放置すれば糖尿病・腎臓病の危険も高まる

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放置すれば糖尿病・腎臓病の危険も高まる

ここに注意しましょう
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1. 糖尿病は高血圧と合併しやすい病気なので、毎日の食事など生活習慣に要注意。
2. 高血圧が長期的に続くと、腎臓にまで影響が出ます。腎硬化症や腎不全になることも。

★高血圧と糖尿病はこうして悪循環を繰り返す
糖尿病は、インスリンの働きが弱くなって、血液中にブドウ糖が増える病気です。

高血圧の人は、正常血圧の人に比べて2~3倍、糖尿病になりやすいといわれています。また、日本では糖尿病のある人の半分は高血圧を合併しているといわれます。

糖尿病と高血圧を合併している人が脳卒中心筋梗塞で亡くなる確率は、どちらも持っていない人と比べて、6~7倍も高まります。
そのため、高血圧が軽症でも、糖尿病があれば高リスクとされ、降圧目標も低く設定されています。

糖尿病の初期には、ほとんど自覚症状がありません。糖尿病の自覚症状とされるのどの渇き、疲労感、尿量の増加などは、重症になってはじめて表われます。

糖尿病の怖いところは、合併症が起こって、失明や手足の切断などの恐れも出てくることです。
糖尿病と高血圧が合併していると、合併症がさらに起こりやすくなります。

<糖尿病は少しずつ合併症を引き起こす>
「症状がないから」と油断していると、怖い合併症が起こる。また、傷が化膿しやすくなり、足を切断なんてことも・・・。
糖尿病の三大合併症
・ 糖尿病性網膜症
・ 糖尿病性腎症
・ 糖尿病性神経障害

<糖尿病と高血圧が合併すると、動脈効果が進みやすくなる>
糖尿病と高血圧の合併症
血液中にブドウ糖が増えると、血液の粘度が高くなるため、血圧が上がり、動脈硬化がさらに進む。
そのため、脳卒中心筋梗塞の危険が6~7倍になる。

★高血圧が続くと腎硬化症から腎不全が起こる
腎臓は、水分とナトリウムをろ過して排せつする、血圧と大変関係の深い臓器です。
本態性高血圧は、腎機能の低下が発症にかかわっているのではないか、とも考えられています。
二次性高血圧でも、腎臓病が原因のものは最も多く、高血圧全体の2~5%を占めています。

高血圧によって腎臓の細動脈に動脈硬化が起こると、血液の流れが悪くなって、水分やナトリウムをろ過しにくくなります。
この状態を続けていると、腎臓が硬く小さくなって、腎硬化症が起こります。

さらに進むと、腎不全に陥り、体の老廃物や余分なナトリウムなどを取り除くために、人工透析が必要になります。

<高血圧が続くと、腎硬化症から腎不全が起こる>
高血圧によって糸球体の入り口の血管に動脈硬化が起こる。⇒血流が悪くなって、水分やナトリウムをろ過しにくくなる⇒血圧が上がる⇒腎硬化症(腎臓が硬く小さくなる)⇒血圧がさらに上がる⇒腎不全が起こる
※ 糸球体は片方の腎臓に約100万個ある毛細血管でできた臓器。血液は糸球体でろ過される。
「こんなに怖い!高血圧より」

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