【夏】香り、辛味、歯ざわりで食欲を刺激『みょうが』

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【夏】香り、辛味、歯ざわりで食欲を刺激『みょうが』

「茗荷を食べると忘れっぽくなる」「茗荷を食べると馬鹿になる」という有名な言葉はご存知のことと思います。
「落語」や「日本昔ばなし」にも「茗荷宿」というお話しがあります。

しかし茗荷で物忘れをする(馬鹿になる)なんていうのはまったくの嘘です。
むしろ茗荷に含まれる辛味成分などの働きによって、脳が活性化するという実験結果があるそうで、茗荷は、脳の記憶や集中力に関係する部分を、普段よりも活発に活動させるというのです。

「みょうがの宿」

★効用
・食欲増進
・夏バテ予防
・食中毒予防
 
栄養
《栄養よりも食味の効果に期待》
花みょうがは、夏から秋にかけて地下茎から出る花穂のことで、「みょうがのこ」とも呼ばれます。
みょうがたけは、初夏に出る若い茎を食用にするものです。
 
ビタミンやミネラルが含まれていますが、いずれもわずか。
栄養よりも特有の芳香、ほのかな辛味、歯ざわりが珍重される野菜で、夏の食欲増進にひと役かってくれます。
 
中国でも、熱によるからだの不調を整える作用や解毒作用があるとして、夏バテや食あたりなどに用いられています。
 
下ごしらえ
《過剰な水さらしは禁物》
生で薬味などにする場合は、切ってから水にさらします。
長く水につけていると、せっかくの香りや辛味が消えてしまうので、さっとさらす程度で水から上げましょう。
 
選び方
《淡紅色をしたものが良品》
花みょうがは、みずみずしい淡紅色で、かたくしまったものが良品です。
 
みょうがたけは、茎が白く、茎を巻いている葉先が淡紅色のものがやわらかくて美味。
緑色をしたものは成長しすぎです。
 
★保存法
《酢漬けにすれば長期保存が可能》
 ラップに包んで冷蔵庫で保存し、1週間くらいで使いきるようにします。
また、旬に甘酢漬けや塩漬けなどにしておくのも一法で、半年くらい保存できます。
「カラダ快調!食べもの栄養事典 より」
 
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