脳卒中を予防する
脳卒中というのは、脳の血管に障害が起こってその先に栄養が行かなくなり、細胞が死んでしまう病気です。
大きく分けて「血管が詰まる」ことで起こるタイプと、「血管が破れる」ことで起こるタイプがあります。
・脳梗塞
脳の血管が詰まる病気です。
脳卒中のなかで、もっとも死亡率が高いとされます。
・脳出血
脳の細い血管が破れて出血し、神経細胞が死んでしまう病気です。
高血圧や加齢によって脳の血管が弱くなったことが、おもな原因となります。
脳をおおっている3層の膜のうち、くも膜と軟膜の間にある動脈瘤(こぶ)が破れて、膜の間にあふれた血液が脳を圧迫することで起こります。
・一過性虚血発作
脳の血管が詰まりますが、24時間以内に回復します。
脳梗塞の前触れ発作ともいわれている症状です。
脳卒中予防には「減塩」+納豆
血圧が正常な人でも、予防のためには1日に10g未満で抑えるといいでしょう。
すでに血圧が高めの人は、6gくらいに抑えてください。
あわせて野菜や果物も積極的に摂りましょう。
もともと健康長寿にとっても欠かせない食品ですが、これらには塩分を排出を促すカリウムが豊富に含まれているので、血圧を正常に保つうえで欠かせません。
まずは高脂肪な食品を控えましょう。
肉の脂身は避け、青魚を積極的に摂るようにしてください。
《脳卒中予防におすすめの食材&発酵食品》
青魚
タマネギ
動脈硬化を予防する
青ジソ
動脈硬化を予防し、血管の老化を防ぐ
甘酒
脳のエネルギーになるブドウ糖が豊富
かつお節
血圧を下げる
納豆
血栓を防ぐ
※動脈瘤(りゅう)
動脈の壁が弱くなり、瘤状(こぶじょう)に膨らんだもののことを指す。
一部分がまるで風船のように膨らんだり血管全体が膨らんだりと、動脈瘤はさまざまな状態で発見される。
破裂しない限り、ほとんど自覚症状がないため、なかなか発見しにくい。
破裂すると激しい痛みを伴い、命にも関わることも多いため。
できるだけ早期発見することが望ましい。
からだのさまざまな組織の栄養となる成分。
青魚やオリーブオイルなどに多く含まれる。
「腸を元気にしたいなら発酵食を食べなさい より」
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虚血性心疾患である心筋梗塞の発作を起こした人の2割程度にしか高コレステロール血症が見られないことから、これまで長い間、コレステロール以外に動脈硬化の原因となるものがあるのではないかと考えられていました。
そうして、ホモシステインがそのひとつの原因だと注目を集めるようになりました。
また活性酸素と一緒になり、脂肪やLDLの過酸化、血管内皮細胞や血管の平滑筋の異常を引き起こします。
また、ビタミンB12は、萎縮を食い止めるために重要な脳細胞のタンパクと核酸(DNA)の生合成を司っています。
新しい核酸、タンパク質が生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わります。
その結果若さにもつながると考えられます。
さらに、主に動物性食品にしか含まれないというビタミンなので、野菜中心の食生活の人や、ダイエットをしているなど食事の量が少ない人は、ビタミンB12を補った方が良いとされています。
加齢、胃の病気、ストレスなどでも不足します。
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