ひらめきがほしいときには

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ひらめきがほしいときには
 
「ぼーっ」とする
脳は平常時の15倍働き、
良いアイデアがわいてくる
 
精神科医・医学博士の西多昌規先生によると、常に忙しく、仕事などに追われている状態というのは脳によくないそうです。
 
なぜかというと、意識的に活動しているときよりも、ぼーっとしているときのほうが脳はエネルギーを使っており、その差は15倍にもなるというのです。
 
つまり、ぼーっとしているはずのときに、脳がもっとも働いているということです。
 
「無心」になることで本来の能力が発揮され、脳の働きを高めることができるわけです。
 
また、ワシントン大学医学部のレイクルらの研究によると、何か行動をしているときと、ぼーっとしているときの脳の働きを比較したところ、後者のほうが記憶に関する部位や価値判断に関する部位が活発に働いていたという報告もあります。
 
イデアやひらめきなども、一生懸命考えようとしているときよりも、気を抜いてリラックスしているときにふと「あ!そういえば!」と浮かんできた、という経験はないでしょうか?
 
これには、脳の血流が大きく関係しています。
 
脳の血流の総量は何かをしているときも、何もしていないときも同じです。
 
何かをしているときは、その行動をするための脳の部位に血流が多く流れます。
反面、一部に血流が集中することでその他の部位の動きは鈍くなります。
 
一方、ぼーっとしている場合は、何かをしているときには使われていなかった部位にもエネルギーが行き届くのです。
そのために、それまで浮かんでこなかったような考えが浮かんだりします。
 
ぼーっとすることで、使っていない脳の部位を元気にできるというわけです。
 
近年、「瞑想」がビジネスマンなどの間で話題になっています。
 
スティーブ・ジョブズなど、一流の経営者たちが行っていたということで注目されているのですが、瞑想をして「無心」になることで、かえって脳をバランスよく働かせているのではと考えられます。
 
ちなみに、ぼーっとすることは、「寝る」ことではありません。
 
数分だけじっと目をつぶってみたり、ろうそくの火を見つめてみたり、そうして意識を「無」にすることがぼーっとするということです。
 
「科学的に元気になる方法集めました より」
 
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物忘れを感じるようになるのは、脳機能低下のあらわれ 
物忘れとは、脳は、体の機能全般をコントロールしている司令塔ですが、加齢とともにその働きは衰え物忘れの症状が出てきます。
脳血管の動脈硬化を放っておくと、血液循環が悪くなって脳細胞の動きが低下し、記憶力や思考力などが鈍り物忘れがはじまります。
 
物忘れに関して脳の機能を活性化する重要な栄養素がビタミンB12です。
脳の神経細胞は約140億個といわれ、25歳を過ぎると1日に10~20万個ずつ死滅していきます。
死滅した神経細胞は2度と再生されず物忘れもひどくなります。
しかし、死滅した神経細胞は元に戻らなくとも、神経の通り、すなわちネットワークをよくすれば、低下した機能を補い、さらには高めることができ物忘れも改善されます。
物忘れに関する神経伝達物質の中で記憶と学習にかかわっているのはアセチルコリンで、このアセチルコリンはコリンと酵素を原料にしてつくられています。
ビタミンB12は、アセチルコリンを活性化して神経伝達をスムーズに行う働きをもっています。
また、アルツハイマー認知症の患者の脳脊髄中にはビタミンB12が少ないことが確認されています。
 
老人の認知症の3割~5割を占めるアルツハイマー病の場合は、脳細胞が萎縮する病気です。
この萎縮を食い止めるためには、脳細胞を生成するためのタンパク合成、核酸(DNA)合成が順調に行われる必要があるのです。
ビタミンB12は、脳細胞のタンパクと核酸(DNA)の生合成を司っています。
新しい核酸、タンパク質が生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わります。
その結果若さにもつながると考えられます。
 
ビタミンB12について?
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