脳の老化を予防するには認知症予防が何より大切

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脳の老化を予防するには認知症予防が何より大切

ちょっとした物忘れは誰にでも起こることです。
ふとしたきっかけで出てきたり、あとで思い出すことができれば、単なるど忘れなので心配する必要はありません。
記憶自体が消えているわけでなく、情報を呼び出すのに時間がかかっていたり、きちんと記憶が定着されていないだけなのです。

心配しないといけないのは、日常生活に支障が出るほどの物忘れ、神経細胞が急激に減って起こる認知症です。

認知症には、遺伝が関係するものもあるアルツハイマー病と、脳梗塞脳出血など血管性の疾患が原因で起こるものがあります。

アルツハイマー病はほとんどが65歳以降に発症します。
なかには40~60歳で起こるケースもありますが、若年性アルツハイマー病と呼ばれ、数%程度です。
アルツハイマー病を発症する人は、なりやすい遺伝子を持っているという危険因子がありますが、だからといってすべての人が発症するわけではありません。

血管性の認知症の原因となるのは動脈硬化です。
動脈硬化は、脳の血液の流れを悪くします。
すると、アルツハイマー病の要因となる老人斑と呼ばれるものが、結果的に増えてしまいます。
さらに老人斑は加齢とともに増えてきますし、脳血管には年をとると小さな梗塞ができてくることがあります。

加齢による脳の老化は避けられないことではありますが、食事や運動に気をつけて動脈硬化を予防すれば、そのスピードをゆるやかにすることができます。

脳の老化を予防するには、血液をサラサラにして動脈硬化の進行を防ぎ、運動などで全身の血流をよくして、脳に送られる血液の量を増やしたり、流れをよくしたりすることが大切です。
「40歳から『衰えない脳』をつくる 7つの習慣 より」

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≪ビタミンB12の老化防止効果≫
ビタミンB12は、悪性貧血等に優れた効果があることは以前から知られていましたが、最近、傷ついた神経繊維の修復や神経の伝達物質の合成に関与していることがわかってきました。

従来、一度死滅してしまった脳細胞は、再生不可能とされてきましたが、近時、ビタミンB12によって、再生されることがわかってきました。
それが、末梢神経障害や認知症の治療に有効である事から、俄然注目を浴びるようになってきました。

東京武蔵野病院 副院長 田中信夫先生によれば、認知症患者は血液中にビタミンB12が少なくなっています。
そこで、認知症患者にビタミンB12を投与すると、ボケ症状、特に感情障害、夜間せん妄、意欲、自発性の障害などの精神障害が軽快するケースが多くみられるとの事です。

今や人口の4人に1人が65歳以上という超高齢化社会を迎えるに至ったのは、医療技術が飛躍的に向上した結果ですが、残念ながら、脳に関する医学がそれに追いついていないことも事実でしょう。

老齢化が進むにつれて、感情の起伏が少なくなる、いわゆるボケ症状が見られるケースが増えています。

これは、脳が萎縮する為に起こることで、同じように老人認知症の3割~5割を占めるアルツハイマー症候群も、脳全体が萎縮して、大脳皮質に変化が起こることによります。

脳の萎縮を防止するためには、脳細胞の蛋白合成、核酸合成が順調に行なわれなければなりません。
ビタミンB12は、この蛋白合成と核酸合成の両方に役立っています。

ビタミンB12は大量かつ配合によって効果的に働きます。
ビタミンB12とは?
http://www.endokoro.com/
<参考記事>
http://www.endokoro.jp/blog/?page_id=173
http://www.endokoro.jp/blog/?page_id=2273