循環機能を高める①立つ力-「しっかり立つ」意識をもとう-

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循環機能を高める①立つ力-「しっかり立つ」意識をもとう-
 
◎立つことも大運動の1
 
私たちの祖先はいまから約500万年前に2本の足で直立したといわれています。
この間、いろいろな進化の過程があり、いまでは直立した体形が、私たちの生活に適したものとなっています。
 
もちろん、循環機能も進化を続けてきました。
循環機能の向上には、いろいろな力が働いていますが、なかでも筋肉の動きが大きくかかわっています。
 
いくら心臓ががんばっても、筋肉の助けがなければ、循環機能は低下します。
筋肉の動きは、それほど大事なのです。
 
これは、「立つ」ことにおいても同じです。
直立した姿勢をとるには、じつに多くの筋肉が必要なのです。
 
まず、両下肢の筋肉が強く働きます。
そして、腹筋と背筋が胴体を前後から挟み込んで支えます。
さらに、首の位置を安定させる頸部筋群も働きます。
 
つまり、ほぼ全身の筋肉が、立つために働いているのです。
 
ということは、立つことだけでも大運動をしているのです。
運動があれば、血液循環は必ず促進されます。
「大」がつけば、なおさらです。
 
◎楽しく、しっかり立つ心がけ
 
電話で話しているときも、子どもや孫が遊んでいるのを見守っているときも、楽しく立つようにしましょう。
これだけで、カロリーの燃焼率が2倍向上するという研究結果もあります。
しかし、残念なことに、最近では老いも若きも姿勢が悪くなり、しっかり立てる人が減りました。
 
試しに立ってみましょう。
支えなしに、しっかりと立てれば合格。
ちょっとでもふらつけば不合格です。不合格でも、がっかりする必要はありません。
日常の小動きのなかでしっかり立つことを意識するだけで、すぐに合格できるようになります。
 
要は、しっかり立とう、と意識することです。
血液循環を促進するためにも、大地をしっかりと踏みしめて立つ意識をもちましょう。
「詰まらない破れない 血管を強くする本 より」
 
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脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。
それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。
しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。
イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
 
現在60歳以上の人の20パーセントでビタミンB12の欠乏が見られます。
これは歳をとると胃の機能が低下し、内因子の分泌が低下するからです。
血液検査では見つけられないような軽度のビタミンB12の欠乏でも、認知症に似た神経異常を引きおこすことがあります。
とくに高齢者では、ビタミンB12の値が基準値の範囲にあっても、それが下限値の場合には、記憶障害をおこすことが知られています。
近年、日本人の死因の上位占めているガン・心筋梗塞・脳血管系の疾患、そして高血圧症などの生活習慣病の多くは、戦後、日本人の食生活が欧米化し、動物性食品を多くとるようになったことに起因すると言われています。
長寿のためには、動物性食品を控えた方が良いという事ですが、一方では動物性食品を摂らないことからビタミンB12を摂取できなくなる恐れがでてきます。
ビタミンB12を摂取できないことで、脳のビタミンとしての作用が欠落してしまうという深刻な問題も起きています。

脳の萎縮を防止するには、脳細胞の蛋白合成、核酸合成が順調に行われることが好ましいのです。
ビタミンB12は、蛋白合成、核酸合成の両方に役立っていることがわかっています。
 
ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
 
人間の体質改善は約3ヶ月程度が基準となっているため、続けなければ効果が得られません。
日常の生活習慣や生活環境を改善するとともに栄養面を改善することが大切です。
 
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