夏はこまめに水分補給を! 脳梗塞の予防

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不整脈の一つ〈心房細動〉が夏に脳梗塞の原因を作るお話です。
〈心房細動〉があると心臓の中で血栓ができやすく、血栓がはがれて脳に流れ、脳梗塞を発症する恐れがあります。
〈心房細動〉が夏に気をつけなければならない不整脈と言うのは、脱水になりやすく、脱水によって血が濃くなりやすいからです。

かつては脳卒中と言えば脳出血が3分の2を占め、脳出血は冬に多く発症し、気温が高く血圧が比較的安定する夏には減る傾向があり、「脳卒中は冬の病気」といわれてきました。
しかし、近年は高血圧治療が定着したおかげで比率は逆転。
現在では70%以上が脳梗塞で、食生活の欧米化に伴い30年間で3倍以上に増加しています。
いまや脳卒中は、夏場にも注意すべき病気なのです。

脳梗塞には、血管そのものが動脈硬化などで 閉塞(へいそく)する「脳血栓」と、心臓など他の部位から血栓が飛んでくる「脳塞栓(そくせん)」の2つに大分されます。
「脳塞栓の多くは不整脈が原因となるが、脱水状態では心臓内にも血栓ができやすくなる」と言います。

では対策・予防はと言うと、心房細動の原因を取り除くことと水分補給です。

心房細動の原因には高血圧、糖尿病、弁膜症、冠動脈疾患、高齢等があります。
原因を治せば心房細動も治りやすいのですが、原因を完全に治すのはむずかしいのです。
例えば高齢化は止められないし、心臓病を長く患っていると心臓に傷みが残っていることも治りにくい原因です。
しかし、早期なら半分以上の人は治ります。ストレスが原因の場合は、ストレスが無くなっても一度起きると続くこともあります。
心房細動の原因によっては、脳梗塞を起こしやすい人とそうでない人とがあります。
脳梗塞を起こしやすい人は心臓病で心臓の動きが悪い人や、弁膜症、心筋症、心肥大などがある人で、これらの疾患をもつ人にはワーファリンを使い、そうでない人にはアスピリンを使って脳梗塞を予防します。

水分補給の注意点としてはガブ飲みは避けて、こまめに水分の補給を計ることです。
ガブ飲みは夏ばてを引き起こします。

この文章はWEB上の次の記事をもとに作成しました。
http://www.shinshinkai.net/watashitachi/1_4.htm 
http://www.yukan-fuji.com/archives/2006/08/post_6641.html 

関連URL http://www.endokoro.com/