朝日を拝むと脳内物質セロトニンが増える

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朝日を拝むと脳内物質セロトニンが増える
 
昔、自然がもっと身近に感じられていた時代、日の出や日没の太陽をよく拝む習慣がありました。
太陽は稲作民族にとって、秋の豊作を保証してくれる神でもあったのです。
 
実は、日の出や日の入りを眺めたり、夜空に輝く星、遠くの高い山などを見ることで、脳がリラックスして活性化することが大脳生理学的にもわかっています。
ですから、遠い風景や空を流れる雲などを見上げることが、脳の老化防止にも大変重要になってくるのです。
 
インターネットやケータイ使用などによる慢性的疲労から、脳細胞や視神経を開放してやるためにも、日の出や夕焼け空、海などを眺めることは有効なのです。
 
長寿村へ行きますと、お日さまが昇る頃に起床して、小汗をかく程度に家の近くを散歩し、日の出を拝む習慣を身につけている方が少なくありません。
 
朝日を全身に浴びてから1日をスタートさせるような生活パターンの長寿者ですと、頭の回転をよくする脳内物質が盛んに分泌され、脳の機能も向上することが判明しています。
その脳内物質こそハピネス・ホルモンと呼ばれるセロトニンで、太陽の朝の光を浴びることによって増えることがわかっているのです。
セロトニンは免疫力を高めたり、物忘れ防止にも役立つそうです。
「長寿食365日 より」
 
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脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。
それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。
しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。
イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
 
ビタミンB12とは…?
 
ビタミンB12の研究初期は、ビタミンB12といえば悪性貧血、悪性貧血といえばビタミンB12といわれました。
しかし、現在のビタミンB12は、神経ビタミンとしての認識が一般的となっています。
末梢神経の不調 ―手足の痺れ・麻痺・痛みなど― はもちろん、中枢神経 ―脳・脊髄― の機能低下にも有効であることが明らかになっています。
 
近年、日本人の死因の上位占めているガン・心筋梗塞・脳血管系の疾患、そして高血圧症などの生活習慣病の多くは、戦後、日本人の食生活が欧米化し、動物性食品を多くとるようになったことに起因すると言われています。
 
長寿のためには、動物性食品を控えた方が良いという事ですが、動物性食品を摂らないことからビタミンB12を摂取できなくなる恐れがでてきます。
ビタミンB12を摂取できないことで、脳のビタミンとしての作用が欠落してしまうという深刻な問題も起きています。
 
ビタミンB12は、肉や魚介類、卵、乳類などの動物性食品には多く含まれますが、原則として植物性食品には含まれません。
植物性でも例外的に、納豆やみそなど発酵食品、のりなどの海藻に含まれます。
 
脳と神経の修復・再生のビタミンB12
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