また、年齢が上がるにつれて、腸内は悪玉菌が増えやすく、善玉菌が少なくなりがちです。
ヨーグルトや納豆などの発酵食品や乳酸菌飲料を日常から摂取するように心がけ、腸内の善玉菌を補給していきましょう。
 
≪免疫力を下げないダイエット≫
 
ダイエットも方法を間違うと、免疫力低下の原因になってしまいます。
食事を減らとすぎると栄養不足になりますし、特定の食品を集中的に食べるダイエットでは、栄養に偏りが生じてしまいます。
 
健康によいといわれる食品でも、食べ過ぎればエネルギーオーバーの原因に。
どんなすぐれた食品でも、不足している部分もあり、1つの食品で完全な栄養を得ることは不可能なのです。
そればかり食べ続ければ、プラス効果も得られる反面マイナス効果も増幅してしまいます。
 
そこで、今までの食事量を全体的に少なくしてみませんか?
今までの食事量を100とすれば80程度にしてみるのがコツ。
その際は、おかずの皿数を減らすのではなく、一皿の量を少なくしてみましょう。
 
ダイエットといえば、12週間集中的に行うものと考えがちですが、そうではありません。
日ごろの食習慣として食事内容を見直してみましょう。
「免疫力を上げるコツ より」
 
*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*
 
ビタミンB12は、葉酸とともに核酸の合成を助け、脊髄、胃腸の粘膜などで活躍します。
蛋白質核酸の生合成を推進しますので、免疫学的な効果、たとえば抗体(蛋白質]産生が強化されても不思議ではありません。
 
ビタミンB12の働きとしては、成長を促進し、子供の食欲を増進させる、エネルギーを増大させる、脂肪・炭水化物・タンパク質が適切に使われるようにする、集中力・記憶力を高めて精神を安定させる、などが挙げられます。
 
また、神経細胞内の表面の脂質膜の合成にも関与しており、末梢神経の傷の回復にも効果があり、実際、腰痛などの治療にも採用されています。
腰痛や肩こり、手足のしびれに悩まされている人にもビタミンB12はおすすめです。
もうひとつ忘れてはいけないのが、ホモシステイン血症との関わり。
遺伝的なもの以外では、ビタミンB12不足により引き起こされるホモシステイン血症は、進行すると動脈硬化心筋梗塞の危険性が高まるといわれています。
 
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
また、脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。
 
人間の体質改善は約3ヶ月程度が基準となっているため、続けなければ効果が得られません。
生活習慣を変えるとともに栄養面の改善も非常に大切です。
 
ビタミンB12について