潜病や突然死を引き起こす、副腎疲労
ストレスフルな生活で、副腎機能が低下
次から次へとストレスが降りかかってくるような生活をしていると、副腎の機能が追い付かなくなって体は潜病状態になるのです。
すると、血管に異常が起こります。
通常、抗ストレスホルモンは朝にもっとも多く出て、夜に向けて徐々に減っていきます。
しかし過度なストレスがかかると、副腎はそれに対抗するため、一日中、大量の抗ストレスホルモンを分泌するようになります。
ところがそれでもストレスを処理できず、副腎はどんどん疲労してうまく抗ストレスホルモンをつくれなくなる。
最終的に疲労困憊した副腎は、とうとう抗ストレスホルモンをほとんど分泌できなくなるのです。
その間、ストレスを受け続ける血管は、緊張状態を強いられることになり、どんどん弱っていきます。
そしてあるとき限界に達した血管は、突然けいれんを起こして、キュッと収縮し、詰まってしまいます。
潜病や突然死を引き起こす、副腎疲労
一方、日本ではまだまだ一般的ではなく、実は日本の医者の約9割は副腎疲労の知識を持っていない状態です。
そのため副腎疲労の予防法・治療法を教えてくれる医者はほとんどいません。
また、自覚症状のないまま進行するため、気付かれにくいという側面もあるのです。
過剰なストレスを受けても、副腎は頑張って抗ストレスホルモンを分泌し続けます。
一時は、通常よりも多くの抗ストレスホルモンを分泌するため、精力的に仕事もこなせますし、疲労も感じにくく、副腎が疲れていると気付く人はほとんどいないでしょう。
しかし、実際のところ副腎はてんやわんやで、爆発寸前です。
そのまま酷使すれば、潜病から突然死へと続く「デス・ロード」を突っ走ることになります。
「自分はストレスに強いほうだから」
「ストレスを感じたことがない」
なんて人は要注意。
この世の中にストレスがない人はいません。
ストレスに無自覚な人、自分なりのストレス解消法がない人は、すでに副腎が疲労して潜病になっているかもしれません。
※健康と未病の間にも、「症状はないけれども、健康でもない」という盲目のステージが隠されているのです。
ここではそれを「潜病(せんびょう)」と呼んでいます。
たとえば、突然死の原因になる心臓の病気ですが、ある日突然心臓が悪くなって病気になることはありません。
突然死するくらい悪くなっていたということは、その何年も前から心臓は悲鳴を上げていたはず。
それが潜病の段階です。
しかし、自覚症状もなく、当然、病気とは診断されないため、自分が潜病であると気付く人はほとんどいません。
「強い血管をつくれば健康になる! より」
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最近、電車の中でキレる人を見かけます。
少し前までは、電車の中で暴れるのは酔っぱらいか、普段から暴力的な人と相場が決まっていました。
でも、最近は違ってきています。
しかも、普段はおとなしく、礼儀正しい人なのに、ついカッとしてキレてしまったという人がとても多いのです。
受けたストレスをコントロールすることができず、感情を爆発させ、普段では決してしないような行動をとってしまう、これがいわゆる「キレる」という状態です。
この「キレる」という行為、原因を簡単に言うと、「ストレス」です。
これはまさに「セロトニン神経」の機能低下が原因だと考えています。
セロトニンは脳に静かな覚醒をもたらします。
これは別の言い方をすれば「平常心」をもたらすということでもあります。
平常心を保つというのは、脳の切り換えがスムーズに行われ、どこも暴走も興奮もしていない状態のまま、スムーズに働いているということです。
セロトニン神経の機能が低下すると、感情や精神状態を普段の冷静な状態にキープすることが難しくなることは充分に推測できます。
そしてこのことは、キレる人が朝の満員電車よりも、夜の帰宅時に多いということからも証明されます。
脳を酷使するときには、たくさんのビタミンB群が消費されています。
B群は脳の働きに重要な役割を担っているのです。
8種類すべてが互いに協力しあって体のエネルギーを生み出す働きに関わっているため、一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。
ビタミンB12について?
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