悩んでいるのは「わたし」ではない!

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悩んでいるのは「わたし」ではない!
 
不況が、さらに深刻化しているような現在の状況にあっては、リストラの不安に苛まれる人が、ますますふえてきます。
 
そのように不安が、日常いつもつづくようになると、私たちの脳の帯状回は、たえず刺激されている状態になり、不安のソフトが開いてしまうことになります。
 
こういうときは、多少強引にでも「別のソフト」を開くことがベストです。
もともと不安のソフトが開くのは、帯状回で無理して同じことを考えつづけるためでした。
だから、こんなときこそ、別のことに考えを移すとよいでしょう。
 
不安や恐怖がわいてきたら、
「これは自分ではない。自分の脳の帯状回の調子が悪いから、こういう不安のソフトが開いているだけなのだ。このソフトは直すことができるから、だいじょうぶ」
と、自分に言い聞かせて下さい。
そのとき、
「今、言い聞かせているこの自分と、不安をおぼえ、恐怖している自分とは違うのだ」と、知ることです。
「言い聞かせている自分」こそ、主人公であるあなたです。
そして不安を感じて恐怖しているのは、「不安のソフト」が画面上に映し出している「ニセモノ」のあなたです。
それは画面上の一時的な働きに過ぎません。
それは間違ったソフトが映し出すエラーの映像なのです。
本当のあなたではありません。
 
そしてこのとき、別のことに関心を移してみましょう。
趣味のことを考えてみる、カラダを動かしてみる、好きな人や大事な人のことを考えてみる……などです。
 
このとき、まだ不安がつきまとってきたら、
「わたしは、決してこのソフトの言うことなんか聞くものか!」
と、決意を固めて断言することです。
そして好きなことに、自分の時間をついやすことです。
そして、
「この方法で成功するのだ」
と心に決めましょう。
ところが、敵もさる者で、心の奥の闇から、
「おい、こんなことしててどうなるんだ。あの心配ごとを考えなきゃ」
とささやいてきます。
でも、これに乗ってはいけません。
これは壊れたソフトの声なのです。
この声を断固として否定し、
「今までと同じだったら、また不安の声に負けてしまう。もう声には負けない」
 
と反論し、一歩、前進しましょう。
「思いを変える」ことは「ソフトを替える」ことです。
あなたは、別のソフト、喜びのソフトをクリックするのです。
そのためには、自分にポジティブな言葉をかけてあげましょう。
「病気にならない血液と脳をつくる より」
 
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仕事がたまっていたり、疲れていたりするときに、自分の思いどおりに物事が進まないと、イライラしやすくなります。
また、つねにイライラしやすく、状況によってキレやすくなるという人もいます。
こうしたイライラの原因は、脳の神経を伝達する機能の低下によって、脳の緊張・興奮状態が過剰になっているのではないかと考えられています。

脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。
それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。
しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。

イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。

それらの成分が不足する背景には、朝食を抜くといった欠食や、栄養のバランスの悪さなどが考えられます。
忙しいからと食事をぬいていないか、好きなものばかり食べて偏食をしていないかなど、自分の日頃の食生活をふり返り、食事リズムと栄養バランスを改善していくことが大事です。

<ビタミンB12の働き>
・新しい細胞を作り、壊れた細胞を修復する働き。
・神経の壊れた部分を修復する働き。
・伝達物質を作る働き。
・免疫を正常にする働き。
・脳の詰まったところをかき出す働き。
・血流をよくする働き。
このような様々なはたらきがあります。
また、ビタミンB12は大量かつ配合によって効果的に働きます。
 
脳の萎縮を防止するには、脳細胞の蛋白合成、核酸合成が順調に行われることが好ましいのです。
ビタミンB12は、蛋白合成、核酸合成の両方に役立っていることがわかっています。
 
ニューロン同士が情報伝達を行うこと、つまり神経機能的連絡を行うためには、新経路の交差点ともいうべきものが必要であり、この交差点をシナプスと言います。
 
このシナプスは、歳をとっても増加し、より成熟した結合が進行するとされています。
熟年の人達が正確で、いろいろな状況下で“成熟した”判断を行い、好ましい結果を得ることができるのは、そのためであろうと思います。
 
高度の創造過程にも高密度のシナプス形成が必要と思われ、そのためには、それに必要な素材として神経系構成成分、つまり栄養成分が必要なことは当然で、また、その構築作業のための酵素、そしてそれを補佐する補酵素的ビタミンも必要となります。
その中でも重要なものがビタミンB12であります。
 
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