ストレス解消法がない人は、潜病候補

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ストレス解消法がない人は、潜病候補 
 
 血管を詰まらせ、突然死を引き起こすほか、さまざまな不調の原因になる潜病ですが、発症する人にはいくつかの傾向があることも知っておきましょう。
 
まず、当然ながら、ストレスの多い生活をしている人です。
 
これまで説明してきた通り、副腎を疲れさせるもっとも大きな要因はストレスです。
責任の重いポストでプレッシャーの多い仕事をこなしている人、毎日夜遅くまで残業しなくてはならず心身ともに疲れている人、上司と部下の板挟みになり胃の痛い毎日を過ごしている人など、とにかく、毎日強いストレスを受けている人は、たくさんの抗ストレスホルモンをつくり出さなくてはならないので、副腎がどんどん疲労していきます。
つまり、バリバリ働くビジネスパーソンほど、潜病になりやすいということです。
 
とくに「仕事が趣味」「仕事以外に夢中になれるものがない」という人ほど、副腎に負担がかかりますから、潜病になるリスクは高くなります。
ストレスは誰にでもあるものですから、うまく解消して、副腎を休ませてあげる必要があります。
 
ストレス対策を体の機能だけにまかせていたら、ストレスの多い現代社会では、潜病は避けられません。
 
また、体にストレスになるのは、精神的なものばかりではありません。
体の毒になるようなものが体内に入ってくれば、それもストレスとなって副腎の負担になります。
「喫煙」「大量の飲酒」「睡眠不足」といった生活習慣がある人は、副腎を弱らせ、潜病になりやすくなります。
 
※健康と未病の間にも、「症状はないけれども、健康でもない」という盲目のステージが隠されているのです。
ここではそれを「潜病(せんびょう)」と呼んでいます。
たとえば、突然死の原因になる心臓の病気ですが、ある日突然心臓が悪くなって病気になることはありません。
突然死するくらい悪くなっていたということは、その何年も前から心臓は悲鳴を上げていたはず。
それが潜病の段階です。
しかし、自覚症状もなく、当然、病気とは診断されないため、自分が潜病であると気付く人はほとんどいません。
「強い血管をつくれば健康になる! より」
 
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私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。
この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。
セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。
仕事がたまっていたり、疲れていたりするときに、自分の思いどおりに物事が進まないと、イライラしやすくなります。
また、つねにイライラしやすく、状況によってキレやすくなるという人もいます。
こうしたイライラの原因は、脳の神経を伝達する機能の低下によって、脳の緊張・興奮状態が過剰になっているのではないかと考えられています。
 
脳を酷使するときには、たくさんのビタミンB群が消費されています。
B群は脳の働きに重要な役割を担っているのです。
糖質を分解するB1が不足すると、脳のエネルギーが不足し、とたんに頭が回らない状態になります。
また、脳の神経伝達物質の合成すべての段階に関わっています。
神経の働きを整えたり、傷んだ神経を補修したり、タンパク質をドーパミンセロトニンといった神経伝達物質に作り替えるなど、「脳力向上」のためにもB群は欠かすことができないのです。
 
また、ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
また、脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。
 
ビタミンB12について?
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