なぜ「低体温」になってしまうのでしょう?

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なぜ「低体温」になってしまうのでしょう?

そもそもの原因は「ストレス」です。

現代社会はストレス社会ともいわれるように、私たちは日々多くのストレスを感じながら生活しています。

ストレスには、身体的ストレス、精神的ストレス、環境ストレスなどいろいろなものがありますが、大きく分けると一過性の「小さなストレス」と、慢性的に続く「大きなストレス」に分けることができます。

でも、私たちの体には、そうしたストレスに対処し、健康を保つための機能が二つ備わっています。

一つは自律神経のバランスです。

私たち人間の体は、「交感神経」と「副交感神経」という二つの自律神経が交互に体を支配することでバランスをとっています。

たとえば、働いているときや運動をしているときなど、アグレッシブに活動しているとき、体は交感神経の支配下にあります。
逆に、寝ているときやリラックスしているときは、副交感神経が支配しています。
そして、私たちの体をさまざまな病気から守ってくれている免疫システムも、この自律神経のバランスのもとで機能するようにプログラムされているのです。

自律神経のバランスが、バイ菌やウイルスなど体の外側から侵入してきたストレスから体を守る免疫系システムを司っているのに対し、もう一つの機能は、体を構成している細胞が受けたダメージ、つまり体の内側で生じるストレスに対して働きます。

これがホルモンバランスです。

このホルモンバランスが司っているのは、「副腎」という腎臓の上にちょこんと載っている、おにぎり型の小さな目立たない臓器です。
腎臓のそばにあるので「副腎」という名がついていますが、これは腎臓の機能を補佐するための臓器ではありません。
副腎は、細胞がダメージを受けたとき、「コルチゾール」というホルモンを出すことで、細胞のダメージを回復させるという役割を担っています。

このように「免疫系」と「ホルモン系」、二つの機能が働くことで、私たちの体はさまざまなストレスから身を守っているのです。

この二つの機能が正常に働いていれば、私たちは健康を維持することができます。

でも、その機能にもやはり限界はあります。
大きなストレスが長期間続くと、交感神経または副交感神経が過剰に緊張し、自律神経のバランスが崩れてしまいます。
同様に副腎も、大きなストレスが長期間続くと、疲弊してコルチゾールを出せなくなってしまいます。

自律神経のバランスが崩れると、血液の流れが悪くなり、血流障害から低体温になります。
同様にホルモンバランスが崩れると、細胞の回復が遅くなり、細胞自体のエネルギーが低下するので、やはり低体温になります。

ですから「体温」は、これらの機能が正常に働いているかどうかを知る、もっともよい指針といえるのです。

ごくかんたんにいえば、体温が正常なら、免疫システムもホルモンの分泌も正常、発熱といわれるほど体温が高い状態は、体内に起きた異常を正常化するために免疫システムが稼動している状態、そして反対に低体温は、免疫システムの能力が低下するとともに、ホルモンの分泌に異常をきたしている状態ということです。
「体温を上げると健康になる より」

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第二次世界大戦後、アメリカの月刊誌『リーダーズダイジェスト』に”赤いビタミン(ビタミンB12)が悪性貧血の患者の命を救う特効薬だ”との解説文が掲載されました。
その頃から、ビタミンB12は世界的に研究者の注目を集め、それに関連した研究(その合成法など)には、いくつものノーベル賞が与えられました。
そして、多くの研究者による努力の結果、ビタミンB12は、悪性貧血のみならず、神経系や内分泌系にも効果があることが明らかになったのです。

ビタミンB12によって脳の血流が活発になり、それにより脳の隅々まで栄養が行き届くようになり、死滅していた細胞が再生されるということが言われるようになりました。

食べ物に含まれるビタミンB12は、そのままの形では吸収されません。
胃から分泌された内因子と結合する必要があるのです。
このために胃を切除した人では、ビタミンB12が欠乏して貧血をおこすことがあります。

また、現在60歳以上の人の20パーセントでビタミンB12の欠乏が見られます。
これは歳をとると胃の機能が低下し、内因子の分泌が低下するからです。
血液検査では見つけられないような軽度のビタミンB12の欠乏でも、認知症に似た神経異常を引きおこすことがあります。
とくに高齢者では、ビタミンB12の値が基準値の範囲にあっても、それが下限値の場合には、記憶障害をおこすことが知られています。
近年、日本人の死因の上位占めているガン・心筋梗塞・脳血管系の疾患、そして高血圧症などの生活習慣病の多くは、戦後、日本人の食生活が欧米化し、動物性食品を多くとるようになったことに起因すると言われています。
長寿のためには、動物性食品を控えた方が良いという事ですが、一方では動物性食品を摂らないことからビタミンB12を摂取できなくなる恐れがでてきます。ビタミンB12を摂取できないことで、脳のビタミンとしての作用が欠落してしまうという深刻な問題も起きています。

ビタミンB12は、肉や魚介類、卵、乳類などの動物性食品には多く含まれますが、原則として植物性食品には含まれませんが、例外的に、納豆やみそなど発酵食品、のりなどの海藻に含まれます。

脳と神経の修復・再生のビタミンB12
http://www.endokoro.com/
http://www.endokoro.jp/
子供たちの脳・創造力・学力向上のためのビタミンB12
http://www.endokoro.jp/libra_g.html