ファイトケミカル

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ファイトケミカル

数年前、動脈硬化を予防する効果があると、赤ワインがブームになりました。
また、目によい果物として、ブルーベリーが人気になりました。
これらの食品には、ファイトケミカルと総称される成分が含まれています。

植物にはビタミンやミネラルが豊富ですが、それとは別に体内で有効な働きをする物質が含まれています。
それがわかったのが1980年以降で、その物質を総称してファイトケミカルと呼んでいます。

植物の体内には、日光の害や害虫の毒などから身を守るための物質があります。
トマトの赤い色、ニンジンやオレンジの黄色、ブロッコリーの緑色、ブドウの赤紫色など、野菜や果物に含まれる色素成分がファイトケミカルの正体です。
一般に、ファイトケミカルは植物の色や香りのもとになっています。

ファイトケミカルの多くは、活性酸素を中和する抗酸化物質として植物の体内で働いていますが、
人間が摂取しても同様の働きが期待できます。
活性酸素は、細胞の遺伝子を傷つけて、細胞をがん化させるほか、動脈硬化白内障をはじめさまざまな病気や老化の引き金になると考えられています。

活性酸素を抑制する働きがあるとわかって、ファイトケミカルは重要な物質であると認識されるようになりました。
また、抗酸化作用の面から特に、がんを予防したり改善したりする栄養素として注目されています。

ファイトケミカルは広く植物に含まれますが、次のグループに分類できます。

カロチノイド系ファイトケミカル
ベータカロチンなど、600種類以上が発見されています。トマト、ニンジン、カボチャなどの緑黄色野菜や柿、プルーン、パパイアなどの果物に多く含まれます。

フラボノイド系ファイトケミカル
4000種類以上、発見されています。ほとんどの植物に含まれ、赤ワインのポリフェノールや緑茶のカテキンもこのグループに属します。

ファイトエストロゲン
代表的なものに大豆のイソフラボン類やゴマのリグナンがあります。人の体内で女性ホルモンのエストロゲンと似た働きをするので、更年期障害骨粗鬆症の予防に役立ちます。

刺激臭成分
ネギ、タマネギ、ニンニク、ニラなどに含まれるイオウ化合物の硫化アリルなどの成分です。血液を固まりにくくして、動脈硬化を予防する働きがあります。ニンニクのアリシンはよく知られています。

以上簡単に紹介しましたが、このようにファイトケミカルには抗酸化作用以外にもさまざまな作用があります。
そして、それらは生活習慣病の予防に役立ちます。
フラボノイド系ファイトケミカルは、動脈硬化や心臓病の予防に役立ちます。
大豆のイソフラボンは、乳がんの予防に役立つと考えられています。

ファイトケミカルは、ありとあらゆる植物に含まれています。
生活習慣病の予防のためには、なるべく多くの種類の野菜や果物を食べるようにすると有効です。
また、栄養補助食品として製品化されているものもあり、特定の目的がある場合、それを利用するほうが効果的なこともあります。
(生活習慣病にならない方法 より)

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