一瞬で空気を変える、人生を変える「言い方」【3.笑顔で】【4.抑揚をつける】

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一瞬で空気を変える、人生を変える「言い方」【3.笑顔で】【4.抑揚をつける】
 
3. 笑顔で
 
イライラしている時や、極度なプレッシャーを感じている時などに、特に実践していただきたい方法です。
 
笑顔で話すと、副交感神経の働きが盛んになり、自律神経のバランスが整います
 
いろいろな表情をしたときの自律神経の状態を計測、比較するという実験をしたところ、笑顔を作ると副交感神経が上がるという結果を得ました。
心からの笑顔はもちろん、作り笑いでも口角を上げるだけで、同様の結果を得ています。
 
逆に、怒ると副交感神経がガクンと下がります。
血液もドロドロになり、重大な健康被害を招きかねません。
作り笑顔でもいいので、口角を上げて話すことを意識してみてください
そうすれば、パフォーマンスは、どんどん高まっていくことでしょう。
 
 また、この方法は、自分ばかりではなく相手の自律神経を整えるのにも効果的です。
 
 医師として、日々多くの患者さんと接していますが、「医者が笑顔でいると、患者さんの治りがよくなる」ということを実感しています。
 
 医師の仕事は、検査や薬の処方、手術など、直接的に治療することだけではありません。
患者さんの不安を取り除き、自律神経を整えることによって、治りやすい状態に導くという間接的な働きかけも、治療のうちです。
 
 患者さんは、たいてい深刻な顔して診察室に入ってきます。
自分の体がどうなってしまうのか不安でいっぱいなので、自律神経も乱れています。
ですから医師として、まずは自分が笑顔を作ることによって、自分と相手の自律神経を整えることを大切にしています
人の体はとても敏感で繊細です。
こちらが笑顔で接すれば、相手も笑顔になり、相手の乱れた自律神経は整います。
実際、軽い症状の患者さんであれば、笑顔で接し、相手の不安を取り除くような言い方をするだけで、自律神経のバランスが整い、快方に向かいます。
あなたの周りにいる、人を元気にしたり癒やしたりできる人も、きっといつも笑顔で話しているはずです。
 
4. 抑揚をつける
 
  一瞬で空気を変えたい場面といえば、自分が劣勢なときだと思います。
ミスをとがめられたり、交渉の分が悪かったりする場合は、平坦な言い方ではなく、抑揚をつけた言い方をするのがベターです。
もし、相手がカッカして怒鳴りつけてきたら、「ほんと~に、申し訳、ありませんっ!」というように、少し大げさなくらい感情をこめて言ってみてください
ただし、あくまでも客観的に。
演じることが大切です。
心から言葉を発するのはいいことですが、入りこみすぎて自分を見失うと、自律神経のバランスが乱れてしまい、言い方を誤ってしまいます。
少し離れたところで相手と自分を眺めているようなイメージで、自分の言い方や相手の表情を観察しましょう。
 
とはいえ、通常の会話においては、それほど抑揚を意識する必要はありません。
相手も自分も自律神経のバランスが整っている状態なら、「言い方」を強く意識しなくても、失敗はほとんどないからです。
あまり難しく考える必要はないので、空気を変えたい、ここぞという場合には、抑揚を意識してみてください。
「自律神経を整える 人生で一番役に立つ「言い方」 より」
 
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新しい生活パターンへの対応、とくに人間関係の変化は想像以上に心身への影響が大きい。
気分が落ち込んだり一時的にうつ状態になってしまうこともあります。
とはいえ、そのうちに治ってしまうことが多いので、うつ状態でも必ずしも病気とは言えません。
しかし、落ち込みの程度が重い時や、落ち込みが長引いてしまうと、人の意欲は奪われて行動にも影響を及ぼします。
 
私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。
この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。
セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。
 
脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。
イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。
 
ビタミンB12は水溶性と脂溶性という特徴を併せ持つため体の隅々にまでいきわたりさまざまな働きをします。
細胞の生成にとって重要な核酸(DNA)・たんぱく質の合成や末梢神経(手足)、 中枢神経(頭)、認知機能に関わりがあるため、健康維持に無くてはならない栄養素なのです。
細胞が入れ替わることにより若さにもつながると考えられます。
また、ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると動脈硬化の原因物質 (ホモシステイン活性酸素)が増えるといわれています。
 
ビタミンB12の働き
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