野菜でがんを予防できる?

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野菜でがんを予防できる?
 
生活習慣病として、私たちの健康をおびやかす病気“がん”も、日々の食生活を工夫すれば、かかる確率を低めることができます。
 
≪抗がん効果が期待される野菜≫
 
免疫関係の研究が進むなか、民族ごとの食習慣の調査をしたところ、特定の植物性食品を習慣的によく食べる人々は、がん死亡率が低いといった研究報告がありました。
 
そこで、アメリカの国立がん研究所を中心に、実際に発がん抑制効果があると認められた食品を並べたのが「デザイナーズフード・リスト」です。
 
この「デザイナーズフード・リスト」では、がん予防に期待できる植物性食品を重要度別に分類し、ピラミッド状に図示、公表しています。
食品中の発がん抑制成分の効果や働きをすべく、研究が続いています。
 
≪リストを参考するにあたって≫
 
現在の研究では「抗酸化(老化を防ぐ)」「免疫力強化」がキーワードになっています。
がん予防を主眼にしていますが、再発防止、ほかの疾病にかからないような予防効果、免疫力をつけて体内の抗がん能力をアップする効果などに応用して考えることができます。
 
なお、このリストを参考にするにあたっては、アメリカが主導となって進めている研究だけに、日本では日常的に食べられていても、アメリカではほとんど食べないという食品がリストから抜け落ちているという点に注意します。
 
たとえば、海藻類(ワカメやコンブ)や特定の種類のキノコ類(シイタケやマイタケなど)、野菜類(ゴボウや大葉など)です。
「リストにないので効果がない」と判断しないようにしてください。
 
≪栄養の偏りに要注意!≫
 
実際の食生活では、さまざまな野菜類を一緒に食べていますし、特定の成分だけが、がんと闘っているわけではありません。
 
野菜そのものにも、さまざまな種類や成分が存在し、野菜の種類が増えることで、複雑に作用しているのです。
 
ですから、がんの予防や免疫能力の向上のためといって、特定の野菜やキノコだけを食べることはおすすめできません。
むしろ栄養の偏りをもたらす危険性もあります。
繰り返しになりますが、あくまでバランスが大切なのです。
 
≪植物性食品の選び方≫
 
野菜は、旬の時期のものや、熟したものを選ぶようにしましょう。
ハウス栽培などで時期はずれにつくった野菜は、一般に栄養成分などが乏しいものです。
 
また、野菜は新鮮なものであることも重要です。
頻繁に買い物できない、1度に食べきれないといった場合は、自分で冷凍したり、売られている冷凍野菜も利用してみましょう。
 
冷凍野菜は旬の野菜を凍結しているため、おすすめです。
逆に水煮や缶詰は、栄養成分が流出して半減していることが多くあります。
 
≪フード・ピラミッドの読み方≫
 
「デザイナーズフード・ピラミッド」とは、デザイナーズフード・リストをピラミッド状に図示したものです。
 
リストアップされている食品は、抗がん効果が高く、上に位置するものほど、その効果がより高いとされています。
 
ただし、日常的な食生活では、このリスにあるものを「多めに摂り入れる」という参考程度にしておきましょう。
というのも、まだまだ解明されていない食品や成分もあり、今後このピラミッドに新たに食品が追加される可能性もあって、これらばかり食べていると、栄養素に過不足が生じてしまうからです。
フード・ピラミッドは、あきまで食品選びの1つの判断基準として覚えておくとよいでしょう。
「免疫力を上げるコツ より」
 
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ビタミンB12は、葉酸とともに核酸の合成を助け、脊髄、胃腸の粘膜などで活躍します。
蛋白質核酸の生合成を推進しますので、免疫学的な効果、たとえば抗体(蛋白質]産生が強化されても不思議ではありません。
 
ビタミンB12の働きとしては、成長を促進し、子供の食欲を増進させる、エネルギーを増大させる、脂肪・炭水化物・タンパク質が適切に使われるようにする、集中力・記憶力を高めて精神を安定させる、などが挙げられます。
 
また、神経細胞内の表面の脂質膜の合成にも関与しており、末梢神経の傷の回復にも効果があり、実際、腰痛などの治療にも採用されています。
腰痛や肩こり、手足のしびれに悩まされている人にもビタミンB12はおすすめです。
もうひとつ忘れてはいけないのが、ホモシステイン血症との関わり。
遺伝的なもの以外では、ビタミンB12不足により引き起こされるホモシステイン血症は、進行すると動脈硬化心筋梗塞の危険性が高まるといわれています。
 
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
また、脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。
 
人間の体質改善は約3ヶ月程度が基準となっているため、続けなければ効果が得られません。
生活習慣を変えるとともに栄養面の改善も非常に大切です。
 
ビタミンB12について