生活習慣の改善は、病気治療の王道

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生活習慣の改善は、病気治療の王道
 
神田川』というフォークソングをご存知でしょうか?
 
1973年に発売された曲ですから、若い人はご存じないかもしれませんが、50代以上の人には懐かしい曲だと思います。
あの曲では、女性が彼氏といっしょに銭湯に行き、先に出て外で待っているシーンがあります。
すると、小さな石けんが、石けん箱の中でカタカタ鳴りますよね。
待っている間に寒くなって彼女が震えたからですが、この歌を聴くたびに
「ああ、この女性は冷え性なんだな」と思ってしまいます。
なぜそう思うか、おわかりでしょうか?
 
そもそも彼女は、銭湯に行ったわけです。
お風呂に入って身体が温まり、皮膚の血管が開きました。
身体の中に溜まった熱を、外に逃がすためです。
でも、外に出たら寒かった。
ここで、自律神経がきちんと反応する人なら、皮膚の血管が収縮して熱を外に逃がさないようにします。
ところが彼女は、熱が逃げてしまって震えた。
つまり、自律神経がうまく働かず、皮膚の血管が開いたままだったために、湯冷めしてしまったのです。
これは冷え性の人の特徴です。
 
天気痛の人のなかにも、冷え性の人が大勢います。
自律神経の働きが弱まっているからですが、その人たちに聞いてみると、冬はお風呂から出るとすぐに厚い靴下をはいたり、フリースを重ね着したりして、しっかり保温すると言います。
 
でも、実はこれは逆効果。
 
血管が収縮する必要がないため、自律神経がますます働かなくなってしまうのです。
 
では、どうすればいいのでしょうか?
お風呂から出る前に、膝から下に水をかけるのです。
すると、「冷たい!」という信号が末梢神経から脳に伝わり、自律神経が働いて血管が収縮します。
要するに、血管の活動性を高める訓練になるのです。
その意味で、手や足を冷たい水とお湯に交互につける方法も効果があります。
天気痛の人はもちろん、そう出なくても冷え症の人は試してみてください。
ただし、あまり冷たい水を最初から使うと、自律神経を刺激しすぎて、かえって身体によくないこともあります。
この方法を試すときは、少しぬるめのお湯を使うことから始めてください。
 
また、熱は筋肉がないと作れません。
したがい、筋トレをして筋肉をつけることも、冷え性対策には大事です。
筋肉のもとはタンパク質です。
食事の内容にも気をつけてください。
しっかり熱を作り、暑さ寒さに応じて血管を開いたり閉じたりできる身体になることが、自律神経の働きを整えることにつながります。
「天気痛 つらい痛み・不安の原因と治療方法 より」
 
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ビタミンB群が不足するとエネルギーを生み出すことができず、疲れがなかなか回復しなくなったり、細胞の修復機能がダウンして、肌荒れや口内炎が治りにくくなったりするのです。
 
なかでも注目が、ビタミンB12です。
古くから、神経系の機能回復に効果があることが知られていましたが、最近の研究で、このビタミンB12の不足によって脳細胞の萎縮が進むことがわかってきました。
 
ビタミンB12は水溶性ですが、脂肪成分と馴染みやすい構造を持っています。
脳はタンパク質とともに脂肪成分を多く含む器官です。
そのためビタミンB12は血液脳関門を通過できるという特徴を持った貴重な栄養素なのです。
ビタミンB12は、体にとって重要なタンパク合成と核酸(DNA)合成を司る栄養素です。
新しい核酸、タンパク質が生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わります。
その結果若さにもつながると考えられます。
 
現在、ビタミンB12は神経ビタミンとしての認識が一般的となっています。
末梢神経の不調はもちろん、中枢神経の機能低下にも有効であることが明らかになっています。
ビタミンB12の働きとしては、成長を促進し、子供の食欲を増進させる、エネルギーを増大させる、脂肪・炭水化物・タンパク質が適切に使われるようにする、集中力・記憶力を高めて精神を安定させる、などが挙げられます。
また、神経細胞内の表面の脂質膜の合成にも関与しており、末梢神経の傷の回復にも効果があり、実際、腰痛などの治療にも採用されています。
腰痛や肩こり、手足のしびれにもおすすめです。
 
ビタミンB12の働き
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