カフェインの力を借りて、仕事をこなしている人は要注意

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カフェインの力を借りて、仕事をこなしている人は要注意 
 
エナジードリンク」「栄養ドリンク」の名前にだまされるな!
 
 2015年の年末、あるショッキングなニュースが流れました。
それは、九州地方に住んでいた20代の男性が、カフェインを大量に摂取していたことが原因で亡くなっていたという事件。
その男性は日常的に「エナジードリンク」と言われるカフェイン入りの飲料を飲んでいて、ときにはカフェインの錠剤も併用していたそうです。
 
 コーヒーなど身近な飲み物にも含まれるカフェインの過剰摂取が原因で、しかも20代という若い男性が突然亡くなってしまったことに驚いた方も多かったはずです。
 
 確かにカフェインには、脳を刺激して眠気を覚ましたり、頭をスッキリさせたりする効果があります。
そのためエナジードリンクのほか、いわゆる「栄養ドリンク」の多くにもカフェインが配合されていて、飲むと疲れが取れたように、集中力ややる気が高まったように感じます。
コーヒーを飲むと同じような感覚が得られるという人も少なくないでしょう。
 
 しかし、これはあくまでも一時的な効果で、錯覚のようなものなのです。
カフェインによって体の疲れがなくなったり、健康になったりしたわけではありません。
 
亡くなった男性の例からもわかる通り、カフェインの摂り過ぎは、エネルギーや栄養になるどころか、病気の種をまいていることになります。
結果、いくら若くても、突然、亡くなってしまう場合があるのです。
 
カフェインの力を借りて、仕事をこなしている人は要注意
 
とくに危険なのは、エナジードリンクやコーヒーを飲まずに仕事ができないという人でしょう。
 
カフェイン中毒で亡くなった男性は、毎日、24時間営業のガソリンスタンドで深夜から早朝までの勤務。
帰宅後は夕方まで起き、その後に寝て出勤する毎日だったそうです。
エナジードリンクで疲れた体にムチを入れて、なんとか仕事をこなしていたのでしょう。
そうやって無理を重ねたことも、寿命を縮める原因になったと考えられます。
 
多忙なビジネスパーソンのなかには、同じように疲れやストレスをコーヒーやカフェイン入りのドリンクでごまかしながら働いている人も少なくないのではないでしょうか。
自覚はなかったとしても、「仕事中は、何杯もコーヒーを飲んでしまう」「毎日のようにエナジードリンクを飲んでいる」という人は、立派なカフェイン依存になっていると思います。
なかでも、カフェインを摂っても1時間もしないうちに集中力が落ちてしまうという人は要注意。
すでに体は悲鳴を上げているかもしれません。
 
カフェインが直接の死因にならなくても、病気を誘発する可能性が大です。
毎日たくさんのカフェインを摂り続けて体を酷使すれば、内臓や血管などが徐々にむしばまれていきます。
放っておけば、ある日突然、命を落とす結果になりかねないのです。
「強い血管をつくれば健康になる! より」
 
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動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)に動脈硬化が見られるようになります。
 
近年、動脈硬化の原因として新しく注目されているものに、ホモシステインというものがあります。
虚血性心疾患である心筋梗塞の発作を起こした人の2割程度にしか高コレステロール血症が見られないことから、これまで長い間、コレステロール以外に動脈硬化の原因となるものがあるのではないかと考えられていました。
そうして、ホモシステインがそのひとつの原因だと注目を集めるようになりました。
このホモシステインが動脈の壁に沈着すると、酸化される過程で血栓を引き起こし、血管を傷害して動脈硬化を引き起こすのです。
ホモシステインLDLと一緒になり血管壁にコレステロールを沈着させます。
また活性酸素と一緒になり、脂肪やLDLの過酸化、血管内皮細胞や血管の平滑筋の異常を引き起こします。
その結果、動脈硬化心筋梗塞脳梗塞になるのです。
 
ビタミンB1やB6、葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることがわかっています。
また、ビタミンB12は、脳の萎縮を食い止めるために重要な脳細胞のタンパクと核酸(DNA)の生合成を司っています。
新しい核酸、タンパク質が生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わります。
その結果若さにもつながると考えられます。
 
ビタミンB12について?
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