ストレスを受け流すには、まず朝のウォーキングを習慣にしよう

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ストレスを受け流すには、まず朝のウォーキングを習慣にしよう
 
ストレスを受け流すためには、セロトニン神経を活性化する生活を習慣づけることです。
 
セロトニン神経を活性化する基本は、太陽の光を浴びることとリズム運動をすることです。
 
もっともお勧めしたいのは、朝、太陽を浴びて、30分程度ウォーキングすることです。
早朝出勤前に疲れない程度にウォーキングするのがベストです。
 
毎日続けることが基本ですが、冬は、朝早い時間は寒くて億劫なものです。
冬場は明るくなるのも遅く、太陽の日差しが弱いので、そのぶん歩くことが大切で、できれば夏場よりは長く歩きたいものです。
 
なぜ30分程度なのかといえば、セロトニン神経を活性化するには、疲れない程度というのが大事なのです。
だらだらと1時間歩くよりも、1530分、集中して歩くのが効果的です。
ですから、周囲の景色を見ながらのんびり散歩するというのは、リラックスするにはいいのですが、セロトニン神経を活性化するには、あまり効果はありません。
 
同じ理由でセロトニン神経活性化の効果が薄いのは、スポーツクラブなどで目の前にテレビなどがマシンで、テレビを見ながら歩いたりジョギングすることです。
それはカロリーを消費してダイエット効果はありますが、いま歩いていること、走っていることに集中しなければセロトニン神経活性化には効果はないのです。
 
セロトニン神経活性化には、速足で歩く、軽くジョギングするなど、少しきつめの運動が集中できるので効果的なのです。
朝でも昼間でも太陽の光を浴びながら、速足で30分程度歩けばいいのです。
セロトニン神経が活性化されれば、疲労感はなく、気分がすっきりします。
 
毎日続けることで、セロトニン神経が活性化して、さらにその状態が維持されるようになります。
 
朝のウォーキングだけではなく、昼間、もう一度、外に出て太陽を浴びながら、530分、ウォーキングかジョギングをすれば、セロトニン神経の活性のためにはさらに効果的です。
室内で仕事をする時間が多い人は、昼休みに外に出て歩くことをお勧めします。
昼もう一度セロトニン神経を活性化すれば、午後からもセロトニンを下げずに仕事を続けることができます。
朝ウォーキングができなかった人には、なおさら必要です。
 
また、意識的に腹筋を使って呼吸を繰り返す呼吸法もリズム運動になるので、セロトニン神経の活性化には効果的です。
吐く息を長めにするように意識して、ゆっくりと呼吸に集中します。
頭の中で呼吸を数えれば自然に呼吸に集中できます。
オフィスでも、通勤途中の電車の中でも、ちょっとした合間を使って呼吸法をすれば、気分も切り替わるものです。
 
さらに手軽なのは噛むことです。
咀嚼もリズム運動なので、セロトニン神経の活性化のためには効果的です。
食事のときによく噛むのは、消化にいいだけでなく、セロトニン神経活性化にも効果があるのです。
また、ガムを噛むことでもいいのです。
大リーガーなどがガムを噛みながらプレーをしていますが、それによってセロトニン神経が活性化して落ち着いてプレーができるのです。
「心も脳も元気になるストレス整理術! より」
 
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私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。
この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。
セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。
 
神経伝達物質の材料になる成分を補うことが大切です
仕事がたまっていたり、疲れていたりするときに、自分の思いどおりに物事が進まないと、イライラしやすくなります。
また、つねにイライラしやすく、状況によってキレやすくなるという人もいます。
こうしたイライラの原因は、脳の神経を伝達する機能の低下によって、脳の緊張・興奮状態が過剰になっているのではないかと考えられています。

脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。
それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。
しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。
イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
 
◆ビタミンB12とは…?◆
ビタミンB12の研究初期は、ビタミンB12といえば悪性貧血、悪性貧血といえばビタミンB12といわれました。
しかし、現在のビタミンB12は、神経ビタミンとしての認識が一般的となっています。
末梢神経の不調 ―手足の痺れ・麻痺・痛みなど― はもちろん、中枢神経 ―脳・脊髄― の機能低下にも有効であることが明らかになっています。
 
近年、日本人の死因の上位占めているガン・心筋梗塞・脳血管系の疾患、そして高血圧症などの生活習慣病の多くは、戦後、日本人の食生活が欧米化し、動物性食品を多くとるようになったことに起因すると言われています。
 
長寿のためには、動物性食品を控えた方が良いという事ですが、動物性食品を摂らないことからビタミンB12を摂取できなくなる恐れがでてきます。
ビタミンB12を摂取できないことで、脳のビタミンとしての作用が欠落してしまうという深刻な問題も起きています。
 
ビタミンB12は、肉や魚介類、卵、乳類などの動物性食品には多く含まれますが、原則として植物性食品には含まれません。
植物性でも例外的に、納豆やみそなど発酵食品、のりなどの海藻に含まれます。
 
ビタミンB12は腸で吸収されます。
しかし、その前に胃の内因子と結合することで吸収される状態を作っているため、胃を切除している人などの場合は、胃の内因子なしで吸収されるために大量のビタミンB12を補給する必要があります。
胃の粘膜が萎縮している人や、胃の働きが弱い人も同様です。
 
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
また、脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。
 
ビタミンB12について