社会が動き出す前に「今日の課題」を分析する

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社会が動き出す前に「今日の課題」を分析する
 
大切なのは、朝起きたとき思考系を働かせるための材料を脳に入力しておくことです。
 
前日の夜寝る前に、明日の予定を確認したり、仕事で使う資料に目を通しておいたりすると、その情報が、翌朝、すっきりとした形で脳に残っているということが起こり得ます(寝ている間、脳は完全に休んでいるわけではなく、蓄えた情報の整理などを進めています)
その情報がもたらす意欲や緊迫感によって、覚醒水準が高まるということもある。
 
どちらかと言えば、寝起きの布団に中で、仕事のことなどを考えているうちに、意識がはっきりしてくるというパターンが多いようです。
 
時には、「今日の仕事は大変そうだ」と思ってしまうこともあるのですが、起きて最初にすることはその仕事ではありません。
明け方の空を観察したり、家の中を片付けたり、愛犬を散歩に連れて行ったりすることです。
その楽しみを実行したくなって、結局は気持ちよく目が覚めます。
 
 後は、足を動かして歩いたり、手を動かして作業をしたり、口を動かして挨拶をしたりして、脳をさらなる覚醒に向かわせていけばいいわけです。
 
覚醒水準が上ってくるにつれ、寝起きの頭では「大変そうだ」としか思えなかった仕事も、より冷静に分析できるようになり、たとえば、
 
「今日はこの点とこの点についてだけ成果を出せればいい。それくらいなら十分できそうだ」
 
という風に、実現可能な課題を見つけ出すことができて、「それをやろう」という意欲が起こりやすくなります。
冴えない脳で考えているために、実際以上に大変だと感じてしまっていることもあるのです。
 
早起きを定着するポイントとして、次のようなことを覚えておいて下さい。
 
●朝一定の時間に起きることは、脳の活動、特に感情の安定に効果をもたらす。
●昼間は日光を浴びて活動し、夜は暗い場所で安静にする。メリハリをつけよう。
●早起き自体の定着を目指すより、快い早朝の習慣をつくろうとする方が楽。
「脳から自分を変える12の秘訣 「やる気」と「自信」を取り戻す より」
 
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私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。
この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。
セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。
 
神経伝達物質の材料になる成分を補うことが大切です
仕事がたまっていたり、疲れていたりするときに、自分の思いどおりに物事が進まないと、イライラしやすくなります。
また、つねにイライラしやすく、状況によってキレやすくなるという人もいます。
こうしたイライラの原因は、脳の神経を伝達する機能の低下によって、脳の緊張・興奮状態が過剰になっているのではないかと考えられています。

脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。
それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。
しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。
イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
 
ビタミンB12は、肉や魚介類、卵、乳類などの動物性食品には多く含まれますが、原則として植物性食品には含まれません。
植物性でも例外的に、納豆やみそなど発酵食品、のりなどの海藻に含まれます。
 
ビタミンB12は腸で吸収されます。
しかし、その前に胃の内因子と結合することで吸収される状態を作っているため、胃を切除している人などの場合は、胃の内因子なしで吸収されるために大量のビタミンB12を補給する必要があります。
胃の粘膜が萎縮している人や、胃の働きが弱い人も同様です。
 
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
また、脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。
 
人間の体質改善は約3ヶ月程度が基準となっているため、続けなければ効果が得られません。
日常の生活習慣や生活環境を改善するとともに栄養面を改善することが大切です。
 
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